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チャリダーのガクさん&シオリさんカップルから
カトマンドゥに来ているので、昼飯でも一緒にいかがですか?
と連絡がありまして。

実は、まだ一度も会ったことがないお二人だったのだが・・・
今季、オイラと同じく中央アジア東進組チャリダー仲間ということで、
「どこかで会えるといいですね」
と、だいぶ前から、連絡だけは取り合ったりしてたのだ。

希少であるがゆえに結びつきが強いチャリダーネットワーク。
会ったことはないけど、よく知っているっていう
チャリダー仲間が結構いたりするものなのだ。

さてさて、そんな二人と、ついにカトマンドゥで初対面。

で、せっかくなので・・・
昼飯は、オイラがモモ修行した<モモ・ハット>で
モモをご馳走することに。

いや、しかし、ただ、店に連れてって
お店のモモを食べてもらっても、そりゃちょっとつまんないじゃないですか。

ココはオイラ自身が作ったモモを食べてもらわねばと、
再びエプロンを着け、
モモ・ハットの厨房に入らせてもらったオイラ。

「友達に振る舞うんで、スペシャルモモを3人前、自分で作らせてください」

「じゃぁ、まず、これで48個分の皮を作って」

と、練った小麦粉の塊を師匠が手渡してくれた。

・・・ん?48個?

スペシャルモモは一皿16個のモモがのる。
単純計算して、三皿では48個のモモが必要なワケだ。

漠然とモモを作るというと、なんか簡単に出来そうなのだが、
48個のモモを作るというと、それは途端に難しいものに思えてきた。

餃子作り経験者のオイラは、
48個を皮から作ることの大変さを十分に知っている。

・・・しかし、大見え切ってしまったからには、やるしかない。

「ガクさん、シオリさん、ちょっと待っててください」

と言って、作り始めたオイラ。

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皮を作って、キーマを詰め、包む・・・
この作業を48回繰り返さねばならないのだから、
ちょっと待ってもらうくらいで終わるはずがない。

結局・・・1時間待ってもらい、ようやく完成できた。

肝心の包みは、まだ到底満足できるレベルには到達してはおらず、
微妙なカタチのモモばかりだったのだが・・・

キーマは師匠がもともと作り置きしておいたものを使わせてもらったんで、味は間違いない。
そして、包み後、蒸したり、焼いたり、揚げたり、ソースを絡めたりといった
最後の仕上げと盛り付けは、師匠にやってもらったんで
とりあえず包みの微妙さは誤魔化され、
一応、それなりのモノを出すことができまして。

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ガクさん&シオリさんが、
美味しい、と言って食べてくれて、めっちゃ嬉しかった。

ふ~、
そう言ってもらえると
また誰かに振る舞いたくなる気が湧き起こったりするのだが、
いやはや、実際、48個も包むのは、ホント大変。

次回、もしココでまた誰かに振る舞うことになるのであれば、
師匠たちが作ってくれたモモにおまけとして
オイラが作ったヤツを紛れて入れ込むってカタチにしたい

・・・いや、そういうマイナスな逃げを考えるのはよくないな。

要は、48個であろうとも、
手早く綺麗に包めてしまえる技術を身につければいいのだ。

そのための修行。
そう、そして、こういう葛藤を乗り越えるのが餃子道。

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2014.11.30 Sun l ネパール l コメント (2) l top
ウガなか
お元気そうで何よりです。お店にも寄りますが、ネパールのモモって一個一個が普通小さいですよね。ということは一個一個手作りするのも小さいがために手間が余計にかかりそうですね。何気なくいつも食べていたモモが大変な労力で作られていると思うと、頭が下がります。ちなみに私はピーナッツ系、ゴマ系よりトマト系のたれが好きですね。


チャリヨシ
ウガなかさん、そうなんですよ。モモって一口で食べれるサイズが多いんで、ちょっと小さめが基本。その分、たくさん作らなきゃいけないんで、大変なんですよ~。ま、でも数をこなさないと、上達はしないですから。これこそ修行だと割り切ってがんばります。で、ウガなかさん、たれはトマト派ですか。僕が教わってる<モモハット>の特製タレは、トマトベースです。が、なんと、ピーナッツはまるごと、ゴマはすりおろしたものも入れてる贅沢ソースなんですよ。



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6年前、オイラはメキシコを走ってた。
そのメキシコの首都メキシコシティでは、
ペンション・アミーゴという日本人宿に泊まった。
旅を始めて初めての日本人宿。
久々となる<日本人が集っている>空間に入り込んだオイラは、
懐かしさやら戸惑いやら照れくささやら、
複雑な気持ちが湧き起こり、
なんだか、微妙な心地を抱いていた。

初めて出会うバックパッカーという旅人たちにどう接すればいいのか分からなかったし、
長期滞在者が多いこの宿独特の空気感に圧倒され、
なかなか宿にいる旅行者たちと打ち解けられず、
所在のなさを感じて悶々としてたのだ。

そんなオイラに
「こんな小さな自転車で旅しているの?」
と話しかけてくれたのが、ちゃこさんだった。

ちゃこさんのおかげで、
ペンションアミーゴが一気に心地いい空間へと変わった。

いやぁ、あの時、ちゃこさんの姿が天使に見えましたわ(笑)

そんなちゃこさんと、
本日、なんと、ここカトマンドゥで6年ぶりの再会!

ちゃこさんと出会ってもう6年かぁ・・・
と、旅の長さを実感する再会ではあったものの、
そんなことを思ったのは会った瞬間だけだった。

ちゃこさんと、
そして、ちゃこさんの知り合いで只今ネパールに住んでいるという石川さんと一緒に、
モモスターで晩飯を食いながら話し始めたら、
とても6年ものブランクがあったとは思えないくらいスムーズに気持ちが通じ合うことができた・・・気がしまして。

それにしても・・・ちゃこさんとは、6年前に数時間お話しただけの出会いだったのに。
ほんのちょっとしか時間を共有できなかったはずなのに、
あの時のことは、今でも、昨日のことのように鮮明に思い出すことができるのが、不思議だ。

う~む、旅時間って、
極めて主観的で不思議な時間の流れ方をするものなのですなぁ、うんうん。

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ちゃこさんからもらった救援物資、<ごはんですよ>とオイラの精神安定剤的な常備薬<ベンザブロックL>。助かります、ちゃこさん、ありがと~

2014.11.29 Sat l ネパール l コメント (0) l top
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先のブログで書いたモモ・ハットでの<モモ>クッキング教室。
ここでは、一日2時間のレッスンを二日間、
計4時間かけてモモの作り方を教えてくれるとのこと。

ということで、
おととい、昨日の二日間、
モモ・ハットの厨房に入り、
ガッツリ、モモの作り方を習ってまいりやした。

モモ・ハットでのクッキング教室は午前中に始まる。
客が入る前の時間に、
仕込んでいる様子を見せながら、作り方を教えてくれるのだ。

まず、肉をぶつ切り、

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それをミキサーにかけミンチにし、

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みじん切りにした野菜や、いろんなスパイスを混ぜて味付けをする。

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さてさて、オイラとしては、
この時、どんなスパイスを入れるかってのが、一番知りたいポイントだった。
あのモモ独特の風味は、どんなスパイスを入れることによって作られているのか、
店で食べるだけでは分からなかったのだ。

で、現場を見たら・・・それは当然のことだった。

思っていた以上にめっちゃたくさんの香辛料をぶち込んでいたのだ。
そりゃ、こんなにいろいろ入っていたんじゃ、
複雑すぎて、今のオイラの舌では、わかりゃしない。

なので、もちろん、一つ一つ何を入れているのか、つぶさに聞いてお勉強。
さて、その中に、一つ、聞きなれない香辛料があった。
<ミートマサラ>という香辛料だ。

ちなみに、マサラというのは、
いくつかの単品香辛料を混ぜ合わせた複合香辛料のことを指す。

このミートマサラってやつは何が混じっているのか・・・
調べてみたら、クミンやコリアンダーなどなど、
オイラがカレーつくりによく使っている香辛料たちを混ぜ合わせたものらしい。

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カトマンドゥの町のスパイス屋には<ミートマサラ>スパイスが売っている

なるほど、これを使えば確かにカレー味になりますわ。

しかし、本場でマサラを使っているってのがちょぴり意外だった。
本場では、一つ一つの香辛料をバラバラに使い、
それによって独自の味を出しているんだと思っていたのに・・・

まぁ、最適に混ぜ合わされたものを使ったほうが楽っすからね。
こういったお店では、こういう作られ方をするんですな。

さて、それをひたすら混ぜ合わせ、キーマを作る。

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あ、そうそう、お店の人たちは、
この練り合わせた<タネ>をキーマって呼んでた。

カレー味になっているこのタネを
そのまま炒めて、ご飯と合わせれば、
キーマカレーになる、と思われる。
なるほど。

さて、キーマを作ったら、今度は皮つくり。
小麦粉を練って作ったモノを伸ばし、
包丁で適当な大きさにカット。

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それを麺棒で伸ばして皮をつくる。

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この辺は、オイラのやり方と同じだった。

で、ココからがポイントそのⅡ。
餃子って、味が大事なのは言うまでもないですが、
もう一つ、見た目ってのも結構重要な要素だと思うんですよ。

モモを食べ歩いた時、
モモにはいくつもの包み方があることに気づき、
それらの包み方を習得したかったってのが、
モモ修行することを決心した大きな要因だったんです。

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師匠の見事な包み方。美しい・・・

数多くの具を使い、バリエーション豊かなモモを出すこの店では、
包む具によって包み方を変え、中身を間違えないようにしている。
その中から、4つの包み方を教えてもらうことに。

で、この包み方レッスンでは・・・
最初のいわゆる餃子タイプの包み方からつまづいた。

餃子の包み方は、オイラ結構自信があったんですよ。
旅途中でなんども作ってきたんで、
それなりの形を作れるようになってきたと自負してた。

が、やっぱりそれは<それなり>でしかなかったのだ。

プロの作るカタチと比べると、
オイラのカタチの無様さが一目瞭然。

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奥のが師匠が包んだ肉モモ。左手前のがオイラが包んだ肉モモ。比べると差が歴然・・・

これが、プロと素人の差。

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魚モモ、ベジタブルモモの包み方。左の美しいのが師匠で、右のブサイクなのがオイラ・・・

こんなんなのに、あわよくば将来は餃子のお店を、なんて考えている自分が恥ずかしくなった。

が、と同時に、目標が見えてきて、
俄然やる気に火がついたんですわ。

「旅中に師匠のくらい美しく包めるようになってやる!」って。

そう、これが<ちゃんとできる人に倣う>ことの意味。

なんでも、自己流にやろうと思えばやれないことはない。
でも、自分でやっているうちは、自分以上のことはできない。

自分以上にできる人の凄さを
目の当たりにして、初めて自分の殻から飛び出すことができるのだ。

実は、
楽器と違って料理は自分でやってもそれなりのモノが出来ちゃうもんだから、
わざわざ人に習って修行するまでのことはやらなくてもいいんじゃないか、なんて考えてたんです。

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二日目の午前中は、ひたすら包みの練習をさせられた。「半年包み続ければ上手になるよ」と師匠。あの域に到達するには、半年もかかるのか・・・

が、それは間違いだった。

やはり、何かを極めようと思ったら、
途中で<ちゃんとできる人に師事する>ということは必須。

料理といえど、
仮にもプロを目指す心意気があるのならば、
ちゃんと教えてもらうってのは、大事なことだったのだ。

高みには、自分ひとりじゃ、登れない。

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オイラがそんなことを思っている間に、
作ったモモが蒸され始めた。

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で、蒸している間に、ソース作りを習うことに。

モモは、そのままで食べても濃い味がついているから
美味しくいただけるのだが、
ソースをつけて食べると、さらに深い味わいとなる。
で、このソースが、店によって味が違う。
このソースにより、<その店のモモ>の味が出来上がるってワケ。

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さてさて、驚いたことに、この店のソースは・・・
オイラが作るトマトベースのカレーとほぼ作り方が一緒だった。

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出来上がったものをこのまま食べたら、普通にカレーのルー。

なるほど、カレー風味の秘密はこんなところにも隠されていたのか。
キーマにはカレー作りで使う香辛料を入れ、
ソースはまさにカレールー。
そりゃ、カレー味になるのも当然ですわ。

モモとはまさに、餃子とカレーを融合した食べ物だったんですわ。

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客に出すソースは、ミキサーにかけ、よりペーストっぽくしている。ちなみに、モモ・ハットでは、レッドチリを加えてさらに辛くしたソースも用意している。

ということで、
知りたかったモモの秘密を明らかにするには
充分に実りあった二日間のモモ・クッキング教室。

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クッキングレッスン終了後、自分で作ったモモは自分で食べる。味は抜群なんだけど、形がねぇ・・・

営業中の忙しい最中、
手とり足とり、詳細に教えていただきまして。
モモハットの皆さん、
ホントありがとうございましたぁ!

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レッスン途中に営業時間に突入。客が増え、大量のオーダーが入り、厨房はてんてこまい。最後に記念写真を撮ろうと思ったのに、それどころじゃないこのバタバタ状況で、レッスン終了・・・

2014.11.27 Thu l ネパール l コメント (2) l top
おりょう
本当にモモ皮のつつみかたすごい美しいですね。そしてヒダの数がめっちゃ多いですよね。私餃子作るとき平均4つぐらいしかつくりませんもの。今度なんこできるかやってみよう。でもこれって、やわらかい生の皮だからできるのかなあ。


チャリヨシ
おりょうさん、師匠の包み方はホント美しいです。プロとの差はやっぱりこういうところに出るんですね。ちなみに、包む手早さも全然違いまして。僕が一個包んでいる間に、師匠は五個くらい包んじゃってました。そこでも、プロの凄さを感じましたよ。
で、ひだの数を増やす包み方ですが、普通の皮でもできると思いますよ~。ぜひやってみてください。


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エベレストトレッキングが楽しみなネパール。
が、実は、ネパールには、
エベレストトレッキング以上に楽しみにしていたことがありまして。

それは<モモ>。
ネパール流餃子である<モモ>が美味いという評判を
だいぶ前から聞いていて、
餃子研究家として、
その<モモ>を食べるのを楽しみにしていたんですよ。

ということで、ネパール初日は、
ひたすら<モモ>の食べ歩き。

まずは、地元の人たちにも大人気という
ニューエベレストモモセンターという店へ。

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この店のモモは、バフモモという水牛肉の蒸し餃子一品だけ。
単品勝負という潔い店だった。

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店に入り、テーブルにつくと、
蒸し餃子10個を皿に盛り、
その餃子に白濁したスープをかけて持ってきてくれる。

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で、食べてみたところ・・・

予期していなかった味にビックリさせられた。

蒸し餃子そのだけでも濃厚でジューシーな味なのだが、
その餃子にかけてあるスープが絶妙に絡みつき、
餃子の味をさらに引き立てていて、めちゃ美味い。

ん、いや、ビックリさせられたのは、美味さに、ではなく、
この美味さの秘訣と思われるスープの味が・・・

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う~む、このスープ・・・

おそらくココナッツ系のミルクにスパイスを混ぜ、なんらかの具材で酸味をつけている、このスープ・・・

これって、カレーじゃん!

そう、これは、餃子とカレーを融合させた味だったのだ。

世界一の餃子とカレーを探しているオイラにとって、
まさに、追い求めていた味だったりしたワケですよ。

なるほど、こういう方向があったのか、と
感心しながら、ニューエベレストモモセンターを後にし、

次に、宿近くにある
モモ・スターという店へ。

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この店のモモは、水牛、チキン、野菜と具材が三種類あり、
さらに、蒸し餃子(Steam)、水餃子(Soup)、焼き餃子(Kothety)、揚げ餃子(Fried)、スパイシー餃子(Spicy)と、調理法も五種類あり、
それらのマトリックスで15種類のモモを味わうことができる。

今日のところは、
水牛の焼き餃子を頼んでみたところ・・・
出てきたのは、
見た目は、まさに、日本の焼き餃子だった。

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が、お味が、日本のモノとはちと違っていた。
肉自体にスパイスが効かせてあるのか、
そのまま口に入れても、カレー風味がするのだ。

うむむ、これも、餃子とカレーを融合させた味だ。

しかも、これもまた、絶妙に美味い。

なるほど、餃子とカレーの融合は、こういう方向もありなのか、と、
更に感心しながら、モモ・スターを後にし、

次に、看板に惹かれて見つけた
モモ・ハットという店へ。

ちょっと小洒落たこの店のモモは、
多くの種類の具材がウリ。
具材だけで15種類以上用意されてた。

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あまりに種類が多すぎて、
選びきれなかったので、
店員さんおススメの<Momo Hut Special Momo>を揚げ
で頼むことに。

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で、ここの揚げモモも、
食べてみると、なんともいえぬカレー風味が口に広がるじゃないですか。

う~ん、なるほど・・・
モモって食べ物は、餃子とカレーを融合させた味なのか。

これは、ぜひとも味の秘密を学びたいっ、

・・・と思っていたら、
なんと、モモ・ハットの店では、
毎日、モモのクッキング教室をやっているとのこと!

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ふおお、こりゃ、明日から通わなきゃ・・・

2014.11.23 Sun l ネパール l コメント (4) l top
のはらたか
カトマンズは「ちくさ」というコーヒー屋によく通いました。
ぜひぜひ。


チャリヨシ
のはらたかさん、了解。<ちくさ>の場所確認しました。明日行ってみようかな。
あ、まちえさんにも、よろしく~


おりょう
カレー味の餃子レッスンたのしみですね。最初のココナツミルクカレーがかかっている水餃子が一番おいしそうです!


チャリヨシ
おりょうさん、餃子修行突入しました。修行の様子は近いうちにアップしますんで。めっちゃ楽しいですよ~。ちなみに、最初のココナッツカレー風味モモを出す店は、早い美味い安い、の吉野家ばりのお店でした。


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本日早朝6時に、マナス国際空港発のフライドバイに乗り、キルギスを出発。

いやぁ、この旅で数多くの飛行機に乗ってきたのだが、
実は、LCC(Low Cost Carrier)に乗るのは初。

オイラの場合荷物が多いので、
格安航空であっても、
高い荷物の追加料金を払う羽目になり、
結局そんなに安くならないのでは、
という想いがあり、これまでLCCを敬遠してたんです。

が、今回
タジキスタンで軽量化を図り、
一応荷物が軽くなったはず。
ということで、LCCを使ってみるか、と思い立ち、
エミレーツ系列のLCC、フライドバイを使ってみることに。

さてさて、減らした結果、
預け荷物の
輪行袋に入れた相棒ファニーバニーが、18kg、
オルトリーブのバック3つにまとめた荷物が、18kg
となりまして。
予想以上に軽くなった荷物たち。

が、フライドバイは預け荷物20kgまでは無料なのだが、
それ以上の場合は追加料金が取られる仕組みになっている。

ということは、オイラの場合、16kgは追加料金が必要となる。

で、この超過した重さ分の料金は・・・
当日空港で超過料金を支払うと
1kgあたり10USドル請求されるみたい。
空港のチェックインカウンターで、
オイラの前の人に並んでた人は、5kgオーバーで50USドル支払わされてた。
いやぁ、LCCはこういうところで稼ぐから、えげつない。

オイラの場合、16kgオーバーになるので、
160USドル支払わされるところなのだが・・・
実は、事前のチケット購入時に20kgのエクストラバック料金をあらかじめ申請しておいたので、41USドルの追加料金ですんだ。

ふ~、事前にちゃんとチェックしておいてよかったよ。

LCCは、
従来の航空会社で行われていたサービスを簡素化、
運行の効率化、
運行費用の徹底した削減
などを行うことによって、低価格料金を実現しているとのこと。

そのためにいろんな制限が決められており、LCC各社ごとにルールがある。
そのルール以外のことをやろうとすると、
えっ?という額の料金を要求されることになるのだ。

超過料金以外にどんなルールがあるのか?
例えば、サービスの簡素化という観点からいうと・・・

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LCCでは、無料の食事サービスはない。
出てくるのが当たり前と思っている機内食は、
お金を払ってオーダーしないと出てこないのだ。
座席の前のボックスにオーダー用のメニューが入っているのだが、
それを見ると、結構な値段がする。

さらに、LCCでは、映画を見るのもタダじゃない。
飛行時間に見れて当たり前と思っている機内映画上映は、
お金を払わないと見れないのだ。
ラインナップを見ると、<猿の惑星 ライジング>やら<ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー>とか、見たいと思っている話題の最新映画が載っていたのに・・・

機内食を頼んで、映画を見ると、結局高くつく。
それを望むんだったら、
トルキッシュエアーとか、
LCCではない航空会社のチケットを買えばよかったじゃんってなことになっちゃうのだ。
なんのために、LCCの航空券を買ったか分からなくなっちゃう。

まぁ、食べ物は、事前に買って持ち込んだし、
前日から空港に乗り込んだため、寝不足で映画鑑賞どころではなかったから、
今回はLCCでも十分満足できまして。

この先、まだ何回か飛行機を使わねばならないのだが、
LCCを使うのはアリだな、と認識を改めたのであった。

さてさて、キルギスを発った後、トランジットでドバイを経由し、

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夜、22時に、無事ネパールのカトマンドゥに到着。

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さぁて、ようやく、そして、いよいよ・・・
南アジア編の始まりだぜぇ!

2014.11.22 Sat l ネパール l コメント (0) l top
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え~っと・・・
まだキルギスでして。

あれっ?もうとっくにネパールに行ったと思ってた、
なんて声が聞こえてきそうですが、
相変わらずビシュケクのサクラゲストハウスに居るのですよ。

いやぁ、早いもので、
サクラゲストハウスに来てもうすぐで3週間経っちまう・・・

そもそもビシュケクに来たのは
インドビザを取るためと
中央アジア流マントゥの包み方を習うためと
イシク・クル湖を探索するため。

それらを終えたら、サクッとネパールへ飛ぶはずだったのに・・・

もう3週間も経つというのに、
この3つのどれもやっていないという状況でして。

じゃぁ何をやっていたのかというと・・・

溜まりに溜まった旅コンテンツの整理&作成作業に没頭してるんです。

日記、映像、ルートマップ、その他まとめコンテンツ等々
しばらくほおっておいたら、
とんでもない量の<やらねばならないこと>になっちゃってて。

実は、これらの作業は
ネパールに行ってから作業しようと思ってたんですが・・・
事前にネパールを調べてたら、
ネパールはネパールで、
エベレストトレッキングやらなんやらで、
やることがてんこ盛りっぽい。

こういう作業は、
特に何もやることがない場所
旅テンションがあまり上がらない場所
でやるのが、ベター。

ネパールに行ったら、
やること多いし、
テンション上がりすぎて
作業どころじゃなくなるよなぁ、なんて思いまして。

その点、
特にこれといった魅力があるワケではないビシュケクは、
作業に没頭するには最適な場所。

ということで、
とりあえず、ちょこっと映像編集をやっておくか、と作業を始めたところ・・・

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ニューパソコンでの映像編集が、びっくりするくらい快適だったんですわ。

編集中のプレビューはサクサクだし、
レンダリングなんて、今までの10倍以上の速さで終わる。
6分の映像をレンダリングするのに
旧パソコンだと6時間かかっていたのに、
ニューパソコンだと30分で終わってしまうのだ。

ふおお、楽しぃ~♪

ということで、
面白くなりすぎた映像編集をやめることができなくなり、
今に至る、ってな状況でして。

同ドミ部屋のメンバーは、
ビザ待ちの長期滞在組ばかりだから、
皆まったりのんびり、気心しれて、居心地がいい。

さて、そんな快適作業場所、サクラゲストハウスも、
12月になると冬季休業に入ってしまう。

宿が閉まる前にネパールへ飛ばねばということで、
ようやくネパール行きのチケットを手配。

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11/22のフライドバイ、ドバイ経由でカトマンズに向かいます。
初のLCCなので、ちょっぴりドキドキ。

2014.11.18 Tue l キルギス l コメント (0) l top
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ノービザで15日間滞在できるものの、
5日以上滞在する場合は外国人登録が必要なカザフスタン。
登録は無料とは聞いてたものの、手続きするっていう行為がめんどくさかったので
滞在は4日だけで、すぐにキルギスのビシュケクに向かうことにしたオイラ。

まぁ、短かったケド
リュウさんに手作り韓国料理をご馳走してもらったり

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ビビンバとチヂミとチキン煮込み(名前忘れた)のフルコース!めっちゃ美味かったです、リュウさん、ごちそ~さま。

伊藤くんと町歩きしたりして、

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カザフスタン、アルマティ滞在はめっちゃ楽しかったです、ハイ。

さて、アルマティからビシュケクへも、
バスワープすることにしたので、
バスターミナルに向かっていたところ、
途中でビシュケクに行くというバンタクシーのおじさんに
乗っていけと掴まってしまった。

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3000テンゲとちと高めだったのだが、
おっちゃんたちが、めっちゃ陽気でいい人達な感じだったので、
そのバンタクシーに乗っていくことに。

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で、乗り込んだそのバンタクシー、
隣に座ったキルギス人のお兄ちゃんが
厚かましいくらいフレンドリーだったので、
まったく飽きることなく、
というか、むしろ、ちょっと寝かせてくれないかな、って感じで、
楽しかったというか、ちょっとだけイラついた道中。
う~ん、陽気な人は好きだけど、陽気すぎるってのも、ちと困りもの。
なにごとも、やりすぎない感覚が大事ですな。

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そんなこんなで、到着したビシュケクで
チェックインしたのがサクラゲストハウスという宿。

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実はビシュケクには
サクラゲストハウスと南旅館という
日本人旅行者がよく訪れる宿が二つあり、
どちらに泊まろうかと、ちと迷ってたんですが・・・

アルマティに滞在していた時、
ウズベキスタンとタジキスタンを一緒に走った
あのマレーシア人チャリダー、ホワンくんから、
ちょうどビシュケクに到着したところで、
サクラゲストハウスに泊まっているよ、
との連絡を受けたんですよ。

ということで、
ホワンくんと再会すべく、
サクラゲストハウスに泊まることにしまして。

で、そんなホワンくんと二日前の朝、感激の再会。

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タジキスタンではぐれてしまった後
どんなに大変な道中だったか・・・
お互い話し始めたら止まらなくなっちゃったオイラたち。

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出会って、一緒に走って、そしてはぐれてしまったけど、
結局最後にまた、再会してこんな幸せな時間が持てるなんて。

いやはや、これが、中央アジア旅ですわ。

さてさて、そんな素敵な再会を果たすことができたビシュケクが、
今回の中央アジア旅のゴール。

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中央アジアの雰囲気を知りたいならいい漫画がある、と、バルト三国で出会ったアキコさんに勧められてた<乙嫁語り>。ようやく読むことができて・・・面白いっ!あ~、この漫画はウズベキスタンを走る前に読みたかったなぁ・・・

ココでちょっとノンビリした後、ネパールへ飛びます。
いよいよ、そしてついに、
待望のネパール&インド&スリランカ編に突入だぜ~
めっちゃ楽しみ!テンション上がるよ。

ちなみに、ビシュケクでは、
街歩きをすることもなく、
ひたすら宿にこもって、
ネットでネパール&インドの情報を収集したり、
宿に置いてある美味しんぼのカレー勝負編(ネパール&インドが舞台)を読んだりしてばかり。
気分は、もう、一足先にあっちに飛んでいっちゃってます、ハイ。

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2014.11.03 Mon l キルギス l コメント (6) l top
ウガなか
ビシュケクですかー。サクラには2010年冬前と2013年の夏お世話になりました。場所が良いですよね。南は町外れだし。そろそろサクラは冬じまいするのでは?過去冬は閉館していました。サクラちゃん大きくなったろうなあ。。。次はネパールインドスリランカですか。カレー系といえばその黄金の三カ国ですね笑。では、今後もお気をつけて。


チャリヨシ
ウガなかさん、さくらちゃんはもう、すっかり大きくなってますよ~。で、ゲストハウスの方は、ええ、ご推測の通り、そろそろ冬じまいモード。二つのドミ部屋も、それぞれ空きベットだらけになってきたので、昨日、一つのドミ部屋にまとるってことで、大移動しましたよ。本格的にゲストハウスが閉まる前にネパールに飛ばなきゃ。カレーの黄金三カ国、めっちゃ楽しみです~!カレー巡りに力が入りすぎて、チャリ走りどころじゃなくなる予感がしますよ(笑)



ウガなか
まだビシュケクいますか?すでに行ったかもしれませんが日本センターというところで、日本の映画や本、漫画を見ることができます。タイミングが合えば日本語を勉強している生徒さんたちとも話せて面白いですよ。インド行き頑張ってください。


チャリヨシ
ウガなかさん、ええ、まだビシュケクなんですよ。サクラで、マッタリうだうだしちゃってまして。で、日本センターの噂は聞いてたんですが・・・サクラに置いてある漫画や本を読み漁ってるだけで、ヤバいくらいのウダウダ生活に突入しちゃっているのに、日本センターの漫画や本にまで手を出し始めたら、ネパールに飛べなくなってしまうかも、と自粛中(笑)いやぁ、僕の場合、漫画を読み始めたら、ホント、止まらなくなっちゃうんで。あ~、でも日本語を勉強している学生さんと話をするのは、面白そうだなぁ。



ウガなか
ブログを見て気づいたのですが、カザフスタンが現在ノービザとは知りませんでした。

調べてみるとつい最近、期間限定でのようですね。ニュースより『カザフスタン共和国政府は、2014年7月15日から2015年7月15日までの期間、アメリカ、オランダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、マレーシア、アラブ首長国連邦、韓国と日本の国民のためのビザ免除制度を確立することを決定した。』中央アジアに行くのが少しだけ楽になりましたね。


チャリヨシ
ウガなかさん、そうなんですよ、カザフスタンは今、一年間の期間限定でノービザ入れるんです。ちょうどいいタイミングだったんで、行ってきました。ビザが必要だったら、行かなかったんですけどね、カザフスタン。

で、たぶん、一年間なにも問題がなかったら、期間限定後も引き続き、そのままノービザってことになるんじゃないのかなぁ。中央アジアがだんだん解放されていく兆しのようで・・・中央アジアの他の国も、カザフに倣っていけば、いいのにって思います。