
昨日、ウシュアイアへ到着。
856日、自転車走行距離25,928kmで、
南北アメリカ大陸を縦断走破。
疲れ果てて辿り着いた
南米大陸最南端の街
<世界の果て/ウシュアイア>の看板の前で、
沸き起こった想い。
涙が溢れるかわりに、
長いようで短かったような
アメリカ大陸旅の思い出が、
心の中からあふれ出してきた。
石田ゆうすけさんの自転車旅に憧れ、
彼の跡を追ってみようと
アラスカから走り始めた二年半前。
なのに、当初から、いろんなことが起こり、
石田ゆうすけ旅追体験どころではなく、
<チャリヨシ>旅へと変貌。
二年半の走った跡、轍。
これは、まぎれもないボクの旅の証。
楽しそうだったから。
走り始めたのは、
そんな思いつきからだった。
理由はそれでいいじゃないか。
実際、楽しかった。
もちろん、この二年半の体験は、
楽しい、なんて一言では言い表せない。
日記に膨大に綴った言葉ですら、
まだ足りない。
ん~、書けば書くほど
想いからずれていくような気がする。
そこで、あえて、
楽しかったアメリカ大陸横断旅を
端的な一言で言い表すことにする。
<アミーゴ>
日本語でいう<友達>とは
若干ニュアンスの違う、
中南米で、とにかくよく使われる言葉。
路上を自転車で走っている男に声かけ、
「よかったら、うちに泊まりに来ないか?」
と初対面の男を部屋に招きいれてくれ、
僕らの関係はまるで、
前から続いているかのように
錯覚するように接してくれる人間関係。
これが、アミーゴ。
メヒコのケレタロで、
アンドレイ、マリオと出会い、
このアミーゴ体験をしてから
ボクの旅は変わった。
その後、出会った、
母と呼べる人、
帰ることができる家。
すべて、アミーゴ体験だ。
最高に楽しかった、と
思えるのは、
ボクのことをアミーゴと
受け入れてくれた、
人々との出会いがあったから。
この人間関係が新鮮だった。
そしてこの人間関係が大好きになった。
雄大な大自然に心震わされたこともある。
至福の時だ。
でも、ウシュアイアに到達して、
走馬灯のように思い返されたのは、
HPの一期一会のページに載せている
人たちの笑顔。
彼等とすごした時間。
そんなアミーゴの地、
アメリカ大陸縦断自転車旅は最高だった。
アミーゴ体験率、
自転車旅だと
普通の旅より遙かに高くなる気がする。
やってみるといい、
自転車旅。
こんなに面白いものはないのだから。
人生とは結局、自転車をこぐってことなんだから。
Life is like riding a bicycle:
To keep your balance,
You must keep on moving.
【チャリヨシさんのアメリカ大陸縦断走行記録】
日数:856日
走行距離:25928km
パンクした回数:127回
自転車を折りたたんだ回数:301回
消耗して棄てたタイヤの数:5本
交換したホイールの数:リアホイール1本
交換したボトムブラケットの数:1個
交換したハブの数:リアハブ1本
修理したハブの数:リアハブ1回
交換したチェーンの数:2本
交換したチェーンリングの数:3個
修復不能となり棄てたチューブの数:7本
折れたスポークスの数:数え切れず
壊れた空気入れの数:2個
折れたスタンドの数:2本
折れたフロントキャリアの数:2本
こけた回数:大コケ2回、中コケ2回
走行中殺めてしまった動物の数:犬1匹
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なんかね~、息子が同じ大陸に居るって安心感から、次の大陸に旅立って行っちゃうのを見送る、淋しい母の気持ち~~~。。パタゴニア突入、ってあたりからゴールが来て欲しいような、そうでないような気持ちでした。
にゃははっ。
お疲れさまでした。コメントの方もご無沙汰してしまいスミマセンでした。
何処を駆け抜けていても応援、続けますんで!