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本日、モルドバ入国。
ウクライナに引き続き、
っていうかウクライナ以上に、
モルドバってどこやねん
ってなくらい知名度がないであろう東欧の国、モルドバ。
どうやら、ヨーロッパ最貧国らしい。
しかし、国境のモニュメントは立派だし、
町のスーパーも、ウクライナよりちゃんとしていたりする。
ホントに最貧国なのかいな?

さてさて、モルドバに入ってアルファベット表記に戻ってちょっとホッとした。
ウクライナはキリル文字表記で、ホント全然読めなくて困ってたんですよ。
しゃべり言葉が通じないってのはしょうがないとして、
文字まで読めないってのはかなりシンドイ。
特に困ったのは飯の時。
選択肢がないアフリカなら、
言葉が通じなくても、あるものを出してもらうしかないんだけど、
選択肢があるヨーロッパでは、
何を食べたいか伝えなきゃいけない。
が、聞いても分かんないし、
メニューを見ても分かんない。
しょうがないから、適当に頼むしかなくて、
頼んだ結果、アイスクリームが出てきたりして。

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腹ペコなのに・・・(涙)

そんなウクライナでは、
とりあえず、頼み方を覚えたボルシチばかり食べてました。
ちなみに、ロシア料理として有名なボルシチ、
実はウクライナが発祥らしいです、ハイ。

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しかし、まぁ、言葉が通じないながらも、
いろいろ素敵な出会いはありまして。

「キャン・ユー・スピーク・イングリッシュ?」
って聞いてくれたのに、結局それしか英語で話してくれなかった
宿のお兄ちゃんや、

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走っていたら「ビール飲むか?」とおじさんに声かけられ、
「いや、走り中なんで」と断ったら、
「だったら、コーラを出してきてあげるわ」
と、コーラをおごってくれたおばちゃん。

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そうそう、リヴィフの宿では、
混乱のシリアから逃れてきたというヨセフさんとマリアさんに会ったっけ。

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結局その国が好きになるかどうかってのは、
こういう素敵な出会いがあったかどうかってことかどうかってことなんだよね。

残念ながら、ウクライナ美女と知り合いになることは出来なかった(涙)
それが心残り・・・
モルドバも美女だらけらしいから、今度こそ・・・

今日の宿に案内してくれた地元のお兄ちゃんが
「モルドバはなにもないけど、モルドバの女の子は素敵だぜ。
キミが素敵な女の子と出会って、モルドバのことを好きになってくれるのを願っているよ」
って言ってたからな。

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2013.10.20 Sun l モルドバ l コメント (0) l top
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やっと撮れたよ美女写真。
撮らせてくれてありがと~、ダナちゃん。

いやぁ、美女紀行と銘打った、
ポーランド以降の東欧旅にも関わらず・・・
サッパリ美女写真が撮れていなくって、
めっちゃ心のプレッシャーになってたんですよ。

ポーランドの後、
ウクライナでも、そして、先日入国したモルドバでも、
相変わらず美人天国は続いていて、
走っていると、ホント、
思わずハッと見惚れちゃうほどの
美女が、普通にその辺を歩いているのを見かけるのに・・・
そんな美女たちに、
「写真を撮らせてください」と
なんどか、アプローチしたものの、全て撃沈。
いやぁ、やっぱり、
こういうナンパ的なものは、
オイラには向いてないよ、
と、美女写真を撮るのを半ば諦めかけていたところ・・・

モルドバのブリセニの町を出発しようと、
チャリをこぎ始めたら、
「ハロー!」
と、向こうからやってくる美女がこちらに向かって声をかけているのが見えた。
誰か友達がいるのかいなと、キョロキョロ見渡すも、
・・・ん?
こっちにいるのはオイラだけなんですけど・・・
え?ひょっとして、
オイラに向かって声かけてくれているの!?

なんと、美女がオイラに声をかけてくれているじゃないですか。
これはどういうこと?
と、どぎまぎしながら、
その美女に近づき、話をしてみたら、
なんでも、昨日、オイラを宿の案内してくれたお兄ちゃんが、
彼女のボーイフレンドらしい。
で、その彼から、オイラの話を聞いてたところ、
ちょうど、それっぽい人がチャリで通りがかったから
声をかけてみたとのこと。

ちなみに、この、美女さん、ちょうど通勤途中だった。
ってことは、オイラがたまたまこの時間にココを通らなかったら、出会えなかったってワケ。
ふおお、なんたる偶然。
この時は、マジで、旅の女神様に激感謝。

そんな彼女なら、写真を撮らせてくれるかも、と、
「写真を撮らせてもらってもいいですか?」
と聞いてみたら、
「ええ、もちろんよ」
と、ニッコリ微笑んでくれまして。

「カシャ」

あ~、彼女が撮れたならもう十分だ。
東欧美女紀行、もう思い残すことはない。

そんなダナちゃんと、泣く泣く別れて走り始めたモルドバ道。

モルドバの人たちは、妙に人懐っこい。
ポーランドや、ウクライナの人たちとは全然違う反応が返ってくる。
ルーマニアが、東欧におけるラテンな人たちの国だとは、聞いていたのだが、
どうやら、モルドバの人たちもラテン気質みたい。

道の脇のスタンド併設の売店で
パンを買おうとしたら、
売り子のおばちゃんが、
「どこから来たの?ベトナム?」とか、めっちゃ絡んでくるし、
買ったパンを食べていたら、
通りすがりのおじちゃんが「これ、プレゼントだ」
って、コーラをおごってくれたりする。

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スタンドのおじちゃんやお兄ちゃんたちも、暇らしく、
スタンドに寄る度に、なにかと話しかけられる。

相変わらず、言葉はあんまり通じないのだが・・・

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でも、なんとなく、気持ちでコミュニケーションが進んでいく。

久々だなぁ、このラテンな感じ。
中南米や、スペイン、イタリア南部を走っていた時の感覚だ。
いや、この感じはラテンというより・・・
どちらかといえば、アフリカに近いかもしれない。

うむむ、モルドバは東欧のアフリカか!?

そんなモルドバなんで、ちょっとテンションが上がっちゃったのか、
久々に、道路ですっ転ぶなんて失態をやっちゃいまして。
ちょうど、工事中の道路の脇だったので、
転んだオイラとファニーバニーの近くに、
工事のおじちゃんたちがワラワラと集まってきた。

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荷物が吹っ飛んだり、
左膝をえぐっちゃって、血がダラダラでたりして
大変な状況だというのに、
集まってきたおじちゃんたちは、
「おい、どこから来たんだ?」
「これ、GPSかい?スゲーな」
と、自分の興味の赴くままに振舞って、
オイラの心配なんてこれっぽっちもしてない様子。

あ~、マジで、この感じ、アフリカだ・・・

普通なら、転んだ心配しろよ、
って思うところなのかもしれないけど、
オイラは、この人たちの能天気な対応が、たまらなく心地よかった。

・・・なんて、オイラの方は、能天気に想っている場合じゃない。
転んだときにえぐった左膝の傷が思った以上にひどい。

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走り始めたら、どんどん痛さが増してきた。
一応水で傷口を洗い流したものの、
やっぱり、ここは、ちゃんと消毒しておかねば不安。
ガーナでの一件があるからね。
この傷を適当にほおっておいたら、また歩けなくなるなんて事態になるかもしれない。
前回めっちゃ心配してくれた、カツさんに、また怒られるしな・・・
ということで、消毒液をゲットしようと、薬局を探したのだが、
ここは、モルドバの田舎道のど真ん中。
周囲にあるのは畑だけで、なんにもありゃしない。

と、しばらく走ったところにガソリンスタンド発見。
そして、スタンドに併設されていたモーテルの入り口にオーナーらしきおじさんが立っていたので、
「ここいら辺に薬局ありませんか?」
と聞いたところ、
「なに、転んで怪我した?どれどれ・・・うん、ウチに薬があるから、俺が手当てしてやるよ」
と言ってくれまして。

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ということで、昨日のうちにモルドバの首都キシナウに到着する予定だったのだが、
傷治療のため、キシナウ手前のモーテルに泊まることに。

モーテルでは、オーナーのおじさんが、完璧な応急手当をしてくれまして。
ふ~、これで、今回はガーナの時のようになることはないだろう。

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こんな感じで、とにかく、モルドバの人たちと触れ合いまくりのモルドバ旅。
うむむ、モルドバがこんなに素敵な国だとは思ってもみなかったよ。
ホント、来てみないと分かんないもんだ。

特別な観光資源はないけど、
美人が多くて、
ラテン・・・いや、アフリカ的なノリの人たちと出会えて、
困ったときには優しく手を差し伸べてくれる。
チャリ旅すると、めっちゃ楽しい国でっせ、モルドバ。
オイラの中で、好印象度、急上昇中。

2013.10.23 Wed l モルドバ l コメント (2) l top
かつ
お久しぶりです。先日、やっと日本でネットできる環境になったので、コメントも復活です(笑)。今回、またケガということですが、何年もヨシさんの旅を追ってきて、気づいたんですけど、ヨシさんってチャリ旅のわりには、驚くほどケガや病気が少ないですよね?運もあるのでしょうけど、体調管理と慎重さというヨシさんの性格と行動がうかがえますね。一瞬すれちがっただけで、旅に同行したわけじゃないですが、ヨシさんの性格が出てるのだと思います。

に、してもこのおじさん、優しいっすね。普通なら血を流してる見ず知らずの人には触れたくないってのがあたりまえなのに。こういうの見てると、また旅に出たくなります(笑)。


チャリヨシ
かつさん、どもども。久々の日本での生活はいかがですか?
さて、今回の怪我はちゃんと早期ケアしておきましたんで、ご心配なく。
で、病気や怪我の少なさについてですが、そうなんですよ、僕自身が、世界チャリ旅って、意外と病気や怪我ってしないもんなんだなって驚いてます。今回の怪我も、チャリ転びとしては、南米ブラジル以来となる久々のことだし。丈夫なカラダに生んでくれた両親に感謝ってのもありますが、無謀なようで無茶できないビビリな性格も、旅での健康、安全っていう意味ではいい方向に作用しているのではないかな、と。うむむ、かつさんには、性格を読まれているな(笑)

いやぁ、それにしてもホント、怪我の後、いいおじさんに出会えてよかったですよ。血をダラダラ流している人を放ってはおけなかったんでしょう。あ、ちなみに、おじさん、血には直接触れませんでしたよ。水洗いは僕がやって、おじさんの傷口へのケアは、綿棒やガーゼ越しでしたんで。