
「カグイマルジョス(乾杯)!」
動物の角で作った特製杯になみなみと注がれた自家製ワインを飲み干す。
すると、またなみなみと自家製ワインが注がれる・・・
うひょひょ、もう、すっかり酔っぱらいですよ・・・
旅中、あまり酒を飲まないオイラなのに、
なぜに、こんな酒飲み状態になっちゃっているかというと・・・
一昨昨日の7/10、ついにトルコを出て
77ヶ国目のグルジアに入国したんですよ。
グルジアは道のど真ん中を豚や牛がウロウロしているような、のどかな国。

そんなグルジアの第二の都市のクタイシに一昨日到着したオイラ、
ココでは、ぜひともお世話になりたい家がありまして。
それは、スリコ&メディコの家。
ナミビアを一緒に旅したダイスケくんや
ハンガリーのアンダンテでお世話になったコータくんが
絶賛していたグルジア人のご家庭の家。
ここ、旅人を泊まらせてくれる民宿をやっていて、
訪ねると、ウェルカムで迎え入れてくれるらしいのですよ。
そんなスリコ&メディコの家で待ち受けていたのが・・・
酒好きスリコのワイン&チャチャ(グルジアの蒸留酒)攻撃だったんです。
冒頭に書いたような勢いで、飲まされまくり。

グルジアはキリスト教圏なので、酒はまったく問題なし。
そんなグルジアの人たちはホント酒好きばかり。
実は、クタイシまで走っている途中に、
現地のおじさんたちに声をかけられ、
何度か休憩がてらにご一緒したんですが、
近寄ったら・・・「酒くさっ」
昼間っからビールをたらふく飲んでいるのですよ。

グルジアに入ったら急に車の運転が荒くなったなぁと感じてたんたけど、
これはひょっとして、酔っ払い運転だからなのではないのかと・・・
* * *
さてさて、
スリコによる酒攻撃と共に、この家を超絶快適にしている要因がもう一つありまして。
それは、メディコの美味しい飯攻撃。

メディコのつくるグルジア料理が絶品なのですよ。
朝夕、ほっぺたを落としてくれる料理がテーブルにこれでもかっていうくらい並べられる。

もちろん、グルジア版餃子の<ヒンカリ>もご馳走していただきまして。

餃子研究家のオイラですから・・・
ちゃっかり、メディコからレシピも教えてもらっちゃいまして。
これからは、ヒンカリも、オイラの餃子レパートリーに入ることに。
そんなスリコとメディコのお二人は、
ホント、素敵な老夫婦。
酔っ払うと「アイラブユー、メディコ」と連呼するお調子者のスリコ。
そんなスリコを「また酔っぱらっちゃって、しょうがないわねぇ、ホントに」と、
邪険に扱いながらも、ホントは嬉しいんだろうなぁ、と思わせる笑顔をみせるメディコ。
これまでいい時間を共有してきたんだろうなぁ、って思わせてくれるお二人なんですよ。

* * *
と、あまりの居心地のよさに、ヘタしたらスリコ&メディコの家だけで
時間が流れていっちゃいそうなクタイシ滞在なんですが、
ちょうど、昨日、フェスティバルが開催されるって聞いたので、
覗いてきたんです。
そこで繰り広げられていたのはコーカサスの音楽と踊り。


グルジアでは太鼓をドリーという





グルジアの弦楽器チョンゴリと、トルキッシュダラブッカ
実は、コーカサスの音楽と踊りはぜひとも見ておきたかったんですよ。
というのも、
ヨルダンで走っている途中でBBQを奢ってくれたおじさんの一人が
コーカサスの出身で。
で、オイラが太鼓とダンスに興味があるって言ったら、
コーカサスダンスのビデオを見せてくれたんですよ。
その映像が、かなり迫力ある素晴らしいものだったんです。
そんなコーカサスダンスを早速この目で見ることができてよかった。
コーカサスダンスは華麗な足技やダイナミックな回転技が特徴的。
なかなか他では見れない、独特のダンスなんですよ。
(あえて言うなら、ハンガリーで見たフォルクローレダンスに近いかも)
いやぁ、それにしても、最近、こんな感じで、
自分の興味の対象に次から次へと出会えるようになってきたなぁ。
オイラの興味ゾーンに入ってきたからなのか、
それとも、長旅による経験から興味アンテナが冴え渡ってきているのか。
まぁ、ともかく、いい旅の流れなのは間違いない。
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