
いよいよ、青島を出発。
餃子とビールの楽園青島には、ずっと居たかったのだが、
残念ながら、中国ビザが切れるため、出なきゃいけないのだ。
結局5日間もタダで滞在させてもらって、
お世話になりっぱなしだった凱悦国際青年旅舎の皆さんに感謝感謝。
お別れにあたって、いろいろ伝えようと思ったのに・・・
「謝謝、再见!」
これしか言えないオイラの語学力に、我ながらガッカリ。
さてさて、そして、やってきたのは、青島フェリーターミナル。

そう、ここからはフェリーに乗る。
向かうは、韓国の仁川。

この旅最後の海外国、97か国目となる韓国に行っちゃうのだ。

ああ、この旅もいよいよ終わりに近づいてきたなぁ、と、猛烈に実感。
しかし、そんな感傷に溺れているワケにはいかなかった。
南米やヨーロッパやアフリカのように
チャリを荷物搭載したまま積ませてくれず、
かなりメンドクサイ思いをして、なんとか乗船。

さて、乗り込んだ船は、
17時半に出発し、翌日の11時半に仁川に到着する予定と聞いていた。

エコノミーの二等なので、
50人くらいの相部屋のカプセルホテルのようなベッド。
まぁ、一晩だけだし、問題ない

・・・と思っていたのに、まさか、ここに二晩も泊まることになるとは・・・
次の日、朝6時に目が覚めたら、すでに船が港に停まっていた。

え?もう到着しちゃったの?
と思って場所を確認しようとGPSを見たら、
まだ青島。
船は出航していなかったのだ。
どうやら、天気が悪いので出航を見送らせたらしい。
結局、朝7時半に出航。

到着は、翌日の9時になるとのこと。

う~む、今日、さらに、丸一日船の中か。
こんなんなるとは想像もしていなかったよ。
最近、想像していなかったことがよく起こるなぁ・・・
まぁ、旅らしいのでいいのだが。
しかし、お腹が空いた。
今日の昼前には到着すると思っていたので、
昨日の晩のうちに、持ち込んでいた食料は全部食べ切ってしまっていたのだ。
船内にレストランがあるのだが、高そうなので、行く気がしない。
どうしたもんか、と思い悩んでいたら、
オイラのチャリを見て話しかけてきてくれた
英語が喋れる韓国人のおじさんが、
昼頃、「ランチタイムだぞ。飯代はフリーだ」と教えてくれた。
どうやら、出航が遅れたため、飯がフリーでふるまわれているとのこと。
ちなみに、朝食もフリーだったようだ。
アナウンスが、韓国語と中国語だけだったのでさっぱりわからず、
朝食は食べ損ねてしまったってワケだ。
言葉がワカラナイと、こういうところで、損をする。

さてまぁ、ともかく、昼飯は、おじさんに連れられて、レストランへ。
韓国飯が、ただでふるまわれていた。
しかも、お代わりし放題。
ああ、ありがたい。

そんなこんなで、三食飯付となり、快適となったフェリー生活。
予定通り、翌日9時、仁川に到着して、ちょっと残念な気持ちに。
う~む、もうちょっと乗っていたかったよ。

まぁ、とにかく、いよいよ最後の国、韓国だぜ。

と、気合十分に街に繰り出したのだが・・・
韓国の街は、噂以上にハングルだらけ。
表音文字であるハングルは、読めないと意味が全く分からない。
中国以上に苦戦しそうだ。
不安。
そう、97か国も旅していても、
来たことがない国に入る時は、相変わらずドキドキするものなのです、ハイ。

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