
タジキスタンからキルギスに入国した後、
進むべき道は二つあった。
一つはそのままキルギスを走りキルギスの首都ビシュケクへ向かうルート。
そして、もう一つは一旦中国へ抜け、大きく迂回してカザフスタンを経由してキルギスの首都ビシュケクへ向かうルート。
山がすでに雪だらけになっているっぽいキルギスをこのまま走り続けるのはキツイ・・・
という想い以上に、
オイラの興味は中国に惹かれてまして。
それに、タジキスタンのハード山道を耐えてくれた相棒のファニーバニーも、
これ以上の山道は勘弁して~と悲鳴をあげ始めたのか、連続パンクし始めちゃったし・・・
ということで、
昨日、中国に入国。
ちなみに、今回の中国はノービザで入国。
日本人はノービザでも15日間だけ中国に滞在できるのだ。

あ~、超久々の漢字標識の世界!
そして只今、新疆/ウイグル自治区のカシュガルという町に停滞中。

泊まっている宿<老城青年旅館>は、パミールを走り終えたチャリダーでいっぱい
あ~、なんかワクワクする。
久々のこの旅特有の浮ついたワクワク感。
うひょー、しばらくぶりの街だぜ。
っていうのもあるのですが・・・
いやぁ、中国だからってことで、
なんだか知らないけど、妙にテンションがあがっちゃってまして。
中国は初上陸なんだけど(香港だけは行ったことがあった)、
なんか、昔から知っている感じの妙な懐かしさがあったり、
(ジャッキー映画のおかげか?)
高圧的と聞いていたイミグレの職員や公安の人たちも、
意外とサバサバしてて、
国境での荷物検査は全部一品一品チェックされて
面倒だったけど、
アサラトとかパンデイロとかダラブッカとか
楽器を出すたびに妙に盛り上がってしまい、
なんだ、中国人もちゃんと接すればフレンドリーで面白いじゃん、
と、ホッとしたり

国境から140kmは自走できない地帯。そこからは走れるのだが・・・そのままタクシーでカシュガルへ
キルギスと中国との間のイルケシュタム国境が、
いろいろあって、今は自転車で自走させてくれない
ってことで乗せてもらったタクシーのおじさんが、
めっちゃいい人で、
お昼ご飯を奢ってもらったり、

めちゃウマ・マントゥの店でマントゥを奢ってもらっちゃった。
っていうのが、テンションがあがってる要因かな、
なんて思ってみたりしたのですが、
いやいや、
やっぱり、テンションがあがる最大の要因は、
なんといっても、
飯が超絶美味いってことっすわ。

中国のマントゥはやはり何かが違う。この美味しさの秘密を探りたい
これまでのチョイスが少なかった中央アジア料理とは違い、
中国に入った途端に、びっくりするくらい
食べ物のバリエーションが増えた。
町がいろんなものの匂いに溢れている感じが、
ホントに、もう、たまらない。
この匂いにひかれて、
昨日の晩、宿にチェックインして
荷物を置いたらすぐカシュガルの町へ飛び出した。

チマキ!なんとこれ、蜜をかけて食べるデザートチマキ。
もちろん食べ歩きのため。

ウイグル・ラグマンの麺はコシが違う
今日も朝から美食街(屋台が集まっているところ)へ。

ここは天国か?
はぁぁ、美味い飯で、腹いっぱい。

ずっと前から食べてみたかった刀削麺。麺はこのお兄ちゃんが刀で削ってくれた。
あ~、これぞ幸せ。
これを幸せと呼ばずして、なにを幸せと呼べばいいのだ?
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