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コルカタからタイ航空に乗って
タイのバンコクへ一気に飛んでまいりました。

サワディーカップ、タイ。

さてさて、今回のフライトは、預け荷物が47kg。
タブラーとかダラブッカといった楽器類は手荷物として
機内持ち込みさせてくれたからこの重さですんだのだが、
17kgの超過ということで、
相当追加料金を取られまして(涙)・・・
まぁ、フルパッキングで飛行機で飛ぶのはおそらくこれが最後。
超過料金で悩まされるのは今回で終わり。

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というのも、タイの後、
マレーシア、シンガポール、インドネシア、スリランカ、そして再びのインドの後、
バングラディッシュ、ミャンマー、そして再びタイに戻ってくる、というルートを考えていて、
まだまだ飛行機で飛びまくらねばならない予定なのですが、
その間、相棒はタイで休息しててもらおうかな、と。
このルートの間は、エスニック料理&エスニック打楽器修行目白押しなため、
相棒で走っている時間的余裕なんてなくなりそうなので。
しかも、これから雨季だし。

さらに、タイに、ここなら相棒をゆっくり休ませてあげられる、って場所があったんですよ。
その場所とは・・・従妹のジュンちゃん宅。

ええ、実は、オイラの従妹がバンコクに住んでいるんです。
世界旅に出た時、「タイに行ったら寄るよ~」と伝えて以来
6年半お待たせして、ようやく辿り着きまして。

ということで、オイラ自身もジュンちゃん宅でお世話になりながら、
しばらくバンコクでゆっくりする予定。
ん?ゆっくり?
いやいや・・・
タイカレーの作り方を習ったり、
古式マッサージを習ったり、
ムエタイを見に行ったりと、
いろいろやりたいことがあるので、
停滞はするけど、またゆっくりなんてしていられなくなりそうな、バンコク滞在。

それにしても、インドも暑かったケド、タイも暑いな・・・
春を感じる間もなく、この暑さ・・・
ああ、夏が来るのが早すぎる。
・・・っていうか、常夏か、この辺は。

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2015.05.07 Thu l タイ l コメント (0) l top
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この写真・・・
まるで日本の居酒屋で撮ったみたいじゃないですか。

ひょっとしてもう、日本に帰ってきちゃったの?

いや、只今、バンコク。

ウガンダでお世話になり、
ルーマニアで再会した中村さん(ウガなかさん)が
ちょうど今、バンコクに住んでいるっていうんで、
早速一緒に飯でも食べましょうってな話になり、
中村さんおススメのとんかつ屋に連れて行ってもらうことになりまして。

で、ネパール以来、追いつ追われつのチャリダー秋月さんも、
ちょうど今バンコクに居るっていうことなので、
合流して、三人で一緒にとんかつを満喫したんです。

これは、その時撮った写真なんです、ハイ。

それにしても、このとんかつ屋<勝一>のクオリティは
まさに日本のとんかつそのものでして。
めちゃウマでした。
ご馳走様でした、中村さん。

いやぁ、思いっきり日本を感じちゃいましたよ。

・・・って、いや、バンコクの街で、
日本を感じるのはとんかつだけじゃない。
実は、そこらへんに、日本を感じるものが溢れているんです。
バンコクは、日本を感じるものだらけなんです。

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セブンイレブンやファミリーマートといったコンビニはそこらじゅうにあって、
中に入れば、日本風のおにぎりとか食べれちゃう。
吉野家もあるし、ラーメンも横浜家系などなどいろいろあるし、モスバーガーもある。

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町歩きをしていたら、あちこちに日本語表記が・・・

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すれ違う人たちは、日本人に顔つきが似た人たちばかりだし、
バンコクの街自体も、
東京や横浜に匹敵するような発展具合で・・・

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あれっ?オイラはもう、日本に戻ってきちゃったんだっけか?

なんて、錯覚に陥っちゃうバンコク。
これまでも、「日本っぽいな」って思う町はいくつかあったけど、
ココまで日本デジャブを感じさせてくれる街は他にはなかった。

なんかクラクラするよ・・・

2015.05.08 Fri l タイ l コメント (2) l top
ウガなか
高級コンデジとミラーレスを見せてもらったら、ほしくなりました。よくみるとやはり画質は防水デジカメと天地の差ですねえ。。。。。物欲やばいなあ


チャリヨシ
ウガなかさん、僕と秋月さんでカメラ物欲刺激しちゃいましたか、申し訳ないっす(笑)いやぁ、それにしても、バンコクで物欲はヤバいですね。選び放題だから迷い悩んじゃいますよ~。



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旅中に知り合った日本人以外の人から聞かれるよくある質問の一つに
「キミの宗教は?」
というものがある。
そんな時、オイラは
「ブッディスト(仏教)」
と答えていた。

いや、それは単に、
無信教って答えると、ほぼ100%の確率で「なんで?」って突っ込まれるから、
そんな小難しい説明を英語でやりたくない
っていう単純な理由があるからで、
オイラ自身が、仏教を信じているワケじゃない。

が、ずっと続いていたキリスト教圏、イスラム教圏から
久々に仏教圏に突入すると、
なんか仏教的なものに過敏に反応するようになった。

以前はまったく興味がなかったのに、
<瞑想>的なものに、猛烈に興味を抱いたりして。

不思議なものだ。
やっぱり、オイラの中には無意識に仏教的なものが根ざしていたのかもな、
なんて思ったりする。

さてさて、そんなオイラの興味を察したジュンちゃんに誘われ、
スクムビット駅の近くのホテルで、
在住日本人向けに、毎週土曜日行われている
日本語を喋れるタイのお坊さんによる<瞑想>クラス(無料)に一緒に参加してみることに。

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テーラワーダ仏教を信仰するタイでは、修行僧と、一般人は基本的に全く違う場所で違う生活を送っている。一般人が修行僧を尊敬し、支え、修行僧は悟りに向かって修行をしている。同じ仏教でも日本の仏教とはちと違う。

まずは、お坊さんによる瞑想の方法についての解説から始まった。

ヘソから指二本上くらいの位置にあたる体の中に
水晶玉のようなものをイメージして、
そこに意識を集中させてください、とのこと。
雑念が払われた状態になればOKらしい。

なるほど、
<瞑想>とは集中するってことなのか。
だとしたら、自転車で走っている時、
走ることに集中しすぎて、
時々周囲が真っ白になり、無心になる時があるのだが、
それが瞑想状態なのかもしれない。

と、この時オイラは思った。
<瞑想>について分かったつもりになった。

そして1時間半の瞑想クラスが終了。

終わった後、
お坊さんと直接一対一でお話する機会があったので、
今自転車で世界を旅をしていて、
自転車に乗っている時、時々無心になる時がある、
と言う話をお坊さんにしたところ、

「いいですね。それは瞑想の入り口に立ててるってことです」

という答えが返ってきた。

え?瞑想の入り口・・・?
ということは、まだまだ先が?

「ええ。それは心を留めることに成功した状態だと思われます。瞑想とは、その後、中へ入ることなんですよ」

なんだ、分かったつもりになったケド、瞑想とはまだオイラの知らないものなのか・・・
では、中ってどんなところなんですか?

「中とは、空<クウ>の世界のことです。有るワケではなく、無いワケでもない、そのちょうど中間の世界です。そこに入るとこれまでとは違った世界が見えるようになります」

と、ここで、偶然再会し一緒に瞑想クラスを受けていたマサオくんが

「僕は瞑想をやるようになって、世の中が反転して見えることがあるんですけど、それですか?」

とお坊さんに問い、

「ええ、いい感じですね」

と言われていた。

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モロッコのメルズーガで一緒にラクダに乗ったマサオくんと、偶然この瞑想クラスで再会。「ヨシさんですよね?」と声をかけられてビックリした

その言葉を受け、なるほど、では僕もそうなるようにがんばればいいんですね、
と言ったら

「いや、あなたは絶対そこには辿り着けません」

とお坊さんが言うじゃないですか。

え?なんでですか?
しかも、絶対なんて・・・なんで言い切れるんですか?
と聞いたら、

「そこへ行きたいという欲が出たからです。欲とか煩悩を捨てて初めて辿り着けるんです。がんばってはいけないんです。そこへ行こうとするから行けない。望みとは、望むからかなえられなくなるもの。これが、お釈迦様の教えです」

とのこと。
う~む、なるほど。
分かったようなワカラナイような・・・

さらにお坊さんは優しい顔で、

「中の世界はいいですよ。実は中の世界は外の世界よりも広大で興味深いことばかりなんです。中の世界に入れるようになれば、世界旅なんてする必要ないんですよ」

と、オイラの旅を全否定(笑)

こんなことを言われたら、
やっぱりスピリチュアルな話はワケワカランわ!
と以前のオイラだったら思っていただろう。

でも、今のオイラはなんだか言われていることの真意が分かる気がするのだ。

お坊さんの言っていることを抽象的なスピリチュアルなこととして
捉えると、ワカラナイ話になるのだが、
自分がやっていることや追い求めていることに
置き換えて考えると、分かりやすい。

この瞑想クラスの後、オイラはお坊さんの言葉を太鼓修行に置き換えて考えてみたんです。

インドでタブラーの師匠に、力を抜くべしと常に言われてた。
叩こうと思って頑張れば頑張るほど体に力が入り、逆に叩けなくなる、と。
これって、お坊さんが言っていた、中の世界に入れる入れないの話と一緒じゃないですか。

また、バラナシで太鼓修行中は、
宿と師匠の家と近くの食堂という3地点を行ったり来たりするだけの
一見単調な生活をしていた。
でも、毎日違う世界を垣間見れて楽しくてしょうがなかった。
師匠が連れて行ってくれるリズムの世界は、
旅で見てきたあらゆるものより広大で刺激的で興味深いモノだったのだ。
これは、まさにお坊さんの言う中の世界そのものじゃないですか。

自転車では、まだ見ぬ空<クウ>の世界も、
実は太鼓修行では垣間見れていたのかもしれない。

・・・なんて、話をお坊さんに言ったら
「いえ、それは違います。あなたは分かってません」
ってまた言われるんだろうな(笑)
まぁ、それを確かめるために、次の土曜日も瞑想クラスに参加してみよっと。

2015.05.09 Sat l タイ l コメント (0) l top
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タイの国技ムエタイ。
足技ありのボクシングなスポーツだ。
そんなムエタイの試合を生で見たいと願っていたものの、
実際タイに来て調べてみたら、
スタジアムでムエタイを観戦しようとすると意外と高い。
外国人が行くとリングサイドの席に案内されちゃうらしく、
まぁ、いい席ではあるのだが、3000バーツ(10,000円以上)するらしいのだ。

格闘技好きではあるものの
格闘マニアってほどではないので、
観戦に10,000円以上出すのはちょっと・・・
と思っていたオイラ。

前のブログで書いた瞑想クラスの後、
ジュンちゃんとマサオくんと一緒に町歩きをすることになった際、
そんな話をしていたら、
「練習風景ならタダで見れますよ」
と、マサオくんが体験入学したことがあるという
ムエタイのジムに連れて行って行ってくれた。

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カオサン通りにある練習ジム。たくさんの欧米人が体験入学してた。

気合の入ったキックやパンチを見れて、
練習風景でもそこそこ興奮できたオイラ。
まぁ、これでムエタイ願望を満足させたことにするか、
と思っていたところ・・・

次の日、
「そういえば、こんなお得情報を、前に聞いたことがあったんだけど」
とジュンちゃんが、
チャンネル7というテレビ局で毎週日曜日にムエタイを放送するため、
自局内にリングを作って試合を行っていて、その観覧はタダらしいという話をしてくれた。

なんと、今日は日曜日。

「私も興味はあるので、行きたいとは思っていたのよね」
というジュンちゃんと一緒にチャンネル7へ。

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テレビ局の入り口に長蛇の列。みんなムエタイ試合観覧希望者。

局内の自設リングというから、
ショボイモノを想像していたのだが、
リングはもちろん、客もめっちゃ入れるようになっていて、
中はかなり本格的。

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12時40分という中途半端な時間から放映が始まるようで、
40分きっかりにアナウンサーがリングに登り、
会場が一気に盛り上がった。

そして、選手が登場。
ムエタイ独特の試合前のお祈りや儀式ダンスを踊り始めた。

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ああ、これこれ、これが見たかったんすよ。

そして、試合が始まり、選手のパンチやケリが決まるたびに
観客の声で会場がうねる。
生ならではの大盛り上がり。

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ああ、これこれ、これを体験したかったんすよ。

<賭博禁止>と壁に大きな張り紙がはってあるのに
隣のおじさんたちは大っぴらに試合の勝敗を賭けていて、
試合が終わるごとに、お金のやりとりが行われ、トラブルによる罵声が響き渡る。

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オッズ表みたいなのを片手にもったおじさんたちが、指合図で賭け数(?)を指定していた。大人数会場にもかかわらず、誰がどれだけ賭けたか、指合図だけで把握され、成立するのが興味深い。

ああ、これこれ、こういうのを知りたかったんすよ。

6試合行われた中、
最後の2試合で、圧倒的なKOシーンが見れた。

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赤パンツ選手のこのパンチの後の膝蹴りコンビネーションで、青パンツ選手が倒され、赤パンツ側がKO勝ち。

ああ、これこれ、この興奮を味わいたかったんすよ。

いやぁ、練習風景とは大違い。
試合の緊迫感、会場の雰囲気・・・
そうか、これがムエタイか。
ふ~、危ない、危ない。
この生試合を見に来なかったら、
練習風景でムエタイを知った気になるところだったよ。

実は、最近ちょっと
「まぁ、見に行かなくても、なんとなく分かるから、わざわざ行かなくても・・・」
なんて気持ちが起こり気味。

そんなオイラに、いやいや、やっぱり実際見に行かなきゃわからんぞ、
と喝を入れてくれたムエタイ試合生体験でした、ハイ。

2015.05.10 Sun l タイ l コメント (0) l top
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日本で暮らしていると、
まるで日本で暮らすことが当たり前みたいな感覚に陥っちゃうんだけど、
実は、海外で暮らしてらっしゃる日本人は意外に多い。

従妹のジュンちゃんも、もうバンコクに住んで長いし・・・
そんなジュンちゃんの元会社の上司であるクリナミさんは
定年退職後もタイでそのまま暮らす
<タイでロングステイ>というカタチの生き方を選ばれたご夫婦。

ジュンちゃんの紹介で、
本日夕飯にタイ料理を食べながら、お話をいろいろ聞かせてもらいまして。

海外で暮らすなんて考えたこともなかったのにね。
まさか私がタイで暮らすようになるなんて。
それでも、来てみたら来てみたで、なんとかやれるものね。
でも、暮らせるのはバンコクだからよ。
ここは、まるで日本。
これまでの暮らしのスタイルそのままで過ごせますから。

と、クリナミさんの奥さん。

そうなんす。
ある日突然、
これまでそんな生き方をするなんて考えてもみなかった生き方に
変わっちゃうタイミングってあるもんなんす。

それが人生。

オイラも、まさか自転車で海外を旅する人になるなんて、
それまでの38年間で一度も考えたことなかったのに・・・
今やまさかのこんな生き方をする人間に。

まぁ、変わったら変わったで、なんとかやっていけちゃうもの。
人間の適応力って、意外と大したもんだと思うんですよ、ハイ。

2015.05.10 Sun l タイ l コメント (0) l top