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今から2年前の2012年3月、
エチオピアのダナキルに行った後アップしたオイラの旅日記を読んで
「はじめまして!私もダナキルに行きたいので、いろいろ教えてください」
とメールをくれたのがキッカケになり、
その後もちょくちょくメールやFBで連絡をとっていた一人の女の子がいまして。

そんな仲谷彩ちゃんと、なんと、アルメニアのゴリスで遭遇。
ちょうどイランからアルメニア、そしてグルジアと、
オイラと反対方向の旅をしている彼女と、
ちょうど、お互いの通り道であるゴリスで、はち合うことが出来たのだ。

いやぁ、オイラの旅サイトのファンの方って、
隠れファンが多いため(笑)
「ブログ、ずっと読んでます!」
って表立って言ってくれる人がなかなかいないもんで。
「ヨシさんに会えるのずっと楽しみにしてたんですよ」
なんて言ってくれる、彼女の言葉がめっちゃ嬉しい。

さてさて、
台湾留学中に知り合ったというデンマーク人のエスカと一緒に
デンマークまでヒッチハイク旅をしている彩ちゃん。

そんな彩ちゃんと、エスカと、
さらに、宿で出会った世界一周中の休学学生旅人のユウキくんと共に、
ゴリス近郊の名所、タテブ修道院へ行くことに。

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一人だったら、めんどくさがって、たぶん訪れていなかったこの修道院・・・
いや、修道院自体はまぁ、それなりだったんですが、
この修道院に向かう行程で乗ったゴンドラからの風景が超絶景だった。

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チャリ旅では味わえない、上から仰ぎ見る山岳風景に感激。

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彩ちゃんや、エスカ、ユウキくんのおかげで、
素晴らしい場所を見逃さずにすんだ。
そして、オイラの影響を受け、セネガルに猛烈に行ってみたくなってるんです、という彩ちゃん。
うん、人は、こうして影響しあって、見聞を広めていくんですな。

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2014.07.31 Thu l アルメニア l コメント (0) l top
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昨日、アルメニアの南部の町ゴリスに到着。
またしてもエレヴァンを出発して以降、
ずっと野宿生活だったので、
ネットにもアクセスできず。
ということで、
3日間かけて走ったエレヴァン~ゴリス間のエピソードを
またもや、まとめて一挙公開。

■エピソード①

7/28、エレヴァンを出発してアララト山を望む街道沿いを走っていたら、
数百メートル間隔くらいで、道脇にスイカ売りの露店が並んでいた。
スイカは、買っても、一人じゃ食べきれないし、
運ぶとしても重くて荷物になるだけなので、
普段、走っている途中で自分でスイカを買うようなことはないのだが・・・
頂き物となると話は別。

とあるスイカ売りの露店のお兄ちゃんが手招きしてきて
「ほら、スイカ一個やるよ」
といって、でっかいスイカを丸ごと一個プレゼントしてくれたのだ。

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ありがたい!

と頂戴しまして。
が、出発したばかりで、まだそんなに腹は減っていなかったので、
とりあえず後で食おう、と自転車の後部に載せて走り始めたのだが、
後ろのスイカが落ちるのではないかと気になってしょうがない。

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ということで、道端で食べてしまうことに。
しかし、さすがに丸ごと一個は食いきれないよなぁ・・・
残ったヤツはどうやって運ぼうか?
なんて考えながら、食べ始めたのだが、
結局、ペロリと丸ごと一個食べ切ってしまった。

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おそるべし、走行中のチャリダーの胃袋。

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とはいうものの、
さすがに、お腹は満腹。
スイカで満たされ、タッポタポのスイカ腹で走りを再開させるハメに。

すると、走りはじめてすぐ、
次のスイカ売りの露店にちょうど採れたてのスイカを卸しにきていたトラクターに乗ったお兄ちゃんと目が合った。
そして、そのお兄ちゃんが、ありがたい言葉をかけてくれた。

「スイカ、一個持っていくか?」

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■エピソード②

スイカ街道を抜けたところに、
一台の車が道脇に止まっていて、
オイラが横を走りぬける直前に車のドアが開き、
運転席から一人の青年が降りてきて、
オイラに握手を求めてきた。

チャリを停め、握手に応じるオイラ。

その青年は、アルメニア語でしきりに何かを語りかけてきた。
当然アルメニア語は分からないオイラ。
まぁでも、敵意を感じない相手に対しては、
首をかしげながらも、ニコニコ笑顔対応。
そんなニコニコ対応に気をよくしたのか、
青年は、さらにエスカレートして、なにやら要求をしはじめた。
なにかを飲むジェスチャーをするので、
ビールかウォッカでも欲しいのかな?
なんて、思って
「ニエート(ロシア語でいいえの意味)、ビア、ウォッカ」
と答えたら、
「そうじゃないんだ!僕が飲みたいのは、キミの・・・」
と、青年がいきなりオイラの股間を触ってきた。
これが、またビミョウにソフトな触り具合だった。

は!?そういうこと!?

ここで、一気に事態が飲み込めたオイラ。
確かに、青年は敵意ではなく、好意を向けてはくれていたのだが、
オイラにとっては、受け入れがたい好意であった。

「そのケはないので~」

と、逃げるようにしてチャリで走り去るオイラ。

そのオイラの後を青年の車が追うようにして走ってきたので、
なにかされるかも、とすれ違う瞬間緊張が走ったのだが、
ナニゴトもなかったかのように、
青年の車はオイラの横を追い抜いていった。

ふ~

・・・と思った瞬間、
青年の車が止まって、
運転席から青年が降りて、
オイラが走り来るのを待ち構えているのが見えた・・・

■エピソード③

ホモのストーカーの追撃に怯えながら、
隠れるようにしてテントを張って夜を明かした次の日7/29。

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峠を一つ越え、下ったところにある小さな村の道沿いは、
桃売りが並ぶ桃街道だった。

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この桃街道の一軒の桃売りのおばちゃんたちに呼び止められ、
朝飯をごちそうになることに。
桃とパンと、コーヒーまで淹れていただき、大感謝。

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いやぁ、それにしても、アルメニアは起こることの振れ幅がデカイよ。
こんなに心にしみる親切な出会いがある反面、
今までに体験したことがない恐怖感を味あわせてくれる出会いがあったりするのだから。

■エピソード④

振れ幅がデカイのは人との出会いだけじゃない。
アルメニアは自然も振れ幅がデカかった。

これまでは、大変だと言いながらも、
雄大な山岳風景が広がり、チャリ走りが楽しくてしょうがない道だったのだが・・・

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7/29の後半から強風ゾーンに突入。
しかも、残念なことに向かい風。
風さえなければ、がんばってこいで登れる山道だったのに、
強烈な向かい風のため、もはや押して登るしかない状態になってしまった。

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しょうがない、ま、日が変われば風も止むさ、と思っていたのに、
そんな淡い期待は無残にも砕かれ、
7/30も風は止まずに、朝から向かい風の暴風。
しかも、道は、延々続く上り坂。
これが、最高にキツかった。

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それでも、なんとか最後の力を振り絞って、
2344mの峠の頂上に辿り着いたオイラ。

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やっと、ここから下り坂だ・・・
向かい風とはいえ、下り坂なら楽になる・・・
と喜んだのもつかの間、一旦下った後、なぜか再び登り坂が始まった。

もう一つ峠があったんかい・・・

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「・・・アルメニア、大好きだけど大っ嫌いだ」
と、叫んだ声は、すぐに暴風にかき消されてしまったのであった・・・

■エピローグ

くたびれ果てて辿り着いたゴリスの町。

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そんなゴリスの宿にチェックインした後、
メールチェックしてみたら、
「ゴリスに着きました!」
と、とある女の子から連絡が入っていた。
日付をみたら、彼女の到着も、ちょうど今日(7/30)。
ジャストタイミング、ということで、
ゴリスのメインスクエアで待合わせて、感激の初対面。

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え?この、とある女の子って誰って?
感激の初対面って何って?
彼女の正体と、感激の初対面のワケは・・・
この話、次回のブログに続きます、ハイ。

2014.07.31 Thu l アルメニア l コメント (0) l top
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ドシャー!

オイラの目の前を歩いていた少年がいきなりびしょぬれになった。

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超局所的雨か!?
と思って上を見上げると、
建物の上階から、別の少年がバケツで水をぶっかけてくるじゃないですか!
そして、なんと、次はオイラをターゲットにしているじゃないですか!

慌ててその場を離れ、難を逃れたと思った瞬間・・・
通りのわき道から現われた少年に
バケツで思いっきり水をぶっかけられた。

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ああ、なるほどコノコトだったのか・・・

と、ハタと気付いた。

実は、朝、宿の朝食を食べていたら
「ヨシ、今日出かけるんでしょ?」
と、サラが聞いてきたんですよ。
「うん、アルメニア虐殺記念館と、ゲガルド修道院に行こうと思ってて」
と答えると
「気をつけてね。今日はアルメニアの特別な日だから」
と、意味ありげにウインクしたサラは、ちょっぴりいたずらっ子の微笑を浮かべていたのだ。

この時は、アルメニアの特別な日だから気をつけて、という言葉の意味と
微笑の意味を分かりかねていたのだが・・・
サラは、このことを忠告してくれていたのだ、と今気付いた。

アルメニアは本日、ヴァルタヴァルという水かけ祭で、オトナもコドモも、男も女も、地元民も観光客も、関係なく、容赦なく水をぶっかけ、ぶっかけられまくる日とのこと。

ということで、
バケツ少年の次は、水鉄砲少年達に襲撃され、

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それから逃れたと思ったら、
今度は青年に、バケツで水をぶっかけられた。

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この日、エレヴァンの街には、逃げ場なんてなかった。

問答無用に唐突に容赦なく無遠慮に水をかけられるってのは、
正直、あまり気持ちがいいものではない。

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こういうのは、仕掛けられる側より、仕掛ける側のほうが楽しい。
かけられるより、かけるほうが、絶対楽しいはず。

と思いつつも、観光客という立場の遠慮から、
結局、最後まで、かける側には、まわれなかったオイラ・・・

今日の勝利者は、
この奇妙なイベントを底抜けに楽しそうにやっていた
少年少女たち、キミたちだよ。
人をずぶ濡れにしておいて、その屈託のない笑顔はなんだ、まったく(笑)。

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・・・それにしても、今日はチャリで走らない日でよかったよ。
こんな日にアルメニアを走っていたら、
目立つがゆえ、絶対あらゆる人たちからターゲットにされて、
ずぶ濡れどころじゃすまなかったかもしれない・・・

2014.07.27 Sun l アルメニア l コメント (2) l top
ウガなか
アルメニアっすか。夏はいいでしょうね。俺コーカサス3国とてもいい勉強になり、行ってよかったとすごく思う国です。冬前の10月で結構寒く山岳地帯では雪も降って。コーカサス楽しんでくださいね。


チャリヨシ
ウガなかさん、夏のアルメニアいいですよ~。自然が素晴らしいのはもちろん、美しいオネエサンたちが薄着なのも夏ならではの高ポイント(笑)でも、ここは雪の景色もみたいなぁって思わされるところですね。雪化粧した山々は、それはまた綺麗なんだろうなぁ、って思います。それにしても、僕もコーカサスは来てよかったって実感しているところですよ。来る前は、全然興味がなかった地域だったんですが、来たらめっちゃ好きになりました。


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昨日、エレヴァンの街を歩いていたら、ラフマジュンを出す店を発見。
トルコで初めて食べて以来、大好きになった
トルコ風ピザと言われるラフマジュンを久々に食おうと
店に入ってラフマジュンをオーダー。

この店には、店内に釜があり、
その場でおじさんが小麦粉をこね、
ノシ棒で生地をのばし、
生地の上に味付けをした挽肉を敷き詰めて作り上げたモノを、
釜に入れて焼いてくれた。

釜の前の席に座って、
その様子を見ていたオイラ。

ノシ棒で生地をのばし・・・
味付けした挽肉を・・・

ん?

オイラにとって、めっちゃ見慣れた光景が展開されていたのだ。
そう、この手順は、餃子の作り方にそっくりジャナイカ。

そうか!!!
ラフマジュンって、包んでいない焼き餃子だったんだ!
と、ここで、驚きの新発見。

なるほど・・・モグモグ・・・
どうりで・・・モグモグ・・・
そりゃ、ラフマジュンがオイラのお気に入りになるのも、もっともですわ、
と納得しながら、出来立てのラフマジュンをほおばるオイラなのであった。

2014.07.27 Sun l アルメニア l コメント (2) l top
ウガなか
ほーラフマジュンって言うんですか。見たことはありますが知らなかった。知らないでたぶん食べてたと思います。勉強になりました。ありがとう。


チャリヨシ
ウガなかさん、そうです、トルコではラフマジュンって言って、アルメニアではラマジョっていう食べ物なんですよ、これ。トルコ、アルメニアなら割とどこでもあるし、安くて美味しいB級グルメの王様みたいな食べ物だから、たぶん、食べたことがあると思います。


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エレヴァンで滞在しているカスカド・ホステル。
朝食つきのこの宿で、
今朝、宿泊客の旅人の皆さんと一緒に朝飯を食べながら、
よくある「どこから来たの?」話になった時、
一人の女性が「ハンガリー」と答えた。

「ふおお、ハンガリーですか!?実は僕ハンガリーで・・・」
と話そうとした時、
「あぁぁ!!!あなたはひょっとして!!!」
と、とびきりビックリした顔をして叫んだその女性、サラさん。

「そう、僕があの自転車の人です」

次の瞬間、親友だという自転車好きのスザンヌさんにメールを打ち始めた彼女。

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「スザンヌに知らせたら、きっと私以上にビックリするはず!っと・・・待って。そうだ、いいコト考えたわ」
と言って、メールを打つのを中断したサラさん。

iPhoneのカメラをオイラに向け
「実は、今日、スザンヌの誕生日なのよ。あなた名前はなんていうんだっけ?ヨシ?じゃぁ、ワタシがビデオを撮るから、ヨシが、スザンヌに誕生日メッセージを言って。ああ、我ながらいい思い付き。絶対彼女喜ぶわ」
と無茶振り。

Happy birthday Suzanne. I am Yoshi, Japanese cyclist. I don't know you but I believe you know me because my bicycle was stolen and found in Budapest that was big news so I was famous peroson in Hungary. I continue to travel with my lucky bicycle and meet Sara in Armenia now!

・・・とりあえず、やりきりましたよ、ふ~・・・

2014.07.26 Sat l アルメニア l コメント (0) l top
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オイラの旅サイトを細かくチェックしてくださっている方は
すでにお気づきだと思いますが、
サイトに掲載している
トルコ後半からの走行ルートは、全部手書きになってまして。

実は、トルコの東部を走行中にガーミンのGPS<eTrex Vista HCx>が壊れちゃったんですよ。
一応電源は入るのですが、サテライトをまったく拾ってくれない状態に。

で、オイラ自身で、いろいろいじったのだが、まったく直らない。
ほぼ6年使いまくったからなぁ・・・寿命か・・・

しかし、まぁ、ショップの人なら直せるのではないかと、
グルジアのトビリシのガーミンショップ、
アルメニアのエレヴァンのガーミンショップに行って
相談してみたのですが、
どうやら、ハードウェアが壊れちゃっているらしく、
どちらの店でも、お手上げ状態。

このGPSは日本を発った時からずっと使っていた言わば<戦友>。
バスや飛行機に乗っている時にも使っていたから、
相棒のファニーバニーよりも使用頻度は上だった。

だから、
「もう、直らない」
と言われた時は、かなりショックで落ち込んだ。

モノは必ずいつか壊れるってことは、
長旅をしていると、痛いほど実感することだから、
覚悟はできているはずなのだが、
それでもやはり、実際に壊れてしまうと、気持ちがめいる。

特にそれが長い間頼りにしていた、愛着のあるパートナーグッズであればあるほど、ね。

トルコで壊れて以来、しばらくGPSなしで走行していて、
ないならないで、なんとか走ることはできた。
だから、彼に義理立てするため、
これ以降の旅は、GPSなしで行こうか、とも考えた

・・・のだが、
エレヴァンのガーミンショップのオネエサンからの
「新しいの買ったら?まだ旅は長いんでしょ」
という一言で、
思わず新しいGPS<etrex 20>を衝動買い。

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アルメニア・エレヴァンのガーミンショップ<ガーミン・アルメニア>のお二人。美女と野獣・・・

いや、アルメニアの女性は、噂どおり美人さんで・・・
美人の誘惑には弱いんです、オイラ。
ハニートラップには絶対引っかかるタイプです、ハイ。

まぁ、とにかく、ということで、
新しいパートナーとなったオレンジのGPS<eTrex 20>。
安い分、今までのeTrex Vista HCxより機能が落ちている箇所もあるけど、
操作性はアップしているし、
なんたって、アルメニア&イランの詳細マップを入れてもらったんで、超便利。
町の細かい通りまでバッチリ表示されちゃって、
どこを歩いているか、一目瞭然。

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つーか、いや、やっぱり詳細マップは、便利すぎてダメだ。
迷わなくなるから、旅の面白みが半減しちゃうよ・・・

と、いいつつ、やっぱり使っちゃう、オイラ。

なくてもなんとかなる、とは思いつつ、
こういう便利グッズは、あったらあったで、依存しちゃう。

ただ、この新しいパートナーは、便利すぎるがゆえに、
マジで、使いどころのバランスをちゃんと考えなきゃイカンです、ハイ。

2014.07.26 Sat l アルメニア l コメント (2) l top
ウガなか
Garminよ安らかに眠れ。。。。俺もVISTA持ってる。カラーになる前のやつ。あまり使ってないからまだ現役。


チャリヨシ
ウガなかさん、VISTAって、かなりバランスのとれた名機だったと思うんですよ。小さい割には、ちゃんと必要なセンサが組み込まれてて。失ってから気づきました。まだ現役だというウガなかさんのVISTA、大事に使ってあげてくださいね~


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本日アルメニアの首都エレヴァンに到着。
グルジアのトビリシを出発してずっと野宿生活だったので、
ネットにもアクセスできず。
ということで、溜まりに溜まってしまった
この3日間のアルメニア走行をエピソード形式で一挙公開。

■プロローグ

エジプトからずっと異音を発していた相棒ファニーバニーの後輪。
グルジアのトビリシの自転車屋で
後輪ハブをメンテしてもらったおかげで異音が消えた。

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いやぁ、やっぱり、餅は餅屋。
エジプトからずっと気になっていたからなぁ・・・
早めに自転車屋に見てもらえばよかったよ。

オイラも相棒も健康であってこそ、
旅が存分に楽しめるのだから。

ということで、相棒が快調となっての走りとなったアルメニア。
楽しくないわけがない、っしょ。

■エピソード①

アルメニアに入って初日(7/23)、
道の雰囲気はグルジアとガラリと変わった。
険しい岩が聳え立つ絶景の渓谷道(Debed Canyon)となったのだ。

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と、景色は素晴らしいし、相棒も絶好調ではあるのだが、
照りがキツすぎる太陽と、アップダウンの激しい道にバテ気味のオイラ。
すると、ちょっと前の道脇で桃を売っているおばちゃんが、
桃を二つ手に持って、オイラのことを手招きしているじゃないですか。
近寄ると、
「ほら、これ、食べていきなさい」
と、にこやかな笑顔で、桃を手渡してくれた。

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早速かぶりつくオイラ。

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う、美味すぎる・・・

チャリ走りしている時に地元の人からいただく食べ物。
これは、空腹+愛情という最高のスパイスが降りかかってて
そりゃもう、この世のものとは思えないくらいの至福のお味。

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ただ、残念なのは、
空腹+愛情というスパイスの効力はその場限りのため、
この味は、この時、この瞬間しか味わえない。
二度と味わうことが出来ない幻の味なんです、ハイ。

■エピソード②

次の日(7/24)、朝テントをたたんで走り始めたところ、
今度は、道脇の畑で農作業中のおじちゃんに呼び止められた。
「こっちに来い」
というので、行ってみると、
「どっちがいい?」
とウォッカのボトルと、コカコーラのボトルを両手に持って聞いてきた。

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コカコーラのボトルに入っているのは、明らかにコーラではない。

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が、一応、コーラの方を指差し、
コップに液体を入れてもらい・・・

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乾杯して一気飲み。

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か~、キツっ!

「ん?これ?チャチャ(葡萄の蒸留酒)だよ」
と、おじさん。
やっぱり・・・

アルコール度数50度近いチャチャを朝からかっくらって走り始めた
アルメニア二日目。
ええ、完全に酔っ払い運転です、ハイ。

■エピソード③

山国のアルメニア。
二日目にひたすら続く上り坂をがんばって登ったのに、
三日目(7/25)の朝、一気に下って、目の前には再び上り坂。
もう、イヤになるくらいアップダウンの応酬なんですわ。

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昨日は酔っ払いモードだったから、麻痺して登っちゃったけど、
シラフの今日は、登れる気分じゃない。
あ~、もう登りは勘弁、
って思っていたら、目の前にタクシーが・・・

誘惑に負けました。

タクシーのおじちゃんが1kmあたり100ドラム(25円)で乗せてってやるよ、
と言ってくれたので、峠の頂上までタクシーで行くことに。

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これもまた、出会いの一つ。
タクシーのおじちゃんから、アルメニア正教や、アルメニアにあるロシア人村についていろいろ話を聞けたのが興味深かった。

ちなみに、峠の上まで距離は20km。
タクシー代は、2000ドラム(500円)。
うむむ、意外と安くすんだ。
で、やってみて思ったんだけど・・・
こういうふうにやる短距離ワープってのもアリかも。

もともと、折りたたみチャリで旅を始めたのは、
あらかじめ今日はバスって決めてやるワープだけじゃなく、
こうやってその場の思いつきで、
気軽に乗り物に乗せてのワープってのも想定してたはずなのだ。

■エピソード④

タクシーから降りて走り始めたら、セヴァン湖が見えてきた。

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標高1900mという高地にあるコーカサス最大の湖だ。
で、湖自体にはあまり興味がなかったのだが・・・
湖沿いを走っていたら、オイラの興味を猛烈に引くモノを発見。
それは・・・

ザリガニ。

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アルメニアでは、ザリガニを食べると聞いていて、
どこかで食べようと思っていたのですが、
セヴァン湖沿いの食堂で、
生きたままのぴちぴちのザリガニを調理してくれると言ってくれたので、
ココで食べてみることに。

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茹で上げられ、コリアンダーで味付けされたザリガニ

で、食べてみたザリガニは・・・
ザリガニって、泥臭い味のイメージだったのですが、
全然そんなことはなく、海老の味だった。
普通に美味い。
というか、どちらかというと、めっちゃ美味い。

■エピソード⑤

美味いといえば、トルコ東部、グルジア、アルメニアの高地に流れている天然水が、
マジ美味い。
世界中でいろんな水を飲んできたけど、
ココの天然水が世界一美味いのでは?
と思えるくらい美味い。
町の水道水はイマイチなのだが、
とにかく、山に流れる天然水は、ホント美味しい。
トルコ人、グルジア人、アルメニア人も、
みんなわざわざ車で山に登ってきて、
ペットボトルいっぱいに水を詰め込んで帰っていく。

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■エピローグ

そんなこんなで、今日は、標高2114mの峠から900mのエレヴァンまで一気に降りてきた。

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いつも思うのだが、
下り道は爽快である反面、
せっかく苦労して溜めた位置エネルギーを
無駄遣いしているようで、なんだかむなしくなる。
起伏のある大地を、登っては降り、登っては降り・・・
この一見無駄に見える努力の繰り返しが自転車旅。

ま、<一見>無駄に<見える>のは、
あくまで、<一見>であり<見える>だけ。
その裏には、このブログで綴っているように、
素晴らしい世界旅体験が隠れているんです、ハイ。

2014.07.25 Fri l アルメニア l コメント (3) l top
ウガなか
ああ、そういえばアルメニアではザリガニ料理有名だったなあなつかしい。あとアルメニアとグルジアあたりが世界の歴史上はじめてワインが作られた地域なんだって。すごく誇りにしてる、自家製ワイン作ってる家庭が多いし、安宿でもがんがん飲ませてもらえることもあった。滞在楽しんでください。


ウガなか
天然水がうまいといいワインができるんだろうね。


チャリヨシ
ウガなかさん、なるほど、ワインの発祥はこのあたりだったって説が有力なんですね。自家製ワインは、グルジアで死ぬほどたらふく飲ませてもらっちゃったんで・・・アルメニアでは、しばらくワインは見たくない気分(笑)それはそうと、天然水が美味しいから、ワインも美味しいってのは、納得ですわ。こういうモノは豊かな大地からのいただきものですからね。


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グルジアのレストランではいつでも誰かがヒンカリを食べている。
グルジアの国民食<ヒンカリ>。
グルジア版餃子と言われている食べ物だ。

餃子研究家としては、これについて深く触れないワケにはいかん、
ということで、今回のブログはヒンカリ特集。

さて、このヒンカリ、
実際に食べてみると、小龍包に近い。
一口パクつくと、
中から肉汁がジュワっとあふれ出る。

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なので、フォークやナイフが一緒に出てくるものの、
食べるときは手づかみ。
両手でつかんでまず一口かぶりつき、
あふれ出る肉汁をチューっと吸い上げてから、
改めて二口目をかぶりつくのが美味しい食べ方。
グルジア人の多くの人たちがこの食べ方で食べている。

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あ、中には手づかみではなく、
フォークで食べている人もいますが、
フォークに刺したヒンカリにかぶりつき、
肉汁を吸い上げる・・・と、手順は同じデス。

さて、そのヒンカリのレシピですが、
クタイシのメディコに教えてもらったやり方は以下のとおり。

肉は、シープ・ポーク・カウミートのミックスミンチを使う。
それに、ガーリックとオニオンを刻み入れ、
香辛料は、コリアンダー、ジラ(クミン)、レッドペッパーを使い、
塩で味を調え(胡椒は食べる時にふりかける)、
最後に、ポークオイルと水を少々含ませる。
たっぷりのコリアンダーが、グルジア風味を際立たせ、
ポークオイルと水が、あふれ出るジューシーな肉汁を作り出すらしい。

皮は小麦粉と水と塩と・・・卵を使うらしい。
うむむ、オイラが餃子の皮を作るときには卵は使わないので、
皮の材料に卵ってのはちと新鮮。
今度、自分でつくるときには卵を入れてみよっと。

で、皮に具を包むのにちょっとテクニックがいるのだが、
まぁ、肉まんをつくる時のやり方に似ている。
茹でる時に肉汁がもれないようにガッチリ包むのがコツ。

そして、出来上がったヒンカリを
たっぷりのお湯で茹で上げて出来上がり。

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ちなみに、このヒンカリ、店によって全然味が違う。
めっちゃ美味しいヒンカリを出す店がある一方で、
めっちゃ不味いヒンカリを出す店もある。

めっちゃ美味い店のヒンカリは、
20個くらい一度に食えてしまうくらい美味い。
(ヒンカリは大きいので、通常一度に5個食えば満腹になる)

ヒンカリ食べまくり調査の結果、
オイラの一番オススメ<ヒンカリ>は、
グルジア軍道途中にあるホテル<Kakhaberi>の併設のレストランで出してくれるヒンカリ。
ここのヒンカリは、皮といい、具の味付けといい、肉汁のジューシー具合といい、全て満点の絶品でしたゼ。

2014.07.21 Mon l グルジア l コメント (5) l top
ヤス
ヨシさん

初めてコメントさせて頂きます。

ブログや動画をいつも楽しく拝見しています。キツイ登り、悪天候、想定外のハプニング・・・色々あっても、相棒と旅するヨシさんはとても幸せそうで、それがとても印象的です。

今グルジアなんですね、ヒンカリも最高に美味しそうですね。お体に気をつけてガンバッテください~陰ながら応援しております~


チャリヨシ
ヤスさん、はじめまして!
ブログや動画を見てくださってありがとうございます。登り坂や、向かい風や、雨や、吼えてくる犬や、理不尽なトラブルはいつまでたっても好きにはなれないんですが・・・そういう負の要素があるからこそ、楽しいことや心地よいことが、より楽しく、より心地いいんですよ~。この、より楽しく、より心地いいって感覚が、幸せ感につながっているような気がします。

まだまだ旅は続くんで、陰ながらの応援、これからもヨロシクおねがいしま~す。


ウガなか
そういえばヒンカリを絶対食べろってルーマニアで会ったとき言ったような気がする。さすが餃子研究科のチャリヨシさん作り方の研究まで。今度チャリヨシ製ヒンカリの写真よろしく!!!


ウガなか
ヒンカリ食いてええええええええ!!!



チャリヨシ
ウガなかさん、そうそう、命令に従って(笑)がっつりヒンカリを食べてきましたよ!ということで、僕の舌はヒンカリの味を覚えたし、レシピもゲットしたので、今度会った時には、特製ヒンカリをごちそうしますよ。それまで、待っててください~


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グルジア軍道をひた走ってやってきたカズベキ。
ここには、5033mあるグルジアの最高峰カズベキ山が聳え立っている
・・・はずなんですが、それらしい山は全然見当たらなかったんです。

翌日、山の上にあるツミンダサメバ教会を見に
小高い丘に登ったんですが、
カズベキ山があるはずの方向を見ても、
見えるのは牛の群れと雲だけだった。

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そんな感じでカズベキ山が見れないまま迎えた出発の朝、
朝日の出とともに起きて、
最後の村散歩しようと、外へでたら・・・
それまで雲で覆われていたところがクリアになっていて
そこにドド~ンと、大迫力の凛々しい雪山が聳え立っているじゃないですか。

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はわわ、これがカズベキ山か!

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隠れに隠れて最後に姿を見せるというニクイ演出だけに
対面の感動がひとしお。

とにかく、これは、もっと間近で見ねばと、
ツミンダサメバ教会がある小高い丘まで再び登りはじめたのですが、
道の途中の見晴らしのいいところで見たカズベキ山は
あっという間に広がったドンヨリとした雲に覆われ、
再びすっぽりと雲隠れしてしまっていた。

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チャンスとは一瞬。

チャンスの神様<カイロス>は、前髪は長いが後頭部が禿げた美少年。
彼が、通り過ぎてから後ろの髪の毛を掴もうとしても髪の毛が無いので掴めないのだ。

まぁ、今回は、ちゃんと前髪を掴めたので、良しとしよう。

* * *

さて、カズベキ山を隠してしまったドンヨリとした雲は、
雨雲に発展し、
カズベキからトビリシへの戻り道は、小雨がぱらつく悪天候となった。

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道はモヤってしまい、せっかくの絶景景色が見えないので、
走っていてもつまらない
・・・かと思いきや、そこは、人が面白いグルジア道。

おじさんたちに呼び止められ、自転車を止めたら
「ビールもってないか?」とおじさん。
「ウォーターならありますが」と答えると
「ウォッカ?」とおじさん。
ウォーターがウォッカに聞こえるとは・・・
そんなに酒が飲みたいんかい、とツッコミ。

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道脇で戯れているおじさんたちとの絡みが面白くって、
悪天候走りも充分に楽しめた。

で、そうそう、そんな走りの途中で養蜂箱を発見したので、
立ち止まって見ていたら、おじさんが取れたてのはちみつを出してきてくれたんですよ。

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生はちみつです。

そう、生はちみつ、天然はちみつといえば・・・
すでにオイラの旅サイトのトップページに情報を掲載してあるんで、
お気づきの方も多いとは思いますが、
南米で一緒だった旅仲間のコンちゃんが、
日本に戻ってハンガリーの食品&雑貨のお店を開業していて、
そんなコンちゃんが先日、
ハンガリー産の上質天然はちみつの取り扱いをはじめたって連絡をくれたんですよ。
ハンガリーの蜂蜜は、僕も健康維持のためハンガリー滞在中に、ずっと愛用していたし、
信頼のおける男コンちゃんが見込んで口説き落としたという養蜂農家の天然はちみつらしいので、モノはいいはず。
興味ある方は、コンちゃんのお店<コツカマチカ>を覗いてやってくださいな。

コツカマチカのサイトはココをクリック!

2014.07.20 Sun l グルジア l コメント (2) l top
ウガなか
グルジア軍道いいね。コーカサス山脈はホント美しい。住民には厳しい自然の姿なんだろうけど。冬なんか特に。カズベキ山の写真Facebookで載せてたと思うから、ひまなら見てみてください。


チャリヨシ
ウガなかさん、ホント、素晴らしい道でした、グルジア軍道。でも、雪山好きとしては、冬のグルジア軍道はもっと趣きがあるんだろうなぁって思いながら走ってまして。カズベキも、この周囲を囲む山々が白くなっていたら、なんて素敵な世界なんだろって夢想したりしましたし。ただねぇ、雪景色がみたいのに、雪が降る季節はチャリで走りづらい・・・この矛盾がチャリ旅の悩みどころです。


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トビリシから北に向かってロシアへ続く道がある。
グルジア軍道と言われている道だ。

元々軍事用に作られた道なので、
そんな仰々しい名前がついているが、
道としては、牛がいたるところに寝そべっている普通の道。

・・・って、いや、この道はやっぱり普通の道じゃなかったんです。

超絶景道だったんですよ。

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実は・・・
グルジアの後、ロシアに抜ける予定はないので、
この道を行くとしたら、
200km走ってロシアとの国境近くまで行った後、
また同じ道でトビリシに戻ってこなきゃいけない。
なので、メンドクサイから、バスでサクッと行って見るだけ見てきちゃおうか、
と、思ったりもしたのですが、
クタイシからトビリシまで乗ったバスで見事に車酔いしたオイラ。
クタイシからトビリシまでの道以上にグネグネの山道というグルジア軍道は、
バスじゃ無理だと判断し、
しょうがないので、チャリで走ってみたんですが・・・

この判断が大正解だった。

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途中にある2379mのジュヴァリ(十字架)峠から
カズベキというロシア国境に近い村までの
道沿いの風景が、ため息つくほど素晴らしかった。

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こんな風景がバスの車窓から見えたら、地団太踏んで悔しがったに違いない。
ふおお、この道は自転車で走ってよかったよぉ

・・・と言えるのは、ロシアとの国境近くの村カズベキに到着した今だから。
実は、久々の2000m級の峠越えだったので、
ジュヴァリ峠の途中では、くたびれ果てて、ダウン寸前。
なんで、自転車で来ちゃったんだろ、って
激しく後悔したりして、峠を越える前にトビリシに戻ろうか、なんて考えたりもしたりして。

まぁ、こんな感じでコロコロ変わるのが、チャリダーの心理状態(オイラだけか?)。
それでも、結局行っちゃうのは、
行けば何かがきっとある、という期待がそうさせるのか?
・・・いや、ただの意地なんだろうな、きっと。

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2014.07.18 Fri l グルジア l コメント (0) l top
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ガーリックとミルクのスープに漬けられたチキン料理の<シュクメルリ>

一昨日の7/14にグルジアの首都トビリシに到着。
え?クタイシにしばらく停滞したには早くね?
と、つっこむ皆様、
ええ、得意のバスワープを使っちゃいまして。
というのも、この時期のグルジアめっちゃ暑いんですよ。
走る気が失せるくらい暑い。

北海道と同じくらいの緯度だというのに・・・なぜ?

まぁ、とにかく、
そんな暑さに負けないためには、
ちゃんと食べなきゃ、
ということで、ガッツリ食べてるグルジア飯。

そんなグルジア料理は、
実は、旅人の間では絶品と評判でして。
とにかく、安くて美味いという評判しか耳にしない。

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溶かしたバターとほぼ生卵を乗せたチーズパン<ハチャプリ>

ということで、トビリシではひたすら食べ歩き。
まずは、グルジア料理の代表選手たちである
グルジア版餃子の<ヒンカリ>を食べ、
カッテージチーズをふんだんに使ったチーズパンにバターと卵を乗せた<ハチャプリ>を食べ、
グルジア版肉ジャーマンポテトの<オジャグリ>を食べ、
ガーリックとミルクのスープ漬けチキンの<シュクメルリ>を食べてみたんですわ。

いやはや、確かに、どれも、一口食ったら

「うまっ!!!」

と、思わず声に出してしまうほどの美味しさ。

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ポテトと豚肉が山盛りになって出てくる<オジャグリ>

うむむ、これは、評判になるだけの味だわと
思いながら食べ続けたのですが・・・

ええ、確かに美味しいのは美味しいんです。
そこには全然異論はないっす。
ハチャプリなんて一口目は涙が出るほど感激する味でしたもん。

ですが・・・

どの料理も、途中から、
う~ん、もう充分かも、ってな反応に。

スプーンとフォークの手がすすまなくなるのですよ。

量が多いってのがあるんですが、
その反応が起こる一番の要因はたぶん<濃すぎる味付け>。

そう、グルジア料理って、非常に味付けが濃い。
だから、美味さを強烈に感じる反面、
すぐにカラダが、満足信号を出してくる。

濃厚コッテリ味系のラーメンって
美味しいけどたくさんは食えないじゃないですか。
あれと同じ感じ。

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食べ終わるとあぶらスープが器に残る。濃厚な出汁が出てて美味しいのだが・・・

まぁ、でも、この濃い味はビールには合う。
酒のおつまみ料理として最適化された結果のお味ですな、グルジア料理は。

それに比べて、
ほぼ素材だけの味で料理されていたトルコ料理。
トルコにいた時は、
「アッサリすぎて、モノタリナイよ」
って思っていたんだけど・・・
今はあのトルコ飯のアッサリ味が恋しい。

2014.07.16 Wed l グルジア l コメント (0) l top
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「カグイマルジョス(乾杯)!」
動物の角で作った特製杯になみなみと注がれた自家製ワインを飲み干す。
すると、またなみなみと自家製ワインが注がれる・・・

うひょひょ、もう、すっかり酔っぱらいですよ・・・

旅中、あまり酒を飲まないオイラなのに、
なぜに、こんな酒飲み状態になっちゃっているかというと・・・


一昨昨日の7/10、ついにトルコを出て
77ヶ国目のグルジアに入国したんですよ。

グルジアは道のど真ん中を豚や牛がウロウロしているような、のどかな国。

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そんなグルジアの第二の都市のクタイシに一昨日到着したオイラ、
ココでは、ぜひともお世話になりたい家がありまして。
それは、スリコ&メディコの家。
ナミビアを一緒に旅したダイスケくんや
ハンガリーのアンダンテでお世話になったコータくんが
絶賛していたグルジア人のご家庭の家。
ここ、旅人を泊まらせてくれる民宿をやっていて、
訪ねると、ウェルカムで迎え入れてくれるらしいのですよ。

そんなスリコ&メディコの家で待ち受けていたのが・・・

酒好きスリコのワイン&チャチャ(グルジアの蒸留酒)攻撃だったんです。
冒頭に書いたような勢いで、飲まされまくり。

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グルジアはキリスト教圏なので、酒はまったく問題なし。
そんなグルジアの人たちはホント酒好きばかり。
実は、クタイシまで走っている途中に、
現地のおじさんたちに声をかけられ、
何度か休憩がてらにご一緒したんですが、
近寄ったら・・・「酒くさっ」
昼間っからビールをたらふく飲んでいるのですよ。

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グルジアに入ったら急に車の運転が荒くなったなぁと感じてたんたけど、
これはひょっとして、酔っ払い運転だからなのではないのかと・・・

* * *

さてさて、
スリコによる酒攻撃と共に、この家を超絶快適にしている要因がもう一つありまして。
それは、メディコの美味しい飯攻撃。

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メディコのつくるグルジア料理が絶品なのですよ。
朝夕、ほっぺたを落としてくれる料理がテーブルにこれでもかっていうくらい並べられる。

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もちろん、グルジア版餃子の<ヒンカリ>もご馳走していただきまして。

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餃子研究家のオイラですから・・・
ちゃっかり、メディコからレシピも教えてもらっちゃいまして。
これからは、ヒンカリも、オイラの餃子レパートリーに入ることに。

そんなスリコとメディコのお二人は、
ホント、素敵な老夫婦。
酔っ払うと「アイラブユー、メディコ」と連呼するお調子者のスリコ。
そんなスリコを「また酔っぱらっちゃって、しょうがないわねぇ、ホントに」と、
邪険に扱いながらも、ホントは嬉しいんだろうなぁ、と思わせる笑顔をみせるメディコ。
これまでいい時間を共有してきたんだろうなぁ、って思わせてくれるお二人なんですよ。

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* * *

と、あまりの居心地のよさに、ヘタしたらスリコ&メディコの家だけで
時間が流れていっちゃいそうなクタイシ滞在なんですが、
ちょうど、昨日、フェスティバルが開催されるって聞いたので、
覗いてきたんです。

そこで繰り広げられていたのはコーカサスの音楽と踊り。

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グルジアでは太鼓をドリーという

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グルジアの弦楽器チョンゴリと、トルキッシュダラブッカ

実は、コーカサスの音楽と踊りはぜひとも見ておきたかったんですよ。
というのも、
ヨルダンで走っている途中でBBQを奢ってくれたおじさんの一人が
コーカサスの出身で。
で、オイラが太鼓とダンスに興味があるって言ったら、
コーカサスダンスのビデオを見せてくれたんですよ。
その映像が、かなり迫力ある素晴らしいものだったんです。

そんなコーカサスダンスを早速この目で見ることができてよかった。
コーカサスダンスは華麗な足技やダイナミックな回転技が特徴的。
なかなか他では見れない、独特のダンスなんですよ。
(あえて言うなら、ハンガリーで見たフォルクローレダンスに近いかも)

いやぁ、それにしても、最近、こんな感じで、
自分の興味の対象に次から次へと出会えるようになってきたなぁ。
オイラの興味ゾーンに入ってきたからなのか、
それとも、長旅による経験から興味アンテナが冴え渡ってきているのか。
まぁ、ともかく、いい旅の流れなのは間違いない。

2014.07.13 Sun l グルジア l コメント (0) l top
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ラマダン中のトルコでは
<ラマダン・チャイ>なるお茶の葉が山積みになって売られている。
ラマダン中なので、日中は何も食べない人が多いから、
レストランやロカンタは昼間は開店休業状態なのだが、
(やっぱりラマダン中のイスラム圏の走りは、食い物が食いづらいからツライ)
チャイハネには人が集まっていて、お茶だけは飲んでいる。
え?ラマダン中は、水分もとっちゃダメなんじゃないの?
ラマダン・チャイって特別に飲んでもいいお茶なのか?
っていうツッコミはさておき、
それほどまでにお茶好きなトルコ人。
そんなトルコのお茶のふるさと、リゼという町に本日到着。

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政府の手厚い保護の下、リゼでは、1930年代から茶葉の生産が始まったらしい。

昨日まで居たトラブゾンより、なんかだか都会。

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トラブゾン?・・・あ、そうそう、
イランとの国境近くの町、ドゥバヤズットへ行ってたから、
もうイランへ突入したのでは、と思った方もいたかもしれませんが、
残念ながら、あの時点ではまだイランビザを取得してなかったもので、
イランには入れなかったんですよ。

ということで、ドゥバヤズットから、バスワープして、
イランビザ取得が超簡単というイラン領事館のあるトラブゾンへ行き、
昨日、イランビザを即日ゲット。

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ペルシア暦だと今年1393年!?

ようし、これでイランに入れるぞ!
・・・と、その前に、
トラブゾンからの黒海沿いを走りはじめるルートだと、
イランに行くためには、
飯が安くて美味いと評判のグルジア、
女の子が超絶美人ばかりと評判のアルメニア、
この二つのトラップ国を走り抜けねばならない。
絶対ひっかかって、没すること間違いなしのこの魅惑のトラップ、
果たして、イランに入るのはいつになるのだろうか・・・

2014.07.08 Tue l トルコ l コメント (2) l top
かつ
ヨシさんお久しぶりです。ついにグルジア!人・食・自然と三拍子そろった(酒・物価の安さも)、個人的にもおススメの国です。僕が行ったときは、ヨシさんと逆のルートで、ずっとイスラム圏の旅からのグルジアだったので、豚料理とワインに悶絶しまくったのを覚えてます(笑)。当時はまだツーリストも少なく、人もよかったのですが、今はどうなんでしょう?雄大な自然を是非チャリで満喫してください。


チャリヨシ
かつさん、どもども。ようやく明日か明後日くらいにグルジアに入りますよ~。物価の高いトルコでは、いろいろ食べてはいたものの、なかなかお腹一杯までは食べれなかったので、安くて美味いと評判のグルジアでの食はめっちゃ楽しみにしているんですよ。豚料理、いいっすね~。そして、かつさんが旅していた頃と同じく人がよければいいなぁ。とにかく、がっつり満喫したいと思います、グルジア!


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あの伝説のノアの箱舟が漂着した地と噂されるアララト山。
そのアララト山の麓にある町ドゥバヤズットは町歩きが楽しい。
とにかく、町の人たちがフレンドリーでおちゃめなのだ。

二人の青年達が写真を撮れっていうから、撮ろうとしたら、

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こうなり、

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こうなって、

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最後にはこうなる。

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右の二人は何故、ガス管を持ったんだ?

八百屋のおじさんの写真をとらせてもらおうとしても、結局こんな写真になっちゃう。

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そうか、郊外で羊を飼っている青年達もホントはこんな戯れをしたいのかも。
だけど、周りには羊しかいないから、
たまたま通るチャリダーの気を引くために
マニーマニーって連呼したり、
羊を操る棒で襲ってみたり、
カンガル犬をけしかけてバックを強奪したりしているのかもしれない。
・・・って、だとしたら、こじれた<かまってちゃん>だよ、まったく。

※かまってちゃん:かまって欲しくて迷惑なことを起こす人のこと。常に誰かに相手にしてもらうためにさまざまな奇行を起こす人のこと(ニコニコ大百科より)

2014.07.05 Sat l トルコ l コメント (0) l top
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「マニー、マニー」
またメンドウな声が聞こえてきた。

おととい出発したワンから、本日到着したドゥバヤズットまでの山岳道、
このあたりでは道沿いで牧羊がなされているのだが、
その羊たちを操っているのは主に日本で言う中学生~高校生くらいの少年たちが多い。

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そんな少年たちは、チャリで走っているオイラを見かけると
必ず寄ってきて、
「マニー、マニー」
と言って、お金をせびってくる。

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小学生以下の羊飼いの少年もいたりする

アフリカか、ココは。
って、いや、アフリカの方がまだ、
挨拶としてギブミーマネーと言っている感があった。
子供たちが笑顔で言ってくるから、愛嬌があった。
それに対して、ここの少年達は目が笑ってないし、たちが悪い。
そのまま無視して走り去ると、
罵声を浴びせ、石を投げてくることさえあるのだ。

今回も、一人の少年がしつこくマニーと言って寄ってきたので、
無視して通り過ぎようとしたら・・・

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次の瞬間、
左腹に痛みが走った。

振り返ると、棒を振り上げながら
ものすごい形相で追ってくる少年の姿が見えた。

なんと、羊飼いの少年が羊を操る棒でオイラのことを襲ってきたのだ。

棒で打たれた腹立たしさと、
「ナゼ、お前はこんなことをするのだ?」という疑問が沸き、
ココは、対峙して、対話せねば、と一瞬思ったりもしたのだが、
目がイッちゃっている彼の表情を見たら、
ココは話し合いなんて成立しない、と判断し、
逃げねばやられる、と、力いっぱいペダルを漕いで逃げた。

追い討ちをかけるように、
石が投げられてきた。

この辺の山岳地帯に住んでいる人たちはクルド人。
どうやら、こんな理不尽で暴力的な嫌がらせをしてくるのは、クルド人の少年達らしい。

クルド人・・・
紀元前6世紀の半ばに、クルド人の祖先とされているメディア王国が、ペルシャ人によって滅ぼされ、以後クルド人はペルシャ、アラブ、トルコ、モンゴル、ロシア、そしてイギリスやフランスによる分割支配を受けてきて、現在、クルド人は世界最大の「独立した祖国を持たない民族」だと言われている。

そして、トルコではクルドという存在自体が認められていない。
1923年のトルコ共和国の成立以来、トルコ政府は、トルコにはクルドはいない、いるのは「母国語を忘れた山岳トルコ人」だけだという姿勢をとってきた、とのこと。
クルド人は自分達はクルドであることを表明するため何度も抵抗運動を起こしたが、その度に、武力鎮圧を受けてきた、という歴史を持つ。

今も、この地域はピリピリしている。
実際、今日、一般道路を戦車が走っているのを二回も見た。

居ないとされながら、実は人口約1300万人もトルコ国内に居るクルド人。
トルコのもうひとつの顔だ。
確かに、東のこの辺は、これまでのトルコとは違う雰囲気を持っている。

虐げられた民族としてはユダヤ人くらいしか知らなかったけど、
世界にはまだまだ多くの虐げられた歴史を持つ民族がいるのか、
そんな過去があることを知り、
クルド人に対して同情の意を持ち始めたところだったのに・・・
この事件以降、
お前らがそんなことをするから、
嫌われるんだろ、だから、居ないことにされるんだろ、という
思いに変わっていった。

二つ前のブログに書いた、カンガル犬によるバック強奪事件。
実際は温厚なカンガル犬がオイラを襲ったのも、
実は、牧羊をしている少年達がけしかけたからじゃないか、
なんていう話も聞き(真実かどうかは今となっては分からないが)、
ますます、彼らが嫌いになった。

そして、その後、
少年達を遠くに見かけると、
隠れるようにして走った。

一切関わりあいたくなかった。

牧羊の集団を見つけると、、
反対の車線の方を走ったり、
とにかく、少年達から避けるように避けるように走るようになってしまった。

緑に染まった美しい山岳の峰が続き、
風景は絶景だというのに・・・
走りがまったく面白くなくなっていった。

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なんで走っているんだろ?
久々に、哲学的な疑問が頭に沸いてモヤモヤしてきた。

そんな、モヤモヤした気分で到着した峠の頂上で、
休憩をしていたトラック運転手3人組に呼び止められた。

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チャイをご馳走してくれるとのこと。
え?今はラマダン中でしょ?と聞くと、
「俺たちは、クルド人だから」
と、リーダー格のサンダールさんが言う。

え?あなたたち、クルド人なんすか?
一瞬でオイラは警戒モードに切り替わった。

が、陽気な3人は、そんなオイラの警戒モードなんて気にもせず、
トラックの車内へ招き、電気ポットでお湯を沸かし始めた。

しかし、まぁ、絶好のチャンスではある。
この際だから、いろいろクルド人について聞きたかった。

なんで、少年達は、マニーマニーと連呼するのか、
そして、それを無視するとなんで、逆切れするのか、とか。

でも、クルド語かトルコ語でしか話してこない彼らとはどうしても意思の疎通が出来なかった。
理解したいのに、理解できない。

「チャイ、チョクギュゼル(お茶、美味しいです)」
という小学生レベルの会話しかできない、自分の語学能力が悔しい。

と、ここで、彼らの仲間の一人のおじさんがトラックに乗り込んできた。
そして・・・しばらく彼らに交じって話していたおじさんが突然歌を歌いだした。

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「クルドの歌だ」と、サンダールさんが説明してくれた。

あ・・・

伝わってきた。

聞き飽きるほど聞いていたトルコの歌とは違う、
哀愁溢れる、それでいて力強いおじさんの歌は、
クルド人が背負ってきた悲哀とさげすまれながらも生きてきた生命力を
感じさせてくれるものだった。

言葉が分からないと、相互理解は難しいが、
言葉はなくても、感情の伝達はできるのだ。

当たり前のことに、今更ながら気付かされた。

クルド人の少年達はメンドウだ、と
事前に聞いちゃっていたから、
なるべく関わらないでおこうと、思っちゃっていた。
そんなオイラの気持ちが、
感情として表出し、
そのマイナスの感情をキャッチしたあの少年が、
逆切れしたのかもしれない。

要は、あの事件は、オイラ側の気持ちが招いたことだったのかも。
走りが楽しくない原因は、オイラ自身が作っていたのだ。

おじさんたちと別れて走り始めたオイラ。
しばらく走ったら、目の前に羊の群れが見えてきた。
進行方向を変えずにそのまま走ると、
近づいてきた牛飼いの少年達が待ち構えていた。

「メルハバ(やぁ)」
と、出来る限りの笑顔で、彼らに話しかけた。

「メルハバ」
笑顔が返ってきた。

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2014.07.04 Fri l トルコ l コメント (4) l top
Yoko
素敵な体験ですね。
率直な文章で、大切なことが伝わってきました。自発的に考えて偏見をなくす、なかなか難しいことですね。でもshimadaさんのように、まず自分から受け入れようとする姿勢が大切なんだなあと実感しました^_^
素敵な経験談、ありがとうございます。引き続き旅を楽しんでください(^o^)


チャリヨシ
Yokoさん、どうも!
つたない文章なんですが、なにか感じてもらえたようで、嬉しいです。
偏見をなくすっていうのは、ホント、難しい。
でも、旅、特に自転車旅だと、
その偏見を見事に崩してくれるような
気付きを与えてくれる人や出来事と出会っちゃうんですよ。
その時に、気づきに気づける心の柔軟さはもっておこう、って心がけてます。

コメントありがとうございました~
引き続き、旅話つづっていきますんで、これからもよろしくです。



ウガなか
すばらしい日記!


チャリヨシ
ウガなかさん、お褒めいただき、ありがとうございます!


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美食の街ガズィアンテップ、
食のふるさとシャルンウルファ、
食い倒れの街ディヤルバクル
と巡ってきた、トルコ飯堪能の東部アナトリア地方旅。

基本的にバスワープで駆け抜けちゃったんですけど・・・
それは何でかっていうと、
今、トルコの東南部はめっちゃ暑いんですよ。
チャリで走っていると、暑さにやられて、食欲不振になってしまう。
食ゾーンを巡るのに、食欲不振になったら、本末転倒だからさ、
・・・という言い訳を一応しておこう。

さてさて、ガズィアンテップに続く、食べ巡り東部トルコ飯レポート第二弾。

あ、その前に、そういえば、
トルコにはマンティというトルコ版餃子と言われるものがあり、
そのマンティは、カッパドキアあたりで食べられるというので、
カッパドキア散策の合間に、食べてみたんですよ。

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しかし・・・これ、
餃子というより、単なるラビオリ。
ヨーグルトとトマトで味付けってところが
確かにトルコ風ではありますが、
餃子って感じは全然しなかった。

やっぱり、トルコじゃ、餃子は食えないよなぁって思ってたら、
今朝、なんと、これぞトルコ版餃子、と言える食べ物に遭遇。

それは、ボレキという
ユフカ(小麦粉と水を混ぜ合わせたパン生地を薄く延ばして鉄板で焼いて水分を飛ばしたもの)を重ねたトルコ風パイ。
この挽肉詰めバージョンが、餃子といってもアリなお味だったのだ。

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オーダーするとおじさんがヘラみたいなので、細かく切ってくれる

ミートパイなんでしょ、餃子とは違うじゃん、
とおっしゃる方もいらっしゃるとは思いますが、
いやいや、このボレキは、単なるパイとはちと違う。
皮が完全にパサパサではないんですよ。
モチモチ感を残しているっていう意味で、かなり、餃子に近い。

そんな発見があった、ディヤルバクルの街では、
もう一つ面白いトルコの味に遭遇しまして。

それは、チーキョフテ。
挽き割り小麦と生の羊肉をあわせたペースト、というこの料理。
トルコに入国した時から興味はあったんですが、
なかなか出会えなくて。
そんなチーキョフテ、
ディヤルバクルの街に来たら、あちこちに屋台が出ていた。

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夕刻になったら、いろんなところでおじさん&お兄さんたちがタライを練り始める。

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その様子を、興味シンシンで見ていたら、
「食べてみる?」
と、お兄さんがひとかけらプレゼントしてくれた。

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「テシュキルドゥルム(ありがとう)」
と言って、もらったひとかけらのチーキョフテを食べてみたら・・・

辛っ!!!

猛烈な辛さが口の中を襲ってきた。
生羊肉だから、臭みがあるのかと思いきや、
そんな臭みなんて吹っ飛ばすほどの辛みづけ。

聞きしに勝る強烈な味だ。

しかし、後味は不思議といい。
挽き割り小麦のザクザクとした食感もいいし、
意外と、やみつきになりそうなお味ではある。

さて、そんなチーキョフテ、
実は、ふるさとは、シャルンウルファらしい。
でも、シャルンウルファでは、全然チーキョフテ屋台は見かけなかったんだよな・・・

まぁ、シャルンウルファには、
オイラのお気に入りトルコ風ピザのラフマジュンがあるからいい。
ラフマジュンのふるさとは、シャルンウルファらしいのだ。

ということで、ウルファでは、
ラフマジュンが美味しいと評判の店に行き、ラフマジュンをオーダー。
出てきたラフマジュンは・・・
確かに美味かった。

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生地に練りこまれた挽肉にほのかに香る独特の香辛料が特徴的だったウルファのラフマジュン

が、ラフマジュンってそうそう味に美味しさの差をつけられるような食べ物でもないんですよ。
ビミョウに、ウルファのラフマジュンが美味しかった気がしますが、
ラフマジュンは、基本的にどこで食っても美味い気がします、ハイ。

ちなみに、もう一つ忘れてはならない名物が、
トルコ風メンチカツと言われているイチリキョフテ。
メンチカツも好物の一つであるオイラとしては、
スルーするわけにはいかない名物なので、
イチリキョフテのふるさとと言われているこの地で食べてみたのですが・・・

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う~ん、
これは、普通。
中には挽肉と米が入っているんですが、
メンチカツというより、ライスコロッケに近い。

と、こんな感じで、トルコ飯をおおっぴらに食べまくっているオイラですが、
実は、ただいま、ラマダンの時期。
ムスリムが多いトルコでは、ビミョウに気を使う。
(と言いつつ、トルコは意外と日中に飲食している人が多いのだが)

まぁ、日が落ちたら、一斉に食事解禁。
それに乗じて、食べまくり。
ちなみに、日が暮れたばかりのこの時間、
レストラン内には入りきらず、
道脇にテーブルと椅子が出され、
食事をする人たちで溢れかえる。

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ムスリムな国のラマダン時期のよくある風景です。

2014.07.02 Wed l トルコ l コメント (0) l top