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3日前の4/28にイスラエルへ向かったオイラ。

イスラエルといえば、
皆さんご存知の通り、パレスチナとの国境紛争を抱え、
テロや紛争と日常隣り合わせの国。
(ただし、全ての地域が危険なワケではない)

そんな状況なので、
厳重で、メンドウだと聞いていたイスラエル入国。

ちなみに、パスポートに押されると、
アラブ諸国への入国がしにくくなるというイスラエルスタンプ。
あまりにも別紙に押してくれというリクエストが多くなりメンドクサクなったのか、
スタンプの代わりにビザシールというものを発行して渡してくれるようになり、
ちょっと入国しやすくなっていたんですが・・・

パスポートに押されたスタンプが多すぎるからか、
髪が長くなって髭が生えて、パスポートの顔写真とあまりにも別人になっているからか、

オイラは見事に怪しまれまして。

チャリ入国はさすがに怪しまれるだろうと思い、
相棒はアンマンに置いてきたのだが、
どうやら、チャリうんぬんではなくオイラそのものが怪しいらしい。

国境で一緒になった
日本からの短期旅行者のトモミさんがナニゴトもなく
入国審査をパスする中、

オイラだけ、別室に連れて行かれ、取調べ(涙)

1時間後、なんとかビザシールをもらうことが出来、
なんとかイスラエル入国。

ふ~・・・

さて、入国したイスラエルで向かったのは、テルアビブ。
え?エルサレムじゃないの?

ええ、イスラエルに来る旅人の多くはエルサレムを目指すものなのですが・・・

オイラが今回イスラエルに来たのは、
エチオピアのダナキルツアーで一緒した
イスラエル人のガブリエラおばちゃんに再会するためでして。

そんなガブリエラおばちゃんが、
テルアビブの近くの町に住んでいるというので、
テルアビブのおばちゃんの職場で待ち合わせ。

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無事に再会でき、その後お宅に連れて行ってもらってから、3日間、
ガブリエラおばちゃん宅でイスラエル生活を満喫してました。

おばちゃん手作りのめっちゃ美味しいイスラエル家庭料理をいただいたり、

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どこが世界遺産なんだかよく分からないテルアビブの街を散策したり

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テルアビブからヤッホという隣町まで素敵な海岸道を歩いて、

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イスラエルのビーチシーンを満喫したり、

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夜は、ダンス好きなおばちゃんに連れられて、イスラエルフォークダンスの集まりに顔をだしたり、

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キリスト教徒なら誰もが羨む聖地である・・・

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聖母マリアがイエスの誕生を大天使ガブリエルに告げられた地であり、
また、イエスが伝道活動を始めるまでの約30年間を過ごした地でもあるというナザレの町に連れて行ってもらったり、

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イスラエルでは少数派の宗教であるバハーイ教の美しい庭園があるハイファの町に連れて行ってもらったり、

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と、いろんなイスラエルを見せてもらった。

ガブリエラおばちゃん、ホントありがと~。
そんなガブリエラおばちゃん、
なんと5/6から、日本に旅行に行くとのこと。
本来ならお世話になったお礼にと、
オイラが日本を案内したいところなんだけど・・・
まだしばらく中東あたりにいるから無理。
次回、オイラが日本に戻った後で、また日本に来てね。
その時に、改めて案内するよ~、おばちゃん。

さてさて、
テルアビブを基点にした
イスラエル居候生活中に、オイラ的に一番気になったことがありまして。
それは、町を走る小径の電動自転車たちだった。
イスラエルでは電動自転車がブームみたいで、
めっちゃたくさんの人たちが折りたたみの電動自転車に乗っているんですよ。

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絶対次世代のブームになると思っていた電動チャリ。
イスラエルでみんなが乗っているのをみて、確証を得ましたよ。
日本もそのうち、こうなるはず。

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あ、それともう一つ。
イスラエルは兵役があるんですが、
その兵役の人たち、なんと、毎日自宅から通っている。
軍服を着て、普通に電車やバスに乗ってくる。
彼らが、銃をもったまま、普通に帰宅の途についている姿は結構衝撃的なシーンでしたわ・・・

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そんな、現在進行形のイスラエルとパレスチナの関係、
そして、過去の負の歴史からのユダヤ人とドイツとの関係などなど、
ガブリエラおばちゃんには、考えさせられるいろんな話を聞いたんだけど、
とても、このつぶやきブログには書ききれないんで、
その辺は、日記の方に。
う~ん、でも日記でも書ききれそうもないくらい濃い内容なんだよなぁ・・・

そうそう、情報ってやつは、
やっぱり<その場>が一番濃い密度を持っている。

インターネットで世界中の情報が得られる状況にはなったけど、
ネットで得られる情報は、あくまで薄い情報でしかないと思う。

濃い情報を得たかったら、その場に行くべし。
情報密度の高い<ココ>だからこそ想うことがある、考えることがある。
そう、だから、旅をしなきゃいけないのだ。

そんなこんなで、いろんなことを考えさせられたりしてるイスラエル旅。
本日から、エルサレムに突入。
イスラエル、まだまだ続きます。

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2014.05.01 Thu l イスラエル・パレスチナ l コメント (0) l top
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「ヨシ、エルサレムに到着するのは木曜日ね。到着したら、すぐに嘆きの壁に行きなさい」
と、ガブリエラおばちゃんから、アドバイスをもらっていたオイラ。

なんでも、木曜日と月曜日には、嘆きの壁で、バル・ミツバと呼ばれる男子の成人式が行われるとのこと。バル・ミツバとは13歳になった少年が、嘆きの壁で律法を朗読するユダヤ教の儀式。これにより、成人としてシナゴーグで律法を朗誦する資格を得ることができるようになるらしい。

ということで、昨日、宿にチェックイン後、早速嘆きの壁に行ってみたら、
確かに、あちこちに、大人たちに囲まれ律法を朗読している子供たちがいた。

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立派な外装の入れ物に入れられた律法を運び、

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親類と思われる大人たちに囲まれ、公衆の中、それを読み上げる少年達。
彼らの頭の額部分には、成人の証として、サイコロ状の飾りをつけてまして・・・

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・・・って、むむむ?
この姿って、天狗っぽくないですか?

日本で語られる昔話に登場する赤鬼や青鬼って、
実は正体は日本に流れ着いた西洋人だったって説があるらしいのですが・・・

天狗って、ひょっとして日本に流れ着いたユダヤ人だったんじゃないんですか?
ユダヤ人って鼻が高いし、
天狗が鼻が長く描写されているのも、誇張して表現されたと考えれば、なんだか納得。

ん?
そして、ユダヤの人たちがかぶっているこのキャップ・・・

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これ、河童のお皿っぽくないですか?

そういえば、ガブリエラおばちゃん宅ではめっちゃキュウリを出されたぞ。
お昼のお弁当にと、キュウリ一本丸ごと手渡されたし。

ユダヤ人はキュウリ好き・・・
河童もキュウリ好き・・・

ひょっとして、河童も、流れ着いたユダヤ人だったのか?

2014.05.02 Fri l イスラエル・パレスチナ l コメント (0) l top
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危険だと伝えられているパレスチナ自治区。
実は、危険なのは、過激派ハマスが制圧したガザ地区で、
ヨルダン川西岸の地区は比較的安定しており、訪れることも可能。

ということで、
本日、ベツレヘムとヘブロンという、2つのパレスチナの町を訪れたのですが・・・

イスラエルとパレスチナを分け隔てる壁のリアルさにショックを受けた。

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パレスチナ人がイスラエルの地(と決めた場所)を自由に行き来できないようにする目的で、
イスラエルが建設したコンクリートの分離壁。

ベルリンでも壁は見たが、あれは過去の遺物だった。

ココの壁は、<今現在>コチラ側とアチラ側を区分している。

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落着いてはいるが、ココは紛争地だ。
壁付近にたたずむ銃を構えたイスラエル兵がリアル。

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それぞれの地であることを示す国旗が壁を隔てて並んで見えるのがなんとも、切ない。

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特にパレスチナ地区にユダヤ人が入植(勝手に入ってきて自分の土地として住むこと)しているヘブロンの町は、
領土問題が、まさにココにあることを、
まざまざと見せつけられる生々しい地だった。

ココはオイラたち旅人が訪れて見る事ができるギリギリの紛争地。

紛争地とはこんなにもヒリヒリした空気が流れているものなのか・・・

ココは来てよかった。
この生生しさは写真や言葉なんかでは絶対ワカラナイ。
映像ですら伝わらないだろう。

ニュースでは伝えきれない世界の現実がココにはある。

あまりにも複雑な事情が絡みあって作られたこの地の現在の状況。

歴史を知れば知るほど、
どちらがいいとかどちらが悪いとかいう判断は出来なくなり、
この地の行方を想うと途方にくれてしまう。

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日常の淡々とした町の光景が・・・逆に非リアルに見えてくるこの地。

この少年達が大きくなる頃には、平穏な町の風景がリアルに見える地になって欲しいと、ただただ願う。

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2014.05.04 Sun l イスラエル・パレスチナ l コメント (0) l top