
今回、中国に入って一番戸惑ったこと。
それは宿探し。
前回の中国では
カシュガルとウルムチにしか滞在しておらず、
両方ともユースホステルがあったため、
中国の一般的な宿には全く泊まらなかったんですわ。
実は中国にはいろんなレベルの宿がある、
ってことを今回初めて学習しまして。
こんなにもいろいろな形態の宿がある国はそうそうない。
ということで、
今回のブログは、そんな中国の宿事情の話です、ハイ。
さて、まず、中国の宿といえば<大酒店>。

一見酒を売っているところか飲むところのようですが、
いわゆる観光客が使うホテル的な建物です。
それなりの町に行けば、どこにでもあり、
建物はデカいし、入り口も豪勢なので、すぐ目につく。
が、この<大酒店>というタイプのホテル、宿代が高いのだ。
二ツ星タイプでも100~160元くらいする。
日本円にして1700円~2700円ってところだ。
(三ツ星となると一体いくらになるのか
・・・泊まれない額だろうと思うので聞いてもいない)
1泊くらいなら出してもいい額だが、
毎日この額となるとシンドイ。
中国初日は、<大酒店>ホテルしか見つけられず、
その中でも最安値の100元のところで泊まることに。

部屋は100元払っただけあって、いい感じ。
エレベーターもあるので、4階だったが、荷物の出し入れは簡単だった。

さて、毎日大酒店に泊まるワケにはいかん、
安宿はないものかと、ネットで調べると、
大酒店以外にも、賓館、宾館、旅社、招待所という
宿形態があるらしいということが分かりまして。
それぞれ、かなり安い値段で泊まれるらしい。
ただし、中国には宿に関しては面倒なルールがありまして。
外国人は三ツ星の大酒店とか宾館とか
<渉外>と書かれた専用の宿にしか泊まれないことになっているとのことなのだ。
これ以外の
宾館とか旅社とか招待所に泊まろうとすると
「ここは外国人は泊まれないから」
と断られるという話。
なので、せっかくいろんな宿形態があるのが分かったのに
結局高い宿に泊まるしかないのかぁ、と思っていたのだが・・・
次の日、一か八かで、泊まれるかどうか聞いてみた
渉外と書かれていない宾館という宿では
拍子抜けするほどあっさりとチェックインさせてくれた。
パスポートも見せたんで、オイラが日本人だってことが分かっていたにもかかわらず、だ。

・・・意外と、ルールはあってないような状況なのかも。
が、宾館も結構高かった。値段は98元。
大酒店とあまり変わらない。

まぁ、部屋の感じは、やはり98元払っただけあって、いい感じ。
お湯シャワーもちゃんと出る。
その次の日は、旅社か招待所に泊まりたかったのだが、
旅社も招待所も見つけることができず。
結局宾館に泊まったのだが、ここは80元だった。

値段が安い分、ちょっとボロい部屋。

そして、その次の日に
南寧というデカい街の駅前に、
招待所なる宿を発見。
泊まれたらラッキーだくらいな気持ちで聞いてみたら、
ここも、アッサリ宿泊オッケー。

ラッキーと思ったのだが・・・
ここが、かなりボロボロだった。
そして値段は60元でそんなに安くはない。
南寧というデカい街のしかも駅前という好立地だから
少々値段が高く設定されていたようだが、
60元でこの部屋?
と思うくらい壁はボロボロでめっちゃ狭い部屋だった。
荷物を床に置けないくらい狭い。
ベッドの脇に置いてなんとかって感じ。
これなら80元払っても昨日泊まった宿の方が断然いい。
いやぁ、久々に、シンドイ宿に泊まったよ。

で、次の日に泊まったのが旅社。


最安値の40元だった。
部屋はまぁボロいのだが、昨日の招待所ほどじゃない。
それなりに広く、荷物もちゃんと床に置ける。

こんな感じでいくつかの形態の宿に泊まった経験から、
今のところで判断すると、安く泊まるなら、旅社が一番いいが・・・
旅社だとネットが使えない宿が多いし、ちょっとボロい。
ネットがあり清潔な
宾館の快適さを知ってしまうと、
少々高くても宾館でいいか・・・と思ってしまう。

旅社と宾館どちらもある町に辿り着いちゃったら、
どっちに泊まろうか、猛烈に悩まされます、はい。