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マレーシアはペナン島だけのつもりだったのだが、
インドで一緒だったミオさんから
「ペナン島の次は、当然イポーにも行くんでしょ?」
とメッセージが届きまして。

イポー?

早速調べてみたら、
マレーシアきっての美食の街として有名とのことじゃないですか。

いやぁ、知らなかった。
そりゃ、素通りするワケにはいかん、
ということで、急遽予定を変更して
やってまいりました、美食の街イポー。

険しい岩山に周辺をぐるりと囲まれた盆地という地形がゆえ、
昔からきれいな水に恵まれて、
美味しい料理文化をはぐくんできたとのこと。

さて、ネットで調べたら、
イポーを訪れて、この店に立ち寄らない人はいない
というくらい有名なチキンライスのお店があるとのことなので、
早速行ってみた
Restoran Lou Wong Tauge Ayam KueTiau(老黄芽菜鶏沙河粉)。

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店内は超満員。
(マレーシアでは、混んでいる店は間違いなく美味い)
なんとか奥に席を見つけて座りこみ、
アヤム(チキン)とタオゲイ(もやし)のセットをオーダー。

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チキンはカンポンチキン(地鶏)を使っているらしく、弾力がありウマウマ。

イポーは水が綺麗なので美味しいもやしが育つらしい。
ということで、もやしも名物らしく、
どのテーブルにも、もやしが山盛り。

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このアヤム・タオゲイは最高に美味しかった。
店の雰囲気は庶民的なのに、味はなんだか気品高い。
いい素材が取れる現地で、その素材が新鮮なまま作られる飯は、
自然と品がでるもんなんだな。
イタリアのナポリやトルコのガズィアンデップでも感じたことなんだけど、
たぶん、美食って、いい素材の新鮮さがかもしだす品のことを指すんだろう。

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蒸し鶏ともやしだけで十分満足。
完璧な組み合わせでした。

さてさて、この街には他にどんな美食があるのやら・・・明日はイポーで美食探索。

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2015.05.31 Sun l マレーシア l コメント (0) l top
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飯が美味いと評判のマレーシア。
そのマレーシアでも食い倒れの街と言われているのが、
ペナン島のジョージタウン。

オイラがここにやってきたのは、
もちろん、食い倒れるため(笑)

ということで、到着早々、食べまくってまいりました。

まず到着早々向かったのが、
宿の近くにあったRED GARDENというフードコート。

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ここで、<カレー>という文字を発見。

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このフィッシュヘッドカレーというのは、
マレーシア、シンガポールでの名物料理らしい。

うむむ、こんなカレーがあったとは・・・

いやぁ、旅をすればするほど、
知らないカレーに遭遇する。
まだまだまだまだカレー道のゴールは遠い。

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具をフィッシュヘッドにすると、ちと高かったので、
切り身カレーにしてもらった。
見た目の派手さはなくなるけど、味は変わらないはず。

で、このカレーが、超美味かった。
魚の出汁がスパイシーな味わいと絶妙にマッチしている。
具を食べきった後もスープが美味くて全部飲み干してしまったほど。

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ちなみに、このカレー、
ベースはたぶん、バンコクで教わったパナンカレーと同じっぽい。
そうなのだ、
一度ちゃんと習っておくと、
知らないカレーに出会っても、味の分析ができるようになる。

まぁ、逆にいうと、
分析癖がついちゃって、
以前のように単純に味を楽しむという行為ができなくなってしまうのだが・・・

さて、フィッシュカレーを食べ終わった後も、
フードコート内をウロウロしていたら、餃子屋を発見。

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そりゃ、食べないワケにゃいかんだろう、
ということで、3つほど水餃子を頼んで食べてみたのだが・・・

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これはビミョーだった。
この味なら、オイラの餃子の方が勝てる。
だいたい、タレとしてケチャップを添えるあたりからして、全然ダメだ。

まぁ、初日の晩は、これで腹いっぱいになってしまったので、終了。

翌日、朝飯を食べようとウロウロしていたら、
いつの間にか、インド人街へと入り込んでいた。

そう、移民の国マレーシアには、
インド人街や中華街があるのだ。

そんなインド人街の道端の屋台で、ロティという軽食を食べてみることに。
ロティとはチャパティだと思っていたのに・・・
出てきたのは普通のトースト食パンだった。

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チャイはおじさんが高くから注ぎ込んで入れてくれた

ロティじゃないじゃん。
そして、付け合わせがカレーやダルではなく卵。

しかも、ハ゜ンには甘いジャムが塗ってあるし・・・

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こりゃ、失敗したかな、と思ってたところ、
おじさんが、付け合わせの超半熟卵に塩コショウと醤油を入れてかき混ぜ始めた。

「こうやって食べるんだ」

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と、おじさんは、一切れのパンをフォークに刺し、
味付けされた半熟卵に浸して、オイラに渡してくれた。

この暑い季節に、ほぼ生に近い半熟卵。
しかも、ココはインド人街。

大丈夫か・・・?

と一瞬ひるんだのだが、
ココまで来たら食べるしかないと思い、
パクリと口に入れてみたら・・・

あら、不思議。
これが、めっちゃ美味いじゃないですか!?

お腹を壊すかもなんていう心配を吹っ飛ばすほど
食べるのに夢中にさせてくれる味だった。

これは、ちょっと・・・斬新。
ジャムの甘さと卵のまろやかさと醤油と塩による塩加減が絶妙で、なんともいえない味なのだ。
うむむ、もし、インド料理屋を始めることになるのなら、これ、メニューに加えさせてもらいますわ。
(これ、別にインド料理ってワケではないらしい。町のあちこちで食える朝食メニューだった)

いやぁ、なんでも食ってみないとワカランもんだな。
っていうか、インド人の食の組み合わせ、やっぱり、好きなんですわ、オイラ。

ということで(?)、
そのままインド人街を歩いて、
よさげな南インドカレー屋を発見。

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南インドではバナナの葉をお皿にして食べるって聞いてたんだけど、
まさに、この店ではバナナの葉を皿にして盛り付けてくれた。

カレーももちろん美味かったんだけど、
このバナナの葉の皿が、意外といい感じで、そこに感激。
インドのこういうセンスも、大好きだ。

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いやぁ、早く南インドに行ってカレーを食べまくりて~。

さて、インドの次は中華でも、と
今度は中華街へ。

ここで、ワンタンミーという麺料理を頼んでみたところ・・・

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味はまぁ、フツーだった。
昨日の餃子といい、中華はなんだかビミョーだなぁ・・・
まぁ、中華のお店はいっぱいありすぎるからな。
たまたまビミョーな店をチョイスしてしまっているだけなのかも。

さて、気を取り直して、
今度はマレー料理を食べにいくことに。

ペナンでマレー料理というと、
アッサムラクサという麺料理が有名らしい。

ということで、頼んでみたアッサムラクサ

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この麺料理は大当たりだった。
美味い。
アッサムとはタマリンドのことを指すようで、
タマリンドの酸味がガッツリ効いていて、
タイ料理を感じさせる爽やかさがある。
トッピングでちょっとだけ乗っているパイナップルがこれまたいい働きをしているし、
なんだか、新鮮な味だ。

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いいじゃん、マレー料理、
ということで、調子に乗って
別の店で、マレー風チャーハンであるナシゴレンを頼んでみたところ・・・

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ま、普通のチャーハンでした。

さてさて、マレー料理、インド料理、中華料理を、とりあえず堪能。

が、まだ終わりじゃないんですよ。

じつは、マレーシアにはニョニャ料理というもう一つのカテゴリー分けされている料理がありまして。

ニョニャ料理とは、マレーシアとシンガポールのニョニャ(海峡中国人)やプラナカン ( 中国系の混血、マレー人起源)の人々の手によって発展してきた料理で、主に中国料理の食材を用いるが、ココナッツミルク、レモングラス、ウコン、パンダナスの葉、トウガラシ、サンバルなどの東南のアジアのスパイスをブレンドする。それは中国料理とマレー料理の混合であるとみなすことができる。

と、Wiki情報によると書かれている。

以前からニョニャ料理の噂は聞いていて、楽しみにしてたんで、
わざわざニョニャ料理専門のお店に食べにいったのだが、
食べたのは豚の角煮と空芯菜炒め。
ニョニャ料理と言うけれど、こりゃ、フツーの中華料理でしょ。

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豚の角煮がめっちゃ美味かった。

実は、アッサムラクサはマレー料理にカテゴライズされたり、
ニョニャ料理にカテゴライズされたり、
フィッシュヘッドカレーはマレー料理にカテゴライズされたり、
インド料理にカテゴライズされたり、と
境界線が曖昧になっているのが、また面白いところでして。

ニョニャ料理に限らず、すべてがもう混ざり合っている。
美味しい料理の代表格である
マレー料理と中華料理とインド料理が混然一体になっているこの食文化は、
世界的にみても、なかなか味わえるもんじゃない。

なるほど、ペナン島が、
ロンプラの<食通にオススメの旅行先ランキング2014>で1位に選ばれた理由が分かった気がする。

それにしても、今日はさすがに食い倒れた。
しかし、まだまだ食べたいものばかりのペナン。
明日も食い倒れるぞ~。

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カレーの文字があると、ついつい反応してしまう。

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A UNIQUE TANGY CURRY LIKE NOTHING YOU'VE EVER TASTED BEFOREなんて書かれちゃってて、気になってしょうがないこのカレー料理・・・

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屋台飯も食べなきゃ・・・

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サロンパス味のこの謎の炭酸飲料。全部飲みきれないほどマズイ。これがマレーっ子たちには大人気ってのが解せない・・・

2015.05.29 Fri l マレーシア l コメント (0) l top
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20日も長居してしまったバンコクをようやく出発。
ジュンちゃんお世話になりました。
半年後にまたヨロシク。

ええ、来年の1月か2月に、またバンコクに戻ってくる予定なんです、ハイ。

いやぁ、再訪するインドでは、
ラダックを自転車で走りたいんだよなぁ、
なんて思いもあり、
相棒をどうしようか、最後の最後まで悩んだんですが・・・

マレーシアは行きたいのがペナン島だけだし、
バリ島では、ちょうど6月半ばから毎晩ガムラン演奏&舞踏が繰り広げられるという
バリ・アートフェスティバルが1か月間開催されるので、
フェスティバルを見るためにデンパサールにずっと滞在することになるし、
スリランカと南インドはひたすらカレー修行になるし、
残ったインド滞在期間は全てタブラー修行の続きに割り当てたいし、

なんて、今後の予定を熟考してみたら、
相棒を持って行ったとしても、走っている暇なんてないじゃん、
ってなことになりまして。

うん、そうなのだ。
今回の東南&南アジア周遊は、
オイラの旅の裏テーマの最重要地訪問なのだから、
<カレーと太鼓に集中>したほうがいい。

ということで、
相棒はバンコクに待機してもらって、
オイラだけの単身赴任旅が始まることに。

いやぁ、たまに相棒を置いてショートトリップをすることはあったけど、
こんなに長い間、離れ離れになるのはこの旅、初。

いつもとは全然違う少ない荷物で出発する段になって、
寂しさを実感・・・

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今回の全荷物。タブラーがなければもっと身軽

やっぱり相棒を持っていこうか、
なんてちょっぴり後ろ髪をひかれたりもしたんだけど、
駅に行って、電車に乗り込む時に、
相棒を置いてきて正解だったわ、と思いまして。
荷物が少ないとめっちゃ楽なんですわ。

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相棒を連れまわしてたら、
アジアでは、こんな気軽な気持ちでは電車に乗れないんだよねぇ・・・
インドの時、ホント大変だったもん(涙)

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さて、乗り込んだ電車は、
バンコクのフアラムボーンからマレーシアのバタワースに向かう寝台列車。

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寝る時には下の椅子もベッドに早変わりし、二段ベッド状態に

マレー半島を一気に南下する21時間の長旅。

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国境駅で出国入国手続き。10分で終わった。めっちゃ楽。

で、バタワースに到着してから、
フェリーに乗り換え、ペナン島へ。

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タイで習ったパナムカレーの由来となったと噂されるペナン島。
食い倒れの島としても有名な場所で、
マレーシアではぜひとも訪れてみたかった場所。

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さて、ペナン島のフェリー乗り場から宿まで、
町の様子を探りながら、歩いていたら・・・

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マレー人、中華人、インド人などが混然と住む多民族国家マレーシア

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ペナン島は中華系が多いらしく、建物の看板は漢字が多い

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む、マレーシアにもセブンイレブンが・・・

荷物を持って宿探しするのが意外とシンドイことが判明。
バックパッカーの人たちって、結構大変な旅をしてるんだな。
こういう時はチャリ旅の方が楽。

あ~、そうそう、こういう時は、
いつもは相棒が運んでくれてましたから・・・

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疲れた・・・

なんだろう
置いてきた相棒のことばかりが頭をよぎる。

2015.05.28 Thu l マレーシア l コメント (0) l top
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タイ映画でも見ようかと、
映画館で上映待ちのためロビーで椅子に座っていたオイラたちの前に
何人かのロングヘアーの女の子たちが現れた。
その女の子一人がおしゃべりと写真撮りに気を取られていたようで、
すれ違いざま、オイラにぶつかってきた。

「あら、ごめんなさい」

的な言葉をタイ語で言ってくれたのだが、
その声はなぜか野太い。

「あの人が、レディーボーイよ」
と、隣に座っていたジュンちゃん。

おお、あれが噂の!?

見かけだけじゃ、マジわからんな。
フツーに女の子だと思ってたよ・・・

レディーボーイとは、
男性から女性に性転換した人のことを指すタイで使われる言葉。
日本ではニューハーフとかオネエとか言われる人たちのことですな。

性同一性障害の方を社会的に受け入れている寛容な国だからとか
その手の手術技術が他の国より進んでいることとか、
貧困からの脱出手段としてとか、
いろいろ理由があるようなのですが、
レディーボーイの方々が多いと噂のタイ。

日中に、こんなところで普通に出会えてしまうとは。
噂は本当だったんすな。

実際、タイではカミングアウトしても、そのまま普通のお店で普通に仕事をしているらしい。
多少なりとも差別はあるようなのですが、
日本のような偏見はないようだ。

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夕刻、繁華街を歩いていると、スカート姿の男の子の客引きをよくみかける。

さてさて、皆さまご存知の通り、オイラ自身は女の子が好きで、
そっち方向へのケは全くないのだが、
そういう人たちとそういう人たちを取り巻く人たちとの人間模様、
っていうことに関しては、
昔<ハッシュ>という映画を見て以来、なんだか気になっているワケでして。

で、そんな人たちと、会える確率が高いタイなのだが・・・
ただし、それは一瞬。日常で、お近づきになるのは難しい。

ということで、
もう一歩お近づきになるために(?)、
夜の街で、レディーボーイの方々が繰り広げる
レディーボーイショーなるステージを見に行ってまいりました。

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ショー自体はいたって健全。

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派手な衣装に身を包んだ5人のレディーボーイをメインキャストにして、

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まだ転換手術をしていないタイツ姿がモッコリなボーイズたちがバックで踊るだけで、
脱ぎはなし。

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とはいうものの、衣装はギリギリだったり、多少のお色気シーンはありまして。

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ああ、これ、目の前の人たちは(元)男なんだよなぁ・・・
頭では分かっているんですケド・・・
いやぁ、ホントにそっち方向へのケは全くないはずなのに・・・
ちょっと反応してしまった自分がなんだか・・・(笑)

2015.05.23 Sat l タイ l コメント (0) l top
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乾季の後半から雨季にかけてのこの時期が
一番フルーツが美味しい時期ということで、
町中にフルーツが溢れているタイ。

そんなフルーツ王国のタイですが、
フルーツの王様といえば、ドリアン。

フルーツの中で最も糖質を含み、
好きになった人には病みつきの味らしいのだが、
またの名を<悪魔の果実>ともいい、
独特の異臭を放つため、
嫌いな人はとことん嫌いだというドリアン。

確かに、店に並べてあるだけで
異様な匂いを放っていた。

その匂いのため、
食べるのを躊躇していたのだが・・・
やはり何事も体験してみねば、と思い、
スーパーで切り売りしていたやつを購入。

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で、早速食べてみたところ・・・

むむ、これはまるで甘いクリームチーズではないですか。
ドリアンであることを明かされず、
臭みが強いクリームチーズだと言って出されたら
見た目も含め、なるほどそういうものか、と思ってしまうお味。

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匂いも、口に入れてしまえば気にならないじゃんか。
(いや、ニンニク餃子と同じで、気にならないのは本人だけで、周囲の人には迷惑なのかもしれないが)

うむ、フツーに食べれますよ、コレ。
ただ、オイラの好みかと言われれば、
ビミョー。
何度も食べたくなるほどの味ではない。
オイラにとって病みつきになるほどの味ではなかった。

実は、オイラにとって病みつきになるほどの味のフルーツは別にありまして。

それは、マンゴスチン。

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フルーツの女王と呼ばれる果物だ。

王様を食べたからには女王様も食べておくか、
という軽い気持ちで買って食べてみたところ、
驚きの美味に仰天。

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爽やかな酸味と甘みの絶妙さがたまらん。
一つの実で食べるところがちょっとしかないというのが、
もっと食べてみたくなるココロを刺激する。

ヤバいぞ、マンゴスチン。
病みつきになりそう。

2015.05.20 Wed l タイ l コメント (0) l top
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バンコク到着早々、
タイでのやりたいことに追われ、毎日大忙し。

ようやく落ち着いてきて、時間がとれるようになってきたので、
久々にタブラーを取り出して叩いてみたところ、
早くも習っていた時のようには叩けなくなっちゃっていた。
ショック。

振り返ってみたら、タブラー叩くの、なんと11日ぶりだ、ああ。

師匠から、
バラナシを離れても毎日3時間タブラーの練習を続けろ
と言われてたのに、11日間もさぼっちゃったから、そりゃねぇ・・・

う~む、バラナシでレッスンに励んでいる時には、
これから毎日ずっと練習するぞ、って思っていたのに。

やっぱりというかなんというか、
移動しちゃったら、他に意識がいっちゃって、なかなか練習時間がとれない。

というか、人間のモチベーションって思いっきり環境に左右されちゃうんすよねぇ。
タブラーを叩くのが当たり前の環境にいたら、タブラー練習に励めるんだけど、
そこから離れた環境に行っちゃったら、なかなか励めなくなる。

やりたいことがあるなら、
<それが当たり前の環境>にどっぷり浸かるのが一番なんだよなぁ、やっぱり。

まぁ、でも、タブラーは、オイラがようやく辿り着いた<旅で一番やりたいこと>。
タブラーを叩いている時間が何よりも至福。
ちょっと間をあけちゃったからこそ、余計にそれを感じたんで、
これからは環境に負けず、なんとか毎日練習を続けるぞっと。

2015.05.14 Thu l タイ l コメント (0) l top
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カレー研究家としては、タイも重要なカレー研究地の一つ。
グリーンカレーや、レッドカレーや、パナンカレーや、マッサマンカレーなど、
インドやスリランカカレーとはまた違ったカレーが存在する。

そんなタイカレーを研究するには、
作り方を習うのが一番の近道。

味の秘密が分かるように、
スパイスや食材などちゃんと素材から作る作り方を
教えてくれる料理教室を探してて、
ようやく辿り着いたのが、タイ人LeeZ先生のクッキング教室。

本日行ってきたんですが、
ここが、めっちゃよかったんですよ。

メイン目的だったグリーンカレー、マッサマンカレーといったカレー料理以外にも、

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グリーンカレー(レッドカレーやパナンカレーはペーストを作る時に使うハーブや香辛料が、グリーンカレーのものとちょっと違うだけ。その違いも教えてもらえた)

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マッサマンカレー(牛肉とスイートポテトバージョン)。作り方を習って、なぜオイラの作るカレーがマッサマンカレーの味に似ているのか判明。

トムヤンクン(エビのスープ)

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クリアなスープと、クリーミーなスープの二種類教わった。

パッタイ(タイ風焼きそば)

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パックラパオ(チキンのバジル炒め)

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パックブンファイデーン(空芯菜炒め)

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ソムタム(グリーンパパイヤサラダ)

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カオニャオ・マムアン(モチ米とマンゴーのデザート)

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というタイで食べて気になっていたタイ料理を一通り教えていただけまして。
ちなみに、この教室は、まず、LeeZ先生がお手本で作ってくれたあと、
実際に自分で調理して食べてみる、という、一番身につく実践型料理教室。

期待通り、ちゃんと素材からの作り方を教えてもらえたので、タイの味の秘密がまるわかり。
非常に勉強になりましたわ。

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グリーンカレーのペーストを作るための素材たち。

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上記素材を細かくカットした後、石臼でつぶし混ぜ、ペーストにする。

うっし、カレー修行、まずはタイカレーを完全征服。

2015.05.13 Wed l タイ l コメント (0) l top
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この醤油味麺(クィティアオ・ルアー)を屋台で食べた時、
バンコクの街にあふれる日本語よりも、
50m歩くたびに遭遇するセブンイレブンよりも、
なぜか、これが一番、日本を感じた。
そう、この国の飯は、日本に通じるアジア味。
何食っても、めちゃ美味い郷愁の味がする。

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ガポプラー(魚の浮袋のスープ)。ジュンちゃんおススメということで食べてみた。あっさり味で美味し。

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カオパ・トムヤムクン(トムヤムクン風味の焼き飯)。そのまま食うと普通の海老チャーハンだが、小皿のタレをかけた途端、一気に味がタイ風味に。

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カオニャオ・マムアン(モチ米とマンゴーのデザート)。タイで超絶メジャーなデザート。マンゴーともち米、意外に合う組み合わせで食べてビックリ。

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タイスキ(タイ風鍋料理)。間違えようがない味。美味い。

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トムヤムクン。タイを代表するスープ料理。

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オースワン(牡蠣のオムレツ)。美味し。

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ヨートマラ(ニガウリの茎炒め)。空芯菜炒めにそっくり。美味し。

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グリーンカレー。本場のグリーンカレーはめっちゃ美味かった(これまで日本のレトルトのグリーンカレーしか食べたことがなかった)。

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マッサマンカレー。CNNGoというニュースサイトで2011年に書かれた「世界で最もおいしい50種類の食べ物」という企画の中で堂々の第1位に選ばれて有名になったタイ南部の食べ物。オイラが作るカレーの味にそっくりだったのに、ビックリ。ひょっとしてオイラのカレーは世界一の味に近づいているのか!?

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カオソーイ(牛肉カレーかけ揚げ麺)。カレーと揚げ麺、これ意外と合う。将来店を開くならぜひ組み込みたいメニューですわ。日本にはまだないでしょ、この組み合わせ。

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パッタイ(タイ風焼きそば)。どこでも食える庶民の味。安いケド美味い。

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プアローイ・カイワーン(タピオカと卵のお菓子)。デザートなのに、ココナッツミルクがなんと塩味で甘くない。が、中のタピオカと一緒に食べると、この塩味が実にいい働きをするんですわ。

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ガラメー(もち米とココナッツミルクで作ったタイ風ういろう)。黒いのがめちゃウマ。

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サイサイ(ココナッツミルクで作ったババロア風お菓子)。中に入っている甘く煮詰めたココナッツがキャラメルの味をするのが超絶美味い。だが、それは特別な店でしか作っていない。どこの店かって?それは秘密・・・っていうか知らない。ジュンちゃんが買ってきてくれた。

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カットフルーツマンゴー。マンゴー自体は特筆するほどではないのだが、ビックリしたのが、付け合わせでついてきたタレというかソース。ソース単体で食べると、とてもマンゴーに合わなそうな酷い味なのだが、マンゴーにつけて食べたら、あら不思議、病みつきになるほど美味しく変身。この組み合わせを最初に考えたタイ人は天才だ。

2015.05.12 Tue l タイ l コメント (0) l top
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マッサージ目的で訪れたワット・ポー。
ワット・ポーとは、実は1788年にラーマ1世により建立された寺院。

寺院巡りは、おまけのつもりだったのに・・・
来てみたら、マッサージもよかったけど、寺院の方に圧倒された。

巨大な寝釈迦仏像に代表される黄金の仏像たち、

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カラフルで模様が興味深い天を突く仏塔の数々、

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オイラ好みのちょっぴりファニーな石像たち・・・

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期待以上に素敵な寺院で、思わずテンションがあがっちゃった。

期待以上・・・
っていうか、マッサージがメイン目的だったから、
実は、最初から寺院には何も期待なんてしてなかったのだ。

<期待しない>ってのは、旅で見るものを楽しむ重要なコツ。

高い期待するから期待に届かずガッカリするのだ。
期待しなければ、見るもの全てが期待以上。

そう、このコツの実践が瞑想の入り口から中の世界へ入るということでもあるのだ(たぶん)。

2015.05.12 Tue l タイ l コメント (0) l top
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タイには古式マッサージという伝統のマッサージ法がある。
ヨガの流れも組み込まれていて、
ただ手で揉むだけのマッサージではなく、
一見無茶な体位も垣間見れる、かなりアクロバティックなマッサージで、
世界一痛いけど、世界一気持ちいいマッサージとも言われている。

ヨガに興味を持ったオイラは、
その流れということで、
タイの古式マッサージにも興味を持っちゃいまして。

しかも、タイではそんなタイ式古式マッサージを習うことができ、
決められた時間習熟したら、免許までもらえるらしいと聞いたので、
せっかくだから、習ってみようかな、と思っていたんですわ。

そんな話をジュンちゃんにしたら、
「習うのもいいけど、まずはマッサージがどんなものか体験してみたら?」
と言われまして。

そうだ、オイラはまだマッサージなるものを体験したことがない。
それなのに、まずやり方を習うってのは、確かにいきなりすぎる。

ということで、
まず、ジュンちゃん行きつけのマッサージ屋に連れて行ってもらうことに。
連れて行ってもらったのは中華街にある中国式足つぼマッサージ。

「え?タイの古式マッサージに興味があるんだけど」

「タイ式もいいけど、ここの中国式が一番気持ちいいのよ。いろいろ体験してみるのも大事よ。その上でタイ式がいいって思うんだったら習うことにすれば」

確かに。

ということで、人生初のマッサージ体験。

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これがですね・・・
史上最強に痛気持ちいい体験だったのですよ。

足のツボを問答無用でグリグリ押してくる中国式。
場所によっては、ウギャ―って叫びたくなるくらい痛い。
ちなみに、足のツボは体の各部と連動していて、
痛くなるツボの場所で、体のどこが不調かってことが分かるらしい。

オイラの場合は、肩がこってるって言われた。

確かに、タブラーの師匠にも、肩がこりすぎだと指摘されまくってたし。

あんまり自覚していなかったんだけど、実はオイラは肩こり持ちみたいだ。

1時間半、足を揉まれただけだったのに、
なんだか水泳のような全身運動をやった後の心地よいだるさに体が包まれた。

なるほど、これは気持ちいい。

う~む、いいじゃないか中国式。

そして、別の日、タイ古式マッサージの総本山と言われている
ワット・ポーというお寺のマッサージ所に行って、
改めてタイの古式マッサージを体験してみることに。

古式マッサージは、足だけではなく全身を揉み押してくれるマッサージだった。
ただ、やっている最中、いろいろ体位を変え、
普段伸ばさないような箇所を伸ばす柔軟運動の要素を含んでいる。

体ののびる感じがヨガっぽい。
なるほど、これは相手にやってもらえるヨガなんだな、と思った。

ヨガって自分で動くのだが、
この古式マッサージは、マッサージしてくれる人が動かしてくれる。

ということは、ヨガをやっても古式マッサージをやっても、
きっと効果というか、目指すところは同じなんだろう。

う~む、
しかし、ヨガは一人でできるが、マッサージは相手がいないとできない。

・・・で、マッサージを2回体験してみた結果、
マッサージは、やってあげるよりやってもらうほうがいい、
という結論に達しまして。

いやぁ、実際習っても、なかなか人にマッサージをしてあげる場面ってないと思ったんですよ。
基本一人旅だし。
マッサージ屋をやりたいワケじゃないし。
そうしたら、せっかく習っても忘れちゃうじゃないですか。

忘れちゃうかもしれないことを習うのにけっこうなお金を使うなら、
そのお金でマッサージしてもらったほうがいいのではないか、と。

結局、マッサージは習わないことにしたよ、
と家に戻って、ジュンちゃんに伝えたら、

「そうなのよ。マッサージをしてもらうことで、自分が気持ちいいところが分かるじゃない?もし誰かにマッサージをしてあげる時がきたら、自分が気持ちいいのと同じことを相手にしてあげればいいのよ。それは習わなくてもできることだわ」

と言われた。

ごもっとも。
最近習い癖がついちゃって、それはそれで、ちと問題。
なんでも教わればいいってもんじゃない。

2015.05.12 Tue l タイ l コメント (0) l top
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日本で暮らしていると、
まるで日本で暮らすことが当たり前みたいな感覚に陥っちゃうんだけど、
実は、海外で暮らしてらっしゃる日本人は意外に多い。

従妹のジュンちゃんも、もうバンコクに住んで長いし・・・
そんなジュンちゃんの元会社の上司であるクリナミさんは
定年退職後もタイでそのまま暮らす
<タイでロングステイ>というカタチの生き方を選ばれたご夫婦。

ジュンちゃんの紹介で、
本日夕飯にタイ料理を食べながら、お話をいろいろ聞かせてもらいまして。

海外で暮らすなんて考えたこともなかったのにね。
まさか私がタイで暮らすようになるなんて。
それでも、来てみたら来てみたで、なんとかやれるものね。
でも、暮らせるのはバンコクだからよ。
ここは、まるで日本。
これまでの暮らしのスタイルそのままで過ごせますから。

と、クリナミさんの奥さん。

そうなんす。
ある日突然、
これまでそんな生き方をするなんて考えてもみなかった生き方に
変わっちゃうタイミングってあるもんなんす。

それが人生。

オイラも、まさか自転車で海外を旅する人になるなんて、
それまでの38年間で一度も考えたことなかったのに・・・
今やまさかのこんな生き方をする人間に。

まぁ、変わったら変わったで、なんとかやっていけちゃうもの。
人間の適応力って、意外と大したもんだと思うんですよ、ハイ。

2015.05.10 Sun l タイ l コメント (0) l top
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タイの国技ムエタイ。
足技ありのボクシングなスポーツだ。
そんなムエタイの試合を生で見たいと願っていたものの、
実際タイに来て調べてみたら、
スタジアムでムエタイを観戦しようとすると意外と高い。
外国人が行くとリングサイドの席に案内されちゃうらしく、
まぁ、いい席ではあるのだが、3000バーツ(10,000円以上)するらしいのだ。

格闘技好きではあるものの
格闘マニアってほどではないので、
観戦に10,000円以上出すのはちょっと・・・
と思っていたオイラ。

前のブログで書いた瞑想クラスの後、
ジュンちゃんとマサオくんと一緒に町歩きをすることになった際、
そんな話をしていたら、
「練習風景ならタダで見れますよ」
と、マサオくんが体験入学したことがあるという
ムエタイのジムに連れて行って行ってくれた。

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カオサン通りにある練習ジム。たくさんの欧米人が体験入学してた。

気合の入ったキックやパンチを見れて、
練習風景でもそこそこ興奮できたオイラ。
まぁ、これでムエタイ願望を満足させたことにするか、
と思っていたところ・・・

次の日、
「そういえば、こんなお得情報を、前に聞いたことがあったんだけど」
とジュンちゃんが、
チャンネル7というテレビ局で毎週日曜日にムエタイを放送するため、
自局内にリングを作って試合を行っていて、その観覧はタダらしいという話をしてくれた。

なんと、今日は日曜日。

「私も興味はあるので、行きたいとは思っていたのよね」
というジュンちゃんと一緒にチャンネル7へ。

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テレビ局の入り口に長蛇の列。みんなムエタイ試合観覧希望者。

局内の自設リングというから、
ショボイモノを想像していたのだが、
リングはもちろん、客もめっちゃ入れるようになっていて、
中はかなり本格的。

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12時40分という中途半端な時間から放映が始まるようで、
40分きっかりにアナウンサーがリングに登り、
会場が一気に盛り上がった。

そして、選手が登場。
ムエタイ独特の試合前のお祈りや儀式ダンスを踊り始めた。

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ああ、これこれ、これが見たかったんすよ。

そして、試合が始まり、選手のパンチやケリが決まるたびに
観客の声で会場がうねる。
生ならではの大盛り上がり。

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ああ、これこれ、これを体験したかったんすよ。

<賭博禁止>と壁に大きな張り紙がはってあるのに
隣のおじさんたちは大っぴらに試合の勝敗を賭けていて、
試合が終わるごとに、お金のやりとりが行われ、トラブルによる罵声が響き渡る。

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オッズ表みたいなのを片手にもったおじさんたちが、指合図で賭け数(?)を指定していた。大人数会場にもかかわらず、誰がどれだけ賭けたか、指合図だけで把握され、成立するのが興味深い。

ああ、これこれ、こういうのを知りたかったんすよ。

6試合行われた中、
最後の2試合で、圧倒的なKOシーンが見れた。

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赤パンツ選手のこのパンチの後の膝蹴りコンビネーションで、青パンツ選手が倒され、赤パンツ側がKO勝ち。

ああ、これこれ、この興奮を味わいたかったんすよ。

いやぁ、練習風景とは大違い。
試合の緊迫感、会場の雰囲気・・・
そうか、これがムエタイか。
ふ~、危ない、危ない。
この生試合を見に来なかったら、
練習風景でムエタイを知った気になるところだったよ。

実は、最近ちょっと
「まぁ、見に行かなくても、なんとなく分かるから、わざわざ行かなくても・・・」
なんて気持ちが起こり気味。

そんなオイラに、いやいや、やっぱり実際見に行かなきゃわからんぞ、
と喝を入れてくれたムエタイ試合生体験でした、ハイ。

2015.05.10 Sun l タイ l コメント (0) l top
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旅中に知り合った日本人以外の人から聞かれるよくある質問の一つに
「キミの宗教は?」
というものがある。
そんな時、オイラは
「ブッディスト(仏教)」
と答えていた。

いや、それは単に、
無信教って答えると、ほぼ100%の確率で「なんで?」って突っ込まれるから、
そんな小難しい説明を英語でやりたくない
っていう単純な理由があるからで、
オイラ自身が、仏教を信じているワケじゃない。

が、ずっと続いていたキリスト教圏、イスラム教圏から
久々に仏教圏に突入すると、
なんか仏教的なものに過敏に反応するようになった。

以前はまったく興味がなかったのに、
<瞑想>的なものに、猛烈に興味を抱いたりして。

不思議なものだ。
やっぱり、オイラの中には無意識に仏教的なものが根ざしていたのかもな、
なんて思ったりする。

さてさて、そんなオイラの興味を察したジュンちゃんに誘われ、
スクムビット駅の近くのホテルで、
在住日本人向けに、毎週土曜日行われている
日本語を喋れるタイのお坊さんによる<瞑想>クラス(無料)に一緒に参加してみることに。

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テーラワーダ仏教を信仰するタイでは、修行僧と、一般人は基本的に全く違う場所で違う生活を送っている。一般人が修行僧を尊敬し、支え、修行僧は悟りに向かって修行をしている。同じ仏教でも日本の仏教とはちと違う。

まずは、お坊さんによる瞑想の方法についての解説から始まった。

ヘソから指二本上くらいの位置にあたる体の中に
水晶玉のようなものをイメージして、
そこに意識を集中させてください、とのこと。
雑念が払われた状態になればOKらしい。

なるほど、
<瞑想>とは集中するってことなのか。
だとしたら、自転車で走っている時、
走ることに集中しすぎて、
時々周囲が真っ白になり、無心になる時があるのだが、
それが瞑想状態なのかもしれない。

と、この時オイラは思った。
<瞑想>について分かったつもりになった。

そして1時間半の瞑想クラスが終了。

終わった後、
お坊さんと直接一対一でお話する機会があったので、
今自転車で世界を旅をしていて、
自転車に乗っている時、時々無心になる時がある、
と言う話をお坊さんにしたところ、

「いいですね。それは瞑想の入り口に立ててるってことです」

という答えが返ってきた。

え?瞑想の入り口・・・?
ということは、まだまだ先が?

「ええ。それは心を留めることに成功した状態だと思われます。瞑想とは、その後、中へ入ることなんですよ」

なんだ、分かったつもりになったケド、瞑想とはまだオイラの知らないものなのか・・・
では、中ってどんなところなんですか?

「中とは、空<クウ>の世界のことです。有るワケではなく、無いワケでもない、そのちょうど中間の世界です。そこに入るとこれまでとは違った世界が見えるようになります」

と、ここで、偶然再会し一緒に瞑想クラスを受けていたマサオくんが

「僕は瞑想をやるようになって、世の中が反転して見えることがあるんですけど、それですか?」

とお坊さんに問い、

「ええ、いい感じですね」

と言われていた。

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モロッコのメルズーガで一緒にラクダに乗ったマサオくんと、偶然この瞑想クラスで再会。「ヨシさんですよね?」と声をかけられてビックリした

その言葉を受け、なるほど、では僕もそうなるようにがんばればいいんですね、
と言ったら

「いや、あなたは絶対そこには辿り着けません」

とお坊さんが言うじゃないですか。

え?なんでですか?
しかも、絶対なんて・・・なんで言い切れるんですか?
と聞いたら、

「そこへ行きたいという欲が出たからです。欲とか煩悩を捨てて初めて辿り着けるんです。がんばってはいけないんです。そこへ行こうとするから行けない。望みとは、望むからかなえられなくなるもの。これが、お釈迦様の教えです」

とのこと。
う~む、なるほど。
分かったようなワカラナイような・・・

さらにお坊さんは優しい顔で、

「中の世界はいいですよ。実は中の世界は外の世界よりも広大で興味深いことばかりなんです。中の世界に入れるようになれば、世界旅なんてする必要ないんですよ」

と、オイラの旅を全否定(笑)

こんなことを言われたら、
やっぱりスピリチュアルな話はワケワカランわ!
と以前のオイラだったら思っていただろう。

でも、今のオイラはなんだか言われていることの真意が分かる気がするのだ。

お坊さんの言っていることを抽象的なスピリチュアルなこととして
捉えると、ワカラナイ話になるのだが、
自分がやっていることや追い求めていることに
置き換えて考えると、分かりやすい。

この瞑想クラスの後、オイラはお坊さんの言葉を太鼓修行に置き換えて考えてみたんです。

インドでタブラーの師匠に、力を抜くべしと常に言われてた。
叩こうと思って頑張れば頑張るほど体に力が入り、逆に叩けなくなる、と。
これって、お坊さんが言っていた、中の世界に入れる入れないの話と一緒じゃないですか。

また、バラナシで太鼓修行中は、
宿と師匠の家と近くの食堂という3地点を行ったり来たりするだけの
一見単調な生活をしていた。
でも、毎日違う世界を垣間見れて楽しくてしょうがなかった。
師匠が連れて行ってくれるリズムの世界は、
旅で見てきたあらゆるものより広大で刺激的で興味深いモノだったのだ。
これは、まさにお坊さんの言う中の世界そのものじゃないですか。

自転車では、まだ見ぬ空<クウ>の世界も、
実は太鼓修行では垣間見れていたのかもしれない。

・・・なんて、話をお坊さんに言ったら
「いえ、それは違います。あなたは分かってません」
ってまた言われるんだろうな(笑)
まぁ、それを確かめるために、次の土曜日も瞑想クラスに参加してみよっと。

2015.05.09 Sat l タイ l コメント (0) l top
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この写真・・・
まるで日本の居酒屋で撮ったみたいじゃないですか。

ひょっとしてもう、日本に帰ってきちゃったの?

いや、只今、バンコク。

ウガンダでお世話になり、
ルーマニアで再会した中村さん(ウガなかさん)が
ちょうど今、バンコクに住んでいるっていうんで、
早速一緒に飯でも食べましょうってな話になり、
中村さんおススメのとんかつ屋に連れて行ってもらうことになりまして。

で、ネパール以来、追いつ追われつのチャリダー秋月さんも、
ちょうど今バンコクに居るっていうことなので、
合流して、三人で一緒にとんかつを満喫したんです。

これは、その時撮った写真なんです、ハイ。

それにしても、このとんかつ屋<勝一>のクオリティは
まさに日本のとんかつそのものでして。
めちゃウマでした。
ご馳走様でした、中村さん。

いやぁ、思いっきり日本を感じちゃいましたよ。

・・・って、いや、バンコクの街で、
日本を感じるのはとんかつだけじゃない。
実は、そこらへんに、日本を感じるものが溢れているんです。
バンコクは、日本を感じるものだらけなんです。

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セブンイレブンやファミリーマートといったコンビニはそこらじゅうにあって、
中に入れば、日本風のおにぎりとか食べれちゃう。
吉野家もあるし、ラーメンも横浜家系などなどいろいろあるし、モスバーガーもある。

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町歩きをしていたら、あちこちに日本語表記が・・・

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すれ違う人たちは、日本人に顔つきが似た人たちばかりだし、
バンコクの街自体も、
東京や横浜に匹敵するような発展具合で・・・

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あれっ?オイラはもう、日本に戻ってきちゃったんだっけか?

なんて、錯覚に陥っちゃうバンコク。
これまでも、「日本っぽいな」って思う町はいくつかあったけど、
ココまで日本デジャブを感じさせてくれる街は他にはなかった。

なんかクラクラするよ・・・

2015.05.08 Fri l タイ l コメント (2) l top
ウガなか
高級コンデジとミラーレスを見せてもらったら、ほしくなりました。よくみるとやはり画質は防水デジカメと天地の差ですねえ。。。。。物欲やばいなあ


チャリヨシ
ウガなかさん、僕と秋月さんでカメラ物欲刺激しちゃいましたか、申し訳ないっす(笑)いやぁ、それにしても、バンコクで物欲はヤバいですね。選び放題だから迷い悩んじゃいますよ~。



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コルカタからタイ航空に乗って
タイのバンコクへ一気に飛んでまいりました。

サワディーカップ、タイ。

さてさて、今回のフライトは、預け荷物が47kg。
タブラーとかダラブッカといった楽器類は手荷物として
機内持ち込みさせてくれたからこの重さですんだのだが、
17kgの超過ということで、
相当追加料金を取られまして(涙)・・・
まぁ、フルパッキングで飛行機で飛ぶのはおそらくこれが最後。
超過料金で悩まされるのは今回で終わり。

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というのも、タイの後、
マレーシア、シンガポール、インドネシア、スリランカ、そして再びのインドの後、
バングラディッシュ、ミャンマー、そして再びタイに戻ってくる、というルートを考えていて、
まだまだ飛行機で飛びまくらねばならない予定なのですが、
その間、相棒はタイで休息しててもらおうかな、と。
このルートの間は、エスニック料理&エスニック打楽器修行目白押しなため、
相棒で走っている時間的余裕なんてなくなりそうなので。
しかも、これから雨季だし。

さらに、タイに、ここなら相棒をゆっくり休ませてあげられる、って場所があったんですよ。
その場所とは・・・従妹のジュンちゃん宅。

ええ、実は、オイラの従妹がバンコクに住んでいるんです。
世界旅に出た時、「タイに行ったら寄るよ~」と伝えて以来
6年半お待たせして、ようやく辿り着きまして。

ということで、オイラ自身もジュンちゃん宅でお世話になりながら、
しばらくバンコクでゆっくりする予定。
ん?ゆっくり?
いやいや・・・
タイカレーの作り方を習ったり、
古式マッサージを習ったり、
ムエタイを見に行ったりと、
いろいろやりたいことがあるので、
停滞はするけど、またゆっくりなんてしていられなくなりそうな、バンコク滞在。

それにしても、インドも暑かったケド、タイも暑いな・・・
春を感じる間もなく、この暑さ・・・
ああ、夏が来るのが早すぎる。
・・・っていうか、常夏か、この辺は。

2015.05.07 Thu l タイ l コメント (0) l top
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コルカタはベンガル地方という海沿いの地域にある。
ということで、ここで食べられているカレーの具材は
インドでは珍しい魚介類が使われてまして。

海老カレーや魚カレー

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実はベンガル風カレーは
バラナシに居た時に食べてみた、ってのは
第一次インド料理調査報告のブログに書いた通り。

が、その時食べたベンガルカレーの味はビミョーだった。
なので、ベンガルカレーは期待できないな、
なんて判断を下しちゃってたんですケド・・・

今日コルカタで食べた
海老カレーは、海老の出汁効いたカレーが絶妙で、
魚カレーは、カレーと白身魚のハーモニーが抜群でして。

本場で食ったベンガルカレーはめっちゃ美味いじゃないですか!

ベンガルカレー、見直したよ。

その土地の食べ物の美味しさは現地でしか出せない。
その土地の食べ物は現場で食べるべし。
わざわざその土地へ訪れて食べる食旅の意味は、そこにある。

やっぱり、インドは、現地カレーを食べ歩くために・・・全土周らなきゃ、だな。

2015.05.06 Wed l インド l コメント (0) l top
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インドをチャリ旅したみんなが言うこと
「インド人の視線が疲れる」

人に出会ってなんぼのチャリ旅
そんなツワモノチャリダー達に
疲れるなんて言わせるインド人の視線とは
どんなもんじゃいと思っていたのだが・・・

いやはや、確かに
この視線攻撃は、疲れますわ。

バラナシからは電車に乗って
コルカタへ移動することになっていたので、
チャリ旅と言っても、
オイラの場合、
バラナシで宿から電車駅まで
コルカタで電車駅から宿までしか走っていない。

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バラナシで2か月半泊まりっぱなしだったBabaGuestHouse。出発時、宿の子供たちが見送ってくれた。

でも、そんな短い距離にもかかわらず、
強烈なインド人視線攻撃をくらいまくったのだ。

よく言えば好奇心が旺盛ってことではあるのだが、
ちょっと止まるとすぐ、
誰かが寄ってきて、
「この自転車いくらだ?」と聞いて来たり、
「これはなんだ?」とギアを触ってきたりする。
そして、一人とそんなやりとりが始まったら、
いつの間にか周囲に、人だかりができ、
多数の好奇の視線を浴びせられることになる。

話しかけてくれる人は、笑顔を振りまいてくれたりもするのだが、
多くの人たちは、特に微笑むこともなく、ただただ凝視。

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これが、止まるたびに起こるのだ。

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アフリカでも同様の視線攻撃は食らったのだが、
インドは人が多い分、その機会が半端ない。

たまにだったら、いいんだけど、
さすがに、毎回止まるたびにこれをやられると、
かまってちゃんなオイラも、ゲンナリ・・・

ちょっとの距離しか走っていないオイラでさえ、
気持ちが萎え気味になるのだから、
インドを走り切ったチャリダーなら、
その想いはなおさら。

いやぁ、これがチャリダー的インドの洗礼ってやつなのですよ。

ちなみに、インドの旅人なら誰でも食らうインドの洗礼
<電車が遅れるのは当たり前>
ってのも、存分に体感しまして。
出発は4時間半、到着は7時間半遅れたのだ。
朝の涼しい時間に到着するはずだったのに、
おかげで炎天下の中、視線攻撃の凄まじいコルカタの街中を走るハメに…

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席は2Aというエアコンが効いている寝台車だったので、車内は超絶快適だったのだが

2015.05.05 Tue l インド l コメント (0) l top
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ついに・・・この日が来てしまった。
73日間に及んだタブラー修行の最終日。

あ~、この充実した幸せな日々は永遠に終わらないかと思っていたのに。
やっぱり終わっちゃうのか。

しかし、この終わりは<一旦>。
まだまだまだまだ教えてもらいたいことが山のようにある。

また戻ってきますんで。
半年後に続きをお願いします、グルジー(師匠)。

2015.05.03 Sun l インド l コメント (2) l top
ウガなか
お疲れ様です。タイに来るみたいですね。5月7-13日当たりはバンコクにいます。連絡ください。バンコクは日本料理は何でもあり、連れて行きますので連絡ください。とんかつ専門店とかおすすめ。14日から5日ほどバンコクはずします。


チャリヨシ
ウガなかさん、7日の夕刻バンコク着予定の便でタイに向かいます。ぜひぜひ会いましょ~。めっちゃ楽しみにしてます。それにしても、とんかつ、しかも専門店って。とりあえず、到着したらすぐ連絡しますんで!