
一昨日イランに突入し、
昨日、タブリーズに到着。
ムスリム国の中でも、
めずらしくシーア派が中心のイラン。
ムスリムの国には慣れたつもりだったけど、
いやぁ、イランってちょっと変わってる。
なんか、ビミョウに戸惑うことばかりが起こる。
ということで、今回のブログは、
イランに入って遭遇した戸惑いエピソード集です、ハイ。
■戸惑い①
イランに入国早々、女の人に話しかけられた。
ムスリムの国の女性ってなかなかガードが固いので、
イランでも女の人と話す機会なんてなかなかないと思っていたのに・・・
意外とオープンなのかな?と戸惑い。

ただ、その後、絡んでくるのはおじさんとお兄さんばかりとなったので、この時の女の人は例外だったのかも・・・
ちなみに、イランも美人さんが多いです、ハイ。
■戸惑い②
イランに入国した後、しばらく急勾配のアップダウンの山道が続いた。

途中、漕ぐのが困難になり押して上っていたら、
道行く車が何台も止まって「大丈夫か?」と声をかけてくれる。
他の国でも、こういう状況で声をかけられることはあったけど、
こんなに頻繁に声をかけてくれるのは、めずらしい、と戸惑い。
最初は自力で走りたいので、「乗せていくか?」というありがたい申し出を断っていたのだが、
あまりに声をかけられるので、この申し出を断るのも悪いな、と思い始め、
一人のおじさんの車に乗せてもらい、ワープ・・・

■戸惑い③
イランのお金は桁がでかい。
1イランリアル=0.0428円が、今のレート。
100ドルを両替してもらったら、そりゃもうビックリするくらいの桁のイランリアルマネーが手元にもらえることになる。

そんな膨大な桁数がめんどくさいのか、
イランの人たちは、桁を一個だけ省略してお金の話をする。
例えばコーラ缶を一つ買う時、
コーラの値段は10,000リアルなのだが、
電卓上で1,000と示してくるのだ。
最初、「コーラ缶が一個4円!?安っ!!!」
と思ってお金をだしたら、
「違う違う。もう一つ0がついている札を出して」
と言われ、戸惑い。

なんだよ、結局コーラ缶一個43円か。
まぁ、それでも充分安いんだけどさ。
しかし、どうせ0を省くのなら3つくらい省けばいいのに・・・
1個だけ省くほうが、メンドクサイ気がするのだが。
■戸惑い④
レストランで飯を頼んだ時、
米とスープとともに、玉ねぎが出てきた。

で、この玉ねぎが、生。
スライスもなにもされておらず、
ただ、皮がむかれて半分に切られただけの状態で出てきたのだ。

世界中でいろんな国の食べ物を食べてきたが、
生の玉ねぎがそのまま料理として出てきたのは初めてかも、と戸惑い。
(生でもスライスされて出てくることはよくある)
これはどうやって食べるんだろうと思って、
レストランで同じような飯を頼んで食べているおじさんを見ていたら、
手で細かくちぎって、ラヴァーシュと言われる薄いパンに挟んで食べていた。
ふむむ、なるほど・・・
■戸惑い⑤
今度は別のレストランで飯を食べていた時。

違うテーブルのおじさんが話しかけてきたので、
ペルシャ語がほぼ分からないまま、
とりあえず、オイラの旅話を身振り手振りで語ってみた。
すると、食事後、おじさんが
「ここの飯代はオレが出すから」
と、奢ってくれるって言うじゃないですか!

ええ!?
あんなたどたどしい旅話で、そんなことしてもらっちゃうなんて・・・と戸惑い。
「ヘイリー、マムヌーン!(とてもありがとうございます!)」
覚えたてのペルシャ語で精一杯の感謝を伝えるオイラであった。
※追記
イランでは感謝の意を伝える時は、「メルシー」と言う方が一般的。
■戸惑い⑥
先の、車乗せ話やレストランでのおじさんの奢り話にあるように、
イランの人たちは、めっちゃ親切。
噂に聞いていた以上のホスピタリティーの国だった。
そんなイランなので、道をチャリで走っていたら、とにかく声をかけられる。
というか、手招きされて、呼び込まれる。
そこでは、チャイ(茶)をごちそうになって、くつろぎのひと時。

いやはや、嬉しいんですが、5km走るごとに呼び止められるのがイラン道。
全然前に進めないんですけど・・・と戸惑い。
■戸惑い⑦
呼び止められてご馳走になるのは、チャイだけではなかった。
ここイランも、スイカやメロンが豊富に採れるらしく、
道端には、スイカとメロンを並べた露店がいくつも並んでいる。
そんな露店の一つで・・・

またもやスイカをいただきまして。

このスイカがまた、美味しすぎて・・・戸惑いました(笑)

と、こんな感じで戸惑い続きのイラン。
さらに・・・小さな村の宿に泊まった時、
夜にポリスが宿泊者チェックに来て、
眠いのに取調べを受けたとか、
細かいエピソードを挙げればきりがないくらい戸惑ってはいるんですけど・・・
なんか、この戸惑わされ具合が旅っぽくて楽しいイラン。
さて、この先どれだけ戸惑わせてくれるのやら。
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ほんとに前に進めないんですよね。20~30kmおきに「うちに泊まりにこないか?」とか「ランチを食べないか?」なんて誘われてしまって・・・。