
ルクソールの宿<エベレスト>にて3人で撮った最後の写真
* * *
アスワンから船に乗ってスーダンへ向かう森くんとチャンくん。
本来ならばアスワンでお別れとなるところだったのだが・・・
スーダン行きの船が次の日曜日のため、時間が余った二人。
ルクソールで、オイラと一緒に過ごそうということになりまして。
ということで、3人で電車に乗ってやってきたルクソール。

女の子たちが元気な、活気ある街ですわ。
さて、ルクソールといえば、
古代エジプトの中王朝、新王朝、そして末期王朝時代に首都として栄えた街。
墓や葬祭殿、神殿などの遺跡が数多く残されている場所なのだ。
ということで、ルクソールでは遺跡めぐり。
ルクソール到着初日早々、
まずは、巨大神殿として有名なカルナック大神殿に行ってみた。

確かに、遺跡はデカかった。
が、アブシンベルで感じた<なにか>をココでは感じることができなかった。
ピラミッドを見たときと同じようなモノタリナイ感に、ちとガッカリ。
う~ん、やっぱりアブシンベルが特別だったんだろうなぁ・・・
そんなカルナックでは、
なぜか、エジプト人の観光客の皆さんに絡まれまくりまして。

神殿観光より、エジプト人と絡んでいた時間の方が長くなるハメに・・・




翌日は、数多くの王族の墓があるという、かの有名な<王家の谷>へ。
王家の谷があるルクソール西岸地区は広大な地に遺跡が点在しているというので、
自転車で巡ることにしたオイラたち。

で、やってきた<王家の谷>は・・・

写真撮影禁止なため、
画像ではお伝えできないのですが、
ココは、墓そのものより雰囲気を楽しみに来る場所かなぁ。
谷自体はオイラの好みのゴツゴツした岩で囲まれた場所にあり、雰囲気満点だったのだが、
墓は、まぁ墓。
カラフルな壁画や巨大な石棺には、おぉって思わされるけど、
埋葬品とかミイラとかは全部博物館に行っちゃっているからね。
なんかここもモノタリナイ感が残ってしまった。
そんなモノタリナイ感を解消させるべく、
これまた西岸地区に存在する<ハトシェプスト女王葬祭殿>に行ってみたのだが・・・
ココも建物自体はイマイチだった。
これで50エジプトポンドの入場料じゃ納得いかんよなぁ、と
森くんと話していたところ、
裏山に上っている人たちの姿が目に映りまして。
ふむむ、あそこへいくと面白そうだということで、
上ってみたハトシェプスト女王葬祭殿の裏山。

この裏山の上からの眺めは抜群だった。
ここ、ルクソール一の絶景スポット。オススメですよ。
(ホントは上っちゃダメみたいなんだけど)
さてさて、王家の谷から戻ってきたところで、
3人で過ごす時間もついに終わり。
電車でアスワンに戻る二人をお見送り。

「ナイル川沿い地区に戻ってからのエジプト人はウザ過ぎる」とキレまくっていた、イラチな森くんには、ついつい平坦になりがちな感情を起伏させることの大切さを思い出させてもらったし、
誰にでも笑顔で積極的に絡んでいくチャンくんには、人との垣根をもっと低くすれば、もっともっと旅が楽しくなるってことを再確認させてもらった。
流れしか書いていないこのつぶやきブログでは
書ききれないくらいの面白エピソードで溢れていた
3人で過ごしたこの一ヶ月。
その面白っぷりはいずれ日記やビデオで報告しますんで、
お楽しみに。
そして、なにより森くん、チャンくん、素敵な時間をありがとう。
喜望峰まで続く二人のチャリ旅。
アフリカ旅だから、平穏にとか安全にとかいう応援メッセージは、軽々しく言えないけど、
二人のことだから、それはそれで明るく乗り越え、楽しい旅にするのは間違いないとして・・・
とにかく、生きて辿り着くことを祈っているよ!