
「マズイラーメン食ったりしてみるのもさ、なんかオモロイじゃんよぉ」
これは、<だから言ったろ、タダ大きいからってそんな見たことないの食ってさ・・・いつもの麺作りのほうが安全だって>、と言うナオタ君に返したハルコさんの言葉。
アフリカのサバンナのド真ん中にはったテント内で、久しぶりに見返した大好きなアニメ<フリクリ>。いつもはスルーして見ていたラスト話での、ワンシーンにハッとさせられた。
ナオタくん=以前のオイラ、ハルコさん=今のオイラ。
スゴイことなんかない、当たり前のことしか起こらない、いつものように橋をわたり、その間に季節だけは変っていく、とつぶやくナオタくん。オイラも日本にいる時は、漠然とではあるが、こんなことを思いながら過ごしていた気がする。
が、それは違ってた。
世界はスゴイことだらけだ。
当たり前のことなんて起こらない。
毎日が驚きとモモの木の連続であり、それはフルーツがフツーが似ているケド違っているように、期待は裏切らずに、予想を裏切ってくれている。
見知らぬ食べ物がマズイこともあった。でも、「ペッ、ペッ、マズゥ~」と言いながらも、心はなんだか満足げ。そして、たまには、見知らぬ食べ物が、めちゃめちゃ美味かったってこともある。
未知の大陸だったアフリカに突入して早半年。最初は南米旅と様相があまりにも似ていたため、「タダの延長戦じゃん」と思っていたアフリカ旅も、レソトに突入したあたりから、すっかり様変わり。明らかに旅の新章というのにふさわしい、ザッツ・アフリカな旅に染まってきた。食べてよかった、アフリカという果実。なんかオイシイじゃんよぉ。
旅とは変化だ。
去年もそんなことを書いた気がするけど、
今年もやっぱりそう思う。
この変化が心をワクワクさせてくれるのだ。
一方で、ヤッパリ相変わらずのことも。
それは、旅途中に出会う人たちの優しさ。
北米・中米・南米を走っていた頃は、出会う人たちに頼りっぱなし。アフリカに入ったら、人に施す立場に立つぞ、と思っていたのに(今思えば、なんたる上目線)・・・アフリカに入っても相変わらずの人頼り。だって、アフリカの人々も、こんなにも、明るくて、フレンドリーで、親切なんですもん。
この年になってから甘え上手になっていくとは思わなかった(笑)
3年経過した今でも、旅を続けるモチベーションを保ち続けられているのは、こうして、出会った人たちから変らない優しさをもらい続けているから。
そして、忘れちゃならないのが、このHPを見てちょっとでもワクワクしてくれているであろう皆さんの存在。勝手に感じさせてもらっている皆さんの存在が、オイラの心の励みだったりします。そんな皆さんに、これからも、世界の元気と希望をガッツリお届けしていきやすんで、応援ヨロシクです。
まだまだ続きます、チャリヨシさんとファニーバニーの世界放浪旅。
最後に、相棒に・・・横浜のグリーンサイクルステーションの店頭に並べられていた時には、まさか、自分がアフリカを走ることになるなんて思いもしなかっただろう、ファニーバニー。毎日毎日、違う道を走れて、キミは世界一幸せな折りたたみチャリだぞ。4年目・・・そろそろ金属疲労がシンドクなってくるお歳にアフリカ道は酷だろうが、共にがんばろうな。
2011.9.24 ザンビア、ルサカにて
テレビでやってたけど。
ビクトリアフォールズ行ってみたい。
実は行ったことない。