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師匠の所で夜コンサートがあるというので見に行った。
タブラは師匠の息子のサンディ。
相変わらず超絶技巧のオンパレード。
ちょっと叩けるようになってきたからこそ、
こんなのできねぇよ、と分かってしまう自分がいて、また凹む。

さて、今日のシタール奏者は、韓国人とロシア人のお二人だった。
いつもはインド人しかステージには上がらないのに、珍しい。
聞くと、二人とも、インドでシタール修行を6年もやっているとか。
6年やってようやくステージに上がれるようになったって話なんですわ。

6年かぁ・・・

今更考えてもしょうがないんだけど、
最近、旅に使ってきた7年間という時間について、
いろいろ考えるようになってきちゃっている。
いや、7年間の旅を後悔するワケじゃない。
この7年間あってこその今だとは思ってはいる。
でも、7年間あったら、実は、いろんなことが出来たんだなぁ、とも思って。
一か所での太鼓修行に7年間使うなんて、始めは考えてもみなかったけど、
太鼓を極めようと思ったらそこまでやらなきゃいけないってことが分かったり、
実際、時間をかけてやっている人は結構いるってことを知って、
う~む、太鼓修行に丸々7年使うのも、アリだったかもなぁ、なんて、ね。

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2015.10.30 Fri l インド l コメント (0) l top
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戻ってきたぜ、バラナシ

牛天国のバラナシ。

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そんなバラナシ、半年しか経っていないのに、
安宿が集まるベンガリートラ通りは
新しいカフェとか出来たりしてて、雰囲気がちと変わっていた。

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・・・なんて、郷愁に陥る暇もなく、
到着してすぐ、ケシャヴ師匠のところへ。

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「おお、戻ってきたか、では早速」と、
その日からタブラ修行再開。

ええ、オイラと師匠は、言葉で語るより、
タブラを叩き合った方が、通じ合えるんです。

さて、とりあえず、半年間タブラを持ち歩いて旅した成果を見せてみろということで、
師匠がやるフレーズを真似て叩くことになったのだが・・・

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このパターンが妙に難しい。
今まで習ってきた叩き方の組み合わせでしかないのに、なぜか上手く叩けない。
一つ一つの叩き方は知っていても、細かい組み合わせが新しいのか。

と思っていたら、実は一つ一つの叩き方も、ちゃんと出来ていなかったってことが判明。
師匠にまた一番最初に習った基礎的な<ナ>と<ティン>の音の叩き方から教わり直す。
ふおお、また振り出しに戻りかい。
せっかく、叩けるようになったと思っていたのに・・・

そう、タブラを持って南インドを旅していた頃は、結構有頂天になっていたんですよ。
前回習っていたことを繰り返しているだけだから、だんだん上達してきた気になって。
それっぽく叩けるようにもなっていたから。

でも、師匠の所に戻ってきたら、再び出来ない自分に舞い戻りとは。
自信を砕かれるっていうか・・・
道はまだまだ遠いってことを自覚させられるっていうか・・・凹みますわ。

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まぁ、この凹みがあるからこそ、次の成長ができるんだと思ってがんばります。
第二回目のタブラ修行、今度も3か月近く、バラナシで毎日励みます、ハイ。

2015.10.26 Mon l インド l コメント (0) l top
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リシケシでヨガをやった後、
アグラに寄ってタージマハルを見て、
カジュラホに寄ってエロい遺跡を見て、
それからバラナシへ戻り、タブラー修行を再開させるつもりだったのだが・・・

アグラに来て
750ルピー(1500円)も払ってタージマハルに入場したのに、
まったく気持ちが上がらない。

一応楽しみにしてきたはずの
タージマハルを目の前にしても
なんの感慨もなく、
むしろ「なんでオイラはココにいるんだろ?」
と違和感を感じまくり。

どうやら、
気分はもはや観光モードではなくなっちゃっているみたい。

心はもう、タブラー修行に突入したくてたまらなくなっちゃっている。

こんな気持ちで無理やり観光を続けても、
楽しくなんかはない。

インドはそもそも、
何かを見ることよりも、
何かをすることの方が楽しい国なのだ。

アグラー城を見ることなくアグラーを去っても、
カジュラホをスルーしちゃっても、ま、いいか。

予定変更、早くバラナシへ戻って、タブラー修行を再開することにしよう。

・・・と思ってバラナシに直で向かっちゃったのだが、
到着したバラナシで、なんと、インドの世界遺産の入場料が11月から軒並み値上げするとのニュースが!?
そんなニュースを聞いちゃうと、行かなかったことを激しく後悔しちゃうじゃないか。
ああ、安いうちにカジュラホに行っておくべきだったよ(涙)
タージマハルなんて、なんと750ルピーから1250ルピー(2500円)になっちゃうんだって。
ふ~、まぁ、タージマハルに行っておいたのは、正解だったか。
値上げ前の750ルピーだったから入ったけど、
1250ルピーだったら、入らなかっただろうからなぁ・・・

※追記
2015年12月現在、タージマハルの入場料はまだ750ルピーだそうです。
値上げって話はガセネタだったのかなぁ・・・

2015.10.24 Sat l インド l コメント (0) l top
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日本にいる時から、ヨガなるものの存在は知っていたのだが、
「ただの健康法の一つでしょ」
的な思い込みでしか捉えていなかった。
なので、オイラにとって、そんなに興味があるものではなかった。

が、世界を旅していると、
「世界一周旅の途中、インドでヨガを習ってきました」
といって、ヨガをやっている人たちに出会う機会があったりする。
最初に出会ったのは、ブラジルのサルバドールで
カーニバル参加のためにしばらく一緒に生活を共にしていたコウくんだったかな。
で、そういう人たちから話を聞いたり、実際にやっているところを見たりすると、
ヨガが、単なる健康法とは思えなくなってきたんですわ。

何か妙なパワーというか正体不明なオーラみたいなものが、ヨガに見え隠れするのだ。
いわゆる<スピリチュアル>的なものってやつか。

バリバリの理論派であるオイラ、
日本にいた頃は、
霊的なものとか、スピリチュアル的なものは
全く信じない、
というか、むしろ毛嫌いするくらいの傾向にあったのだが・・・

実際にそれを感じさせられるものを見せつけられては、
信じざるをえなくなってしまいまして。

逆に、気になってしょうがなくなってきていたんですわ。

このヨガにおけるスピリチュアル的なものの正体は一体なんなのか?って。

ということで、前回のバラナシ滞在中に
まずは自ら体験してみるべし、と
数日ヨガ教室に通って、ヨガをやってみたのは、
以前のブログに書いた通り。

ヨガって、何も知らずに体験すると、
ただの柔軟運動じゃん、って思うと思う。
日本のラジオ体操をちょっと複雑にしたものじゃん、
中国の太極拳をやるのと何が違うの?
って思うと思う。

でも、ヨガについてちょっと深く知ると、
ヨガはその先に<瞑想>につながる、
ってのが独自であり、面白いところなんだってことが分かる。


なんてことを書いていた。

バラナシでのヨガ体験は短期間だったにもかかわらず、
瞑想につながるところまで体験させてくれたおかげで、
そんなことを<理屈として>理解することはできたのだ。

が、あの時点では、
スピリチュアルなものを実感として感じとることは出来なかった。

理屈として
スピリチュアルな瞑想世界なるものがあるらしいということは分かった。
ヨガはそこに入り込むための方法ということも分かった。

しかし、瞑想世界なるものが一体どういう状態なのかは実感として掴めなかった。
瞑想世界は、入ってみないと分からない、という。
短期間のヨガ体験だけでは、瞑想状態に入ることはできなかったため、結局分からずじまい。

短期間すぎて、瞑想に入り込むだけのヨガ体を作りこむのに不十分だったのだ。

そこで、バラナシでのヨガ体験の後、
ヨガ体を作るための自己修練をはじめた。

ヨガのアーサナと呼ばれている
いわゆる柔軟運動のようなポージング。
バラナシで習ったいくつかのアーサナをやり続ければ、
ヨガ体になっていくだろうと、
毎朝、ビデオに撮らせてもらった先生のやるアーサナを見直しながら、
独りでポージングを取ることにしたのだが・・・

早速壁にぶち当たった。

毎朝、アーサナを真似てやっていても、
ヨガ体になっていくという実感が持てないのだ。

ポージングの何がどう作用して、
瞑想につながるヨガ体になれるのかが分からないため、
やっていることの効果が全然ピンとこない。

実はヨガのポージングは
ただそれっぽく真似ればいいというものではなく、
ちゃんとした<正しい型>なるものがある。
骨格、筋肉を正しい型で整えることで、
初めてヨガ体になれるのだ。
ヨガに先生が必要なのは、その<正しい型>を教えてもらうため。
ポージングをしている時、正しい型になっていないなら、
アジャストと言われる調整をしてくれるのが、ヨガの先生なのだ。

う~む、体験入学&独学では限界があるな。
やっぱり、ヨガの聖地と言われているリシケシに行って、
ガッツリヨガ修行しなくちゃいかん、か。

ということで、
二度目のインド訪問では、
ヨガ修行のために1か月くらいリシケシ沈没して、
ちゃんとした先生について正しいポージングをしっかり習い直そう
と考えていたんですよ。

・・・が、
一度目のインド訪問の後、訪れたタイで
お世話になっていたジュンちゃんが出張で日本に戻った際、
頼んで買ってきてもらった<体感して学ぶヨガの解剖学>という本。

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ヨガを学びたい人必読!名著です。

この本が独学の壁を見事に粉砕してくれたんですわ。

「筋肉と骨格でわかるアーサナのポイント&ウィークポイント」
と、副題に書かれている通り、
この本は、骨格と筋肉を正しい型で整える方法を解説した本。
しかも、解説がめっちゃ具体的で分かりやすい。
まさに、求めていたことが書かれている本だった。

この本と出会ったおかげで、
その後、東南アジア&スリランカ&南インドを旅している間、
自己流でもそれなりにヨガ修行することができまして。

リシケシに到着した頃には、
それなりのヨガ体を作り上げることができてたんですよ。

さて、
リシケシにはヨガ修行を行うためのヨガ道場であるアシュラムという施設がたくさんある。
そこには宿泊施設も併設されていて、
朝から晩までヨガ漬け生活を送れるようになっている。
ヨガ修行に没頭したい人にはうってつけの施設だ。

始めはオイラも
リシケシに行ったら
アシュラムに泊まって
朝から晩までヨガ生活をするぞ、と意気込んでいたのだが・・・

アシュラムは軍隊みたいな生活で、
ヨガのやりすぎで逆に体が壊れることがある、といった話を聞いたり、
リシケシに到着した時には病み上がりだったってのもあり、
アシュラムに泊まるのは止め、
とりあえず、ゲストハウスに泊まり、
アシュラム以外にもヨガ教室がたくさんあるので、
その中で評判のよさげなヨガ教室に通ってみることにしたんですわ。

で、訪れたヨガ教室が
「Rajendra Yoga&Wellness Center(ラジェンドラ・ヨーガ&ウェルネスセンター)」

ラジェンドラ先生が運営する小さなヨガ教室だった。

こういうのは、
生徒がいっぱい集まっているところがよさそうに見えたりもするのだが・・・
実はそうじゃない。

生徒数が多いと、先生の教え方は大雑把になりがち。
逆に生徒数が少ない小さいヨガ教室の方が、
先生が細かくアジャストしてくれるので、よかったりする。

で、アジャストの上手さが素晴らしいという評判も聞いたので
ラジェンドラ先生のところに来てみたのだが・・・
聞いていた以上に面倒見のいい先生で、
丁寧に細かいところをアジャストしてくれ、
ヨガレッスンとしては、大満足のものだった。

いい本に巡り会え、一応自分なりにヨガ体を作り上げてきたつもりだったのだが、
そこはやっぱり独学の限界ってものがありまして。
実際にラジェンドラ先生からアジャストされて、
「おお、なるほど、こうやったほうが体が気持ちいい」
ってことを実感できるポイントがいくつもあり、
目から鱗が落ちまくり。

朝2時間、夕刻2時間のレッスンに
一日二回通うこと、5日間。
独学でやっていた下積みがあったからこそなのだが、
思っていたより短期間で、
オイラ的には、満足のいくヨガ体になれた気になってしまったんですよ。

満足のいくヨガ体になれたっていうのは、どういうことかというと・・・
瞑想状態に入りやすい体になってきたということ。

実際、締めのポーズとして行う
全身の力を抜く<屍のポーズ>を3日目の夕刻にやった時、
フッ、と意識が飛んで体が地面と一体化するような感覚に陥りまして。

あ、なるほど、これが<ヨガ的に瞑想に陥る>ってことなのかな、
と実感することが出来たんですわ。

正体不明だったヨガのスピリチュアルの謎が、
断片的ながらも、実感として掴めたってことで、
リシケシでのヨガ体験は5日間で終了。

・・・え?それでいいの?
1カ月ヨガやるつもりじゃなかったの?
やり続けたらもっと深い世界に辿り着くんじゃないの?

ええ、そのとおり。
ヨガはやり続けると果てしなく深い。

が、逆に、深さが見えてしまったが故に、
今オイラが深掘りしたいのはココじゃないってのも分かっちゃいまして。

今オイラが深堀りしなくちゃいけないのは、太鼓の世界なんだよ、
ヨガを深堀りしている場合じゃない、ってことを強烈に自覚してしまったんです。

そうだ、早くバラナシに戻って、タブラー修行を再開しなきゃ、と。

ヨガをやればやるほど、
その想いを強く感じるようになってしまい、
5日間ヨガをやったら、もう気分がヨガどころではなくなってきてしまいまして。

いや、ヨガが面白くなかったワケではない。
むしろやればやるほど、楽しくはなってきていた。
それなのに、ヨガをやればやるほど
ヨガを終えたくなる。

そういえば、ヨガをやることで
断捨離の感覚が身につくともいう。
余分なものを捨て、本当に必要なものが見えてくる感覚だ。

オイラにとって今本当に必要なものは太鼓ってことが浮き彫りになってきたってことか。

う~む、なるほど、
この一見矛盾しているように思える境地は
ヨガのスピリチュアル効果ってやつの一つなのかも。

ヨガをやって辿り着いたのは、
ヨガをやればやるほど
ヨガが分かれば分かるほど、
ヨガが楽しくなればなるほど、
逆にヨガを終えたくなるっていう、
不思議な境地でした、ハイ。

2015.10.23 Fri l インド l コメント (0) l top
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前回のバラナシ滞在で
ちょいとだけヨガをかじってみたオイラ。
やっぱりやったらやったで面白いということで、
もうちょっとヨガを深くやってみるべぇか、と
<ヨガのふるさと>と言われている
リシケシに来て、ヨガ修行をしてみることにしまして。

で、やってきたリシケシ。
ココは、確かにアシュラムと呼ばれるヨガ道場や
ヨガ教室ばかりだったのだが・・・

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来てみて思った。
ココは、ヨガ目的じゃなくて来ても楽しいかも、と。

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風光明媚で
なんだかとてもいい波動を感じるのだ。

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牛が町中を闊歩していて、
猿があちこちに出没。

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ガンジス川の上流の綺麗な水がたゆたゆと流れていて、
いろんなモノが漂っているバラナシのガンジス川で沐浴するより、よっぽど気持ちよさそう。

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ま、沐浴ってのは
水が綺麗か綺麗じゃないかってことじゃないんだけどさ。

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なるほど、そもそもこのいい感じの自然環境があるからこそ、
ココがヨガのふるさとになったのかもしれない。

とりあえず、気に入りましたリシケシ。
このまま、しばらくヨガ修行に突入しま~す。

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ヨガの様子の報告は、またのちほど。

2015.10.18 Sun l インド l コメント (0) l top
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今回のインド旅では、
カレーを基準にしながらも、
「ここはきっと面白そう」と思うところに
風まかせで訪れてきた。

ラッキーなことに、
これまで一度もこの<面白そうレーダー>が外れることはなく、
インドはどこへ行っても
「訪れてよかった」
って思えるところばかりだった。

・・・が

今回、ダラムサラから次に向かった<チャンディーガル>という街。
ココを訪れたのは失敗だった。
インドで初めて「来なきゃよかった」って思わされた街に行ってしまったのである。

実は、ダラムサラの次に行きたかったのは
ヨガのメッカ<リシケシ>。
調べてみると、ダラムサラからリシケシにダイレクトで向かう夜行バスがありまして。
今考えればそれに乗って行けばよかったのだが・・・

ロンプラを見ていたら、
チャンディーガルという街に
パンジャブ料理が美味しい<Punjab Grill>という店があるって書いてあったんですよ。
おお、チャンディーガルはリシケシに向かう道のちょうど途中にあるから、好都合。
チャンディーガルに寄って、美味しいパンジャブ料理を食べてからリシケシに向かうことにするか。

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ってことで、ダラムサラからローカルバスで7時間かけて到着したチャンディーガル。

ここに待っていたのは、ただただ悲劇だけだった。

まず、第一の悲劇は、
この街には高い宿しかないってこと。
いろいろ巡ってやっと見つけたところで900ルピー。
普段の3倍の値段だよ。
それでいて、Wifiがないってどういうこと?

実は、この街はパンジャブ州の州都。
パキスタンの分離独立に伴って、以前の州都ラホールにかわって州都となった
ってことで、インドにしては珍しく<計画して作り上げた都市>だったのだ。

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どちらを向いても、区画整理された街並み、
そして綺麗な建物、人間味が希薄な空間・・・

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はい、実は第二の悲劇がこれ。
インドっぽくない街並みってことだったんですわ。
今回、ザッツ・インドな世界を堪能したくてインドを巡っているので、
インドっぽくないインドなんて全く興味が沸かないんですわ。

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建築界の巨匠ル・コルビジェが計画した都市ではあるとのことなのだが・・・
インドなのにちゃんとしている街並みなんて、
今のオイラが見たいものじゃない。

そして、第三の悲劇が・・・最大の悲劇だった。
なんと、お目当てできた<Punjab Grill>は潰れてしまい、
今はもうない、っていうじゃないですか。

ガーン(涙)

そして、さらに最悪なことに
代わりに入ったレストランの飯が美味しくなかった。

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テンションだだ落ちですわ。

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3つも悲劇に見舞われるなんて大変だったね、って?
いやいや、まだ終わりじゃないんです。
チャンディーガルの悲劇はこれだけでは終わらなかったのだ。

次の日逃げるようにして
チャンディーガルからハリドワール行きのバスに乗り込んだのだが・・・
このバスが超絶満員。
なんとか座れたからまだいいものの、
座席もギュウギュウ詰めだから
身動き一つ取れない状態が続き、お尻が悲鳴をあげる。

さらに、途中でバスのエンジンが故障(涙)
炎天下の下しばしバスの外で放置状態に。

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ちなみにオイラ、
インドでのバス移動の時って、
途中でお腹壊したりするとマズいからって思い、
水分摂取や食料摂取を控えるようにしているんですよ。

今回はそれが逆効果に出てしまい、
ハリドワールに到着した時には、
極度の疲労と空腹と脱水症状による熱中症に近い状態に。

ハリドワールから乗り換えたバスに1時間も乗れば
目的地であるリシケシに到着できるのは分かっていたのだが・・・

その1時間ですら、もうバスには乗っていられない気分に。

予定外だったハリドワールに泊まることにし、
バスターミナル近くの宿にチェックインしたのだが、
その後、体調が超絶悪化して、結局二日間もその宿で寝て過ごす羽目に。

あ~、チャンディーガルに寄ろうなんて考えずに
ダラムサラからリシケシに夜行バスで直接来れば、
こんな目には遭わなかったのに・・・

インド旅、ちょっと間違えると、途端に過酷な旅へと変貌しますんで、ご注意を。

2015.10.17 Sat l インド l コメント (0) l top
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映画<12モンキーズ>での
キレッキレッの演技に魅了され、
すっかりファンになってしまったブラッド・ピット。

そんな彼が出ているからということで
チベット問題に全く興味がなかったのに
劇場に見に行ったのが映画<セブン・イヤーズ・イン・チベット>だった。



当時のオイラは27歳で、
もういい大人だったというのに、
世界情勢にはうとくて、
映画で描かれていた中国によるチベットの侵略、という事実を
正直、全然受け止めきれなかった。

それこそ、
これが現実に今起こっている話とは思えず、
<映画でのお話>にしか思えなかったのだ。

あれから17年。
世界で起こっている様々な衝突の現場を見てきて、
さらに、それに触発され勉強しなおした世界史で、
人類の歴史とは、侵略の歴史であるということを知った。

そんなオイラが、
チベットから逃れてきたダライラマ14世が
今現在、生活をしているインドの<ダラムサラ>へとやってきた。
(正確に言うと、ダラムサラではなく、
そこからバスでさらに30分ほど山奥へ行ったマクロード・ガンジという場所を訪れた。
ダライラマの公邸があり、亡命チベットの中心地はマクロード・ガンジなのだ)

ココには、映画では感じれなかった
セブン・イヤーズ・イン・チベットの<リアル>があった。

アムリトサルからバスを二回も乗り換え、6時間。
高度がどんどんあがり、肌寒くなっていく。

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それまでザッツ・インドな風景が広がっていたのに、
到着した途端、風景が一変。

モンゴロイドの顔をしたおばちゃんがマントゥを売り、

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店に入るとチベット僧衣を身にまとったモンゴロイド顔の僧侶さんたちが箸を片手に飯を食べていた。

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いきなりチベットだな・・・
と思ったものの、

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思っていたほどチベット一色の場所ではなかったのに驚いた。
ここはもともとインド人の地。
亡命政権であるダライラマとチベット人たちは
この地を間借りしているだけ。
実はここは、全然インド色の方が強い。

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ココで<モモ>を売っているのはインド人。

インド人はいっぱいいるし、
パンジャブ料理の店もたくさんある。

もともと平和主義者のチベットの人たち。
チベットがチベットという国を構えていた頃、
軍隊なんてものは持たず、やってきたという。

ところが、世界というのは弱肉強食の世界。
1950年、いきなりチベットに侵攻してきた中国軍になすすべがなかった、
とダライラマは自伝でその時の様子を回顧している。

理不尽な暴力に対しては、
話し合いとか友愛なんていうものは全く通じないのだ。

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その時の世界の反応も、チベットという国を守るには全然足りなかった。
中国の横暴に対する非難の声は上がるが、
じゃぁ、それによって中国がチベットへの侵略を止めるかというと
そんなことにはならなかったのだ。
(当時のオイラは関心すら持てなくて・・・すいませんでした)

理不尽な暴力に対しては
暴力で立ち向かい、勝つしかない。
歴史を見れば、そうして生き残ってきたのが、今の人たちなのだ。
負けた人たちはこの世界から消えていった。
例えば、戦争を忌み嫌い、軍事を他人任せにし、
目先の安楽を求め、他国からの干渉に譲歩を繰り返したあげく、
(まるで、今の日本ではないか!?)
地上から抹殺されてしまった
かつて地中海世界でローマ帝国と覇権を争った<カルタゴ>のように。

さてさて、
国を逃れることになったダライラマに
具体的に手を差し伸べたのがインドのネルー首相だった。
インドの地、ダラムサラに亡命政権をたてることを許可したのだ。

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チベットを追われたけど、
ちゃんと生きていく次の地が出来たのだから、
それはそれでよかったじゃないか、
と思うところがあったんですけど・・・

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ダラムサラに実際来てみたら、印象がガラリと変わった。

ここはチベットではない。
やっぱりインドなのだ。

チベットの人ならやはり、
ココではなく、チベットで生活したいはず、
と思わされた。

う~む。

武力放棄を宣言した日本の憲法9条は素晴らしい条文だと教えられてきた。
世界に誇る平和憲法だ、と。
でも、チベットやウイグル新疆での中国の侵略を目の当たりにして、
憲法9条第二項に対して、疑問を持つようになってきた。

平和という理想を追うことは
国を失くしてしまうことより、大事なことなんだろうか?

自分の国を守るためには、
自分たちが戦う力を持たなきゃいけないんじゃないだろうか?

憲法9条第二項を拡大解釈し、
自衛権の行使は憲法に抵触しないとして
自衛隊を作り上げてきたのは、
アメリカによって押し付けられた
似非理想な平和憲法に対する
日本人として、日本を守る英断だったと、思う。
(かくいう自衛隊も、東西冷戦時の反共の防波堤のために
アメリカの指示で作られたものだったりするのだが・・・)

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百聞は一見にしかずという。
映画を100本見ても、
その場に訪れて感じる<リアルさ>には到底及ばない。

ダラムサラ、
今までのハッピー続きだったインドと違って、
なんだか気分が重くなっちゃった場所だったんだけど、
来てよかった。

国を守るということがどういうことなのかってことを
実感できたよ。

日本こそ安全、
何も知らずに何も考えずに安保法案はんた~い、
日本はこのままでいつまでも平和が続くんだ、
なんて平和ボケのお花畑脳の人こそ世界を旅してこういう地を訪れるといい、と思う。

それがただの甘い希望に過ぎないってことに、きっと気づくはずだから。

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2015.10.14 Wed l インド l コメント (0) l top
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水牛の乳を乳酸菌で凝固した<ダヒー>というものを使った
インド人が大好きな、飲むヨーグルト、ラッシー。

前回バラナシに居た時からお気に入りになり、
美味い店があると聞けばわざわざ足を向け
ふぉお、確かにこの店のラッシーは美味い、
と、感動する味のラッシー屋がいくつかあったのですが・・・

そんなこれまで飲んできたラッシーの味を吹っ飛ばす
衝撃の味のラッシーが、アムリトサルにあったんですよ。

その名も<Panjabi Lassi>。

GHANDI GATEから黄金寺院に向かう道から
一本右手に入った道にあるこのお店。

メニューは、シンプルなスイートラッシー一品だけ。

で、この一品が超絶品だったのだ。

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この店のラッシーと比べちゃうと、
これまで飲んできたラッシーは、ただのヨーグルトデザート。
果物入りのラッシーなんてものは、
ラッシーそのものの味に自信がないから、果物で誤魔化しているだけ。

このシンプルに勝負しているラッシーこそ、
まぎれもない<ラッシー味>のラッシーなのだ、と思わされた。

ジャイプルで飲んだラッシーワラのラッシーも、
かなり美味いと思ったが、
ここのラッシーはあのラッシーを越えていた。

ラッシーは、
ドロッとしたいかにもヨーグルト状のものだったり、
水分が多くさらっとしたものだったり、
店によって違いがある。
で、ここのラッシーは、
ドロッとしつつもサラリとしているという、
絶妙なあんばいの喉越しに仕上がっていた。

味は濃厚で、
頭がキーンとするほど、ガッツリ冷えている。

これだけでも、十分5億点の味なのだが、
ここのラッシーの美味さの秘密はそれだけじゃない。

ラッシー専門店のラッシーは、
食感に変化をつけるために、
凝固ヨーグルトの一片を載せてくれる。
この凝固ヨーグルトの美味しさが大きな決め手になったりもするのだが、
ここのラッシーは、美味い凝固ヨーグルトの上に
もう一種類、まるでバターのように濃厚な生クリームをのせてくれているのだ。

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ドロッとしていつつも、サラリとしていて、
ヌルっとしたかと思うと、マッタリした味わいが口の中に広がる。
このハーモニーが、もう、たまらん。

おそらくこれ以上の味のラッシーはインドにもないだろう。
ヤバい、
これから、ラッシーを飲むたびに、
あぁ、これじゃない!と嘆くことになりそうだ・・・

2015.10.12 Mon l インド l コメント (0) l top
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デリーから電車&バスを乗り継ぎ
次にやってきたのは、パンジャブ州のアムリトサル。
(本来ならばダイレクトに電車で行けたのに、ストのため途中で降ろされるというハプニングに遭い、バスに乗り換えざるを得ない状況になってしまったりして、結構大変な道中だったんですが・・・まぁ、これがインドです)
パキスタンとの国境隣にある町。
ここは、シーク教の総本山である<黄金寺院>があるので有名で、
シーク教徒の方々にとっての聖地。

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町はターバンを巻いて髭がぼうぼうなシーク教のおじさんたちで溢れてる。

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お、久々に、カレーから離れて
寺院見学の話かい?
と思われた方、残念。

今回もカレー話です(笑)。
っていうか、今回は、インドで最も濃ゆいカレーの話なのです。

さて、
ターバンを巻いて髭をぼうぼうに伸ばしているシーク教の人たち。
日本人がインド人と聞くと、イメージするのは、この姿じゃないですか。

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が、実は、シーク教の人たちはインドの中では少数派。
インド全土を考えるとなんとわずか2%しかいないという。
シーク教の人が多いパンジャブではこんな人たちばかりだけど、
他の地域では、こんな格好の人はほとんど見かけない。

では、それなのに、なぜ日本人にとってインド人のイメージはシーク教徒なのか?

それは、日本で食べられているカレーが
シーク教徒の多いここパンジャブ州の料理がベースになっているから、らしい。

タンドリーチキンの発祥はパンジャブで、
パンジャブのカレーは、ムガール料理に似てコッテリまろやか。
タンドリーチキンも、コッテリまろやかカレーも、
日本でインド風料理と聞いて想像する料理そのものじゃないですか。

なので、日本でのインド料理=パンジャブ料理→パンジャブのイメージ=シーク教徒となり、
インド=シーク教徒の髭もじゃターバンのイメージが定着したらしいです。

で、そんなカレーの地、
パンジャブ州にある黄金寺院には・・・
毎日、なんと10万食のカレーを作り、巡礼者や旅行者にタダでふるまう
無料食堂がありまして。

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オイラのブログを読んでくれて、
たまにメールをくれるキヨミさんが
カレー好きのヨシさんに耳よりな情報ってことで、
映画情報とともに、黄金寺院の無料食堂の話を教えてくれ、
その時から、めっちゃ気になっていたんですわ。

ええ、実は、この黄金寺院の10万食カレー、
映画にもなっちゃっているんです。
「聖者たちの食卓」というタイトルで、日本でも確か2014年に公開されてます。



予告編を見るだけで、ワクワクしませんか?

オイラ自身、見たいとは思っているものの、
なかなか見る機会に恵まれず、残念ながらまだ未見・・・
ですが、映画を見る前に、
その黄金寺院のカレー作りの現場に足を踏み入れさせてもらってきたのですよ。

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オイラにとっては、
黄金寺院の寺院そのものより、
無料食堂とキッチンの方がある意味聖地。
寺院散策はそこそこにして、
ウロウロしたのは、料理現場ばかり。

・・・で、その現場は凄いことになってまして。

ありえないくらいデッカイ窯で炊かれるカレー、
ありえないくらい山積みになっている食器、
ありえないくらいの量のため目がシパシパして涙が止まらなくなる玉ねぎ剥き・・・

全てが規格外。
こんなカレーの作り方、見たことがない。

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高齢の方から子供まで、男性も女性も、
年齢性別関係なく、ボランティアで一日中カレー作りをしている。
いつ行っても食べれるように、
一日、フル回転で作っているんですわ。
だから、一日10万食。

それにしても、みんなが一丸となって巨大なカレー作りに励んでいるその姿。
やっぱり、カレーっていいな。
作っている光景が、いい。素敵すぎるよ。
ああ、大好きだ、こんなインドが、そしてカレーが。
カレー好きとしては、感涙ものの、光景でした、ハイ。

そして、そうやって作られたカレーをいただくことに。

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大広間に直に座り、渡された食器を目の前に置くと
給仕のお兄さんや子供たちがカレーを注ぎいれてくれ、
チャパティーを手渡してくれる。

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バンダナで髪さえ隠しておけば、
なんの違和感もなく、ここに入れる。
(つまり、オイラのいつもの恰好でOKってこと)
みんなが暖かく迎え入れてくれる。

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寝床まで用意してくれる、ここ黄金寺院。
ここで二晩、お世話になりまして。
その間はずっと、
まるで、巨大な家族に招き入れてもらったような
不思議な感覚に包まれていた。

今までいろんなところでカレー作りのテクニックを学んできたけど・・・
ここでは、<カレーの心>を学べたような気がする。
カレー修行の集大成として、ナニモノにも替えがたい、
貴重な、そして重要な経験をさせていただきました。

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インドで最もインドらしい魅力を感じることができる場所の一つ、
アムリトサルの黄金寺院、めっちゃおススメです。
ここでは、ぜひ、黄金寺院に泊まらせてもらって、
黄金寺院の無料食堂でカレーをご馳走になり、
寺院に頼りきっちゃってください。

ここでは、頼ることは甘えじゃない。
頼ることが、インドを知ること、シーク教を知ることにつながるんです。

きっと、この施しはそれが狙い。
そして、その狙いは見事に当たっている。
だって、こんな体験させてくれたから、
インドがもっともっと好きになり、シーク教のファンになっちゃった男がココにいる。

2015.10.11 Sun l インド l コメント (4) l top
小笠原夕紀
チーズのユキです。
いまは、インドですかー!?
それにしてもすごいお鍋!


チャリヨシ
チーズのユキさん、どうも!
美味しいチーズ、仕入れてますか?
さてさて、僕は今インドです。
ここのカレー作りはすべてにおいてスケールが違ってましたよ。
ホント、びっくり。
そんなカレー天国なインドに、あと3か月くらい居る予定で~す。



ウガなか
黄金寺院 こんな場所があるなんて知りませんでした。
映画も面白そうですね。ラダック、ザンスカール、レー、アムリトサルあたりにはまだ行ったことないので、いつか行ってみようと思います。


チャリヨシ
ウガなかさん、ラダックとかザンスカールとかは、ウガなかさん、大好きそうなのに、まだ行ってなかったんですね。ラダックはチャリで走りたいから、今回はスルーしちゃいましたよ。ラダックはいつか、行きたいと思います。インドはまた来るだろうし。さて、アムリトサルの黄金寺院、なかなか面白い体験ができるので、ラダックを攻める時には、ぜひ寄ってみてください~。


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昨日の日記にシャヒ・パニールというカレーが超絶美味くて、
シャヒ・パニールの作り方、だれか教えてくれないかなぁ・・・
ってな、話を書いたじゃないですか。

だれかに教えて欲しくなったら、
なんとしてでも、
その<だれか>を見つけてしまおう、ってのが
猪突猛進なオイラの旅スタイル。

シャヒ・パニールを食べた当日、
早速ネットで検索し、
デリーでやっている料理教室に連絡しまくって、
シャヒ・パニールの作り方を教えてくれるところを調べまくったんですわ。

そしたら、土曜日にちょうどムグライ料理を教えるグループレッスンがある
<MasterChef Cooking Class>という
ウシャさんが開催している料理教室に辿り着きまして。
シャヒ・パニールはムグライ料理の代表的な料理。
当然、シャヒ・パニールも項目として入っているってなことだったんですよ。

ということで、土曜日の本日、
参加してきましたウシャおばちゃんのムグライ料理教室。

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先生のウシャおばちゃんはめっちゃ教え方が丁寧。
一つ一つの行程について、深くちゃんと教えてくれる。

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新技が登場しまくりのムグライ料理だったので、
ガッツリ教えてもらえて助かった。

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そう、ムグライ料理は、これまでのカレーとは相当作り方が違っていたんですわ。
今まで習ってきたカレー作りの手法が、まるで通用しないのだ。

ちなみに、ムグライ料理とは、
ムガール帝国時代にマハラジャが食べていたという宮中料理。

まず、材料からして大違い。

ナッツやクリーム、バターなど、
高級食材をふんだんに使いまくり。

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バターが大量に投入される。

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カシューナッツ、メロンシード、アーモンドなどなどナッツ系をふんだんに使う

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これは<マライ>という凝固牛乳。クリーム代わりに使われる。

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クリーム投入

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こっちの鍋には牛乳投入

いやぁ、これは・・・
コッテリなカレーになるはずですわ。

調味料も、
これまで使ったことがなかった<アジョワン>という
タイムに似たシード香辛料が登場。

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猛烈に漢方臭い香辛料<アジョワン>

アジョワンは、
インドではメジャーな香辛料と聞いていたのに、
全く登場する気配がなかったので、
一体どこで使われているんだろうと思っていたのだが、
そうか、ムグライ料理でガッツリ使われていたんですな。

その他の新技としては、
ガラムマサラや、タンドリーマサラ、
キッチンキングというマサラなど、
いわゆる、混ぜ合わせてある混合香辛料を結構ふんだんに入れまくるのも、
これまでのカレーつくりとは違ったやり方だった。

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今回の料理教室で使ったマサラ類を、パックにしてお土産プレゼントしてくれた。なぜかオイラにだけ。

さてさて、そんな感じで、
なにもかもが新鮮で超楽しかった本日の料理教室で作った料理は
下記の5点。

Dal Maharani
ムグライ流豆カレー
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Makhmali Kofta
マライコフタのようなコロッケカレー
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Jatpat Shahi Paneer
オイラが作り方を猛烈に知りたかったシャヒ・パニール
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Vegetable Plateau Biriyani
盛り付けが超絶かわいい野菜ビリヤーニ
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Pudina Lachha Parantha
ケララ・パロッタに似た渦巻きパン
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どれも、めっちゃ美味しそうでしょ。
実際めっちゃ美味いんですわ。

ちなみに、バターチキンカレーや、
チキンコフタカレーなど肉を使ったカレーも、
今回作り方を教わったグレイビーソースを使えば、
美味しく作れるようになるらしい。

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いやぁ、今回の料理教室も、大収穫だったよ。
北インドカレーが一気に理解出来た感がありあり。
カレー道、一気に奥へ進めちゃった気がします、ハイ。

2015.10.10 Sat l インド l コメント (0) l top
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ジャイプルからバスで6時間半かけてやってきた
インドの主都デリー。
デリーはタダの都会で特に何もないし、
人で溢れてて危険。
騙す輩も多いから
スルーするほうが得策かも、
なんて話を聞いていたので、
ジャイプルに引き続き、ココも1日で出ようと思っていたのに・・・
気付いたらもう、三日目。
そして、まだいつ出るか決めてない。

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人とリキシャとバイクだらけ・・・デリーは、ジャイプル以上にカオスな街でした。

なんでこんなことになったかというと・・・
デリーで泊まることになった
日本人宿<サンタナ>。
ええ、ネパールのポカラやインドのコルカタで泊まった
あのサンタナの系列宿です、ハイ。
そのサンタナのデリー情報ボードに
「美味しいカレー屋」なる情報が載っていたのですよ。

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で、早速到着した日の晩飯に、
宿に一番近い<サドグル>という安食堂へ行き、
おススメのデラックスタリーを食べてところ・・・

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これがめっちゃ美味いじゃないですか。

75ルピー(150円)でこの味って、反則だよ。

むむ、ひょっとしてデリーって、
めっちゃグルメな町なんじゃないかと思いはじめまして。

で、次の日、
「美味しいカレー屋」に載っていた他の店も
攻めてみることにしたんですわ。

まず、昼飯第一弾として訪れたのが
<カリーム・ホテル>。
この店、実は、
デリーに来たら、とりあえずここでカレーを食えと言われるくらいの
めっちゃ有名店らしい。

で、ここで、おススメのシャヒ・パニールを頼んだところ・・・

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これもめっちゃ美味いじゃないですか!!!

っていうか、これは、めっちゃ美味いどころの騒ぎじゃない。
美味すぎ。
今まで食ってきたカレーの中で3本の指に入る超絶激ウマ味。

さすが勧められるだけはある。
いやぁ、頼りになるなぁ、サンタナ情報。
ちなみに、シャヒ・パニールのシャヒとは
「濃厚な」とか「リッチな」という意味があるらしい。
つまりこれは濃厚なパニールカレーってこと。
いや、これ、カレーというよりは、コッテリクリームスープって感じだ。

実は、ウダイプルに居る時、
宿の近くにパンジャブ料理を出す店があったので、
一回だけ食べてみたんですが、
その時頼んだタリーについていたパニール料理が、
パニールコルマといって、割とリッチな味のものだったんですよ。
それが美味しいなと思っていて、
パンジャブに行ったらぜひもう一度食べようと思っていたのですが・・・
デリーであの時以上に美味しいパニールカレーに出会えるとは!

それにしても、この味の濃さが、パンジャブ料理であり、ムガール料理なのか。
今までのあっさりカレーとは全く違うよ。
このクリームカレーは、作り方が全く分からない。
これまで作り方を教わってきたカレーとは全然違うのだ。
いや、唯一、似ているモノがあった。
それは、チェンナイの高級レストラン<サザンスパイス>で食べて感動した
フィッシュカレーに似ているんですわ。
ただ、あの時、微妙なレシピしか教われなかったんだよなぁ・・・と、後悔するオイラ。

が、その答えに、ようやくここで出会えるたじゃないか。

これはぜひとも作り方を教えて欲しい、と思ったのだが、
やはりこういう高級レストランはガードが固い。
ここでも、レシピは教えてもらえなかった。残念だ。

ああ、シャヒ・パニールの作り方、だれか教えてくれないかなぁ・・・

さて、お腹は5分目くらい。
まだ一品くらいは入りそう。
ということで、もう一軒はしごして絶品料理を引き続き堪能することに。

ということで、お昼ご飯第二弾は、
タンドリーチキン発祥の店と言われているモティ・マハルというレストラン。
もちろんココも、「美味しいカレー屋」に載っている店。

で、ここのタンドリーチキンは・・・やっぱり猛烈に美味しかった。

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土釜であるタンドリー、そこで炭火で焼くのが本格的なタンドリーチキン。

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よくレストランで、タンドリー風チキンなんてのがあったりするのだが、
大抵、土釜でなく炭火も使っておらず、ガスで焼いたりしている。
なので、大抵のタンドリー風チキンは、炭の独特な香りがついておらず、
このなんとも言えない味はでていないものだったりするのだ。

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ふほほ、美味すぎ。
本物のタンドリーはやっぱり味が違うなぁ。

いやぁ、大満足。
前回のバラナシで美味しいカレーになかなか巡り合えなかったから、
都市では美味しいものにはありつけず、
やっぱり美味しいものは地方地方にいかないといけないと思っていたのに、
デリーはどうやら、違うようだ。
ここにいれば、美味しい地方料理が食べられるのかも。

ということで・・・
夕飯は、カシミール地方の名物という
骨付きマトンを煮込んで作ったローガンジョシュというカレー料理を食べてみることに。
ローガンジョシュは、ぜひ食べたいなぁと思っていたのだが、
今回、レー・ラダックに行くのを断念したので、カシミールには行かない。
なので、食べられないかもと思っていたところ、
昼間カリーム・ホテルの場所を探している時に、
偶然カシミール料理レストランを発見したので、
これはぜひと思ってやってきたのですよ。

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ココは、特におススメされていた店でなく、
ただ偶然見つけた店だったので・・・まぁ、味は普通、でした。
たぶん、カシミールに行って、その辺の安食堂で食べたら、
こういう味のものが出てくるんだろうなぁ、っていう味だった。

ただ、本当に美味しいマトン料理のマトンはどんなものなのかと、
ローガンジョシュを食べたら食べたで、気になってしまったので、
翌日である本日、
昼飯に、またカリーム・ホテルを再訪し、
マトン・コルマという羊肉カレーを食べてみることに。

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で、さすがカリーム・ホテルの料理、このマトン・コルマもめちゃウマでして。
いや、実は、味付け自体は、昨日食べたローガンジョシュの方が美味しかったんです。
ですケド・・・肉の旨さが全然違った。
カリーム・ホテルのマトンは、
肉がホロホロ。
羊肉ってこんなに旨いんだっけ、と
羊肉に対する概念がひっくり返されるほどの絶妙な煮込み肉だったんですわ。

いやぁ、美味い。
それにしても、脂コッテリなこの料理。
一品だけで満足ではあるのだが、
店を巡ってメニューを見たら、
気になってしまい食べてみたいカレー料理がどんどん出てきてしまってまして・・・

ということで、今日も昼飯は、はしご飯。

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ところで、これは一体何でしょう?

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正解は、インド人大好きな定番アイス、クルフィ―。屋台ではこのスタイルで、クルフィ―が売られている。はしご飯の間にこれを食べると、口の中がリフレッシュ。また食欲が沸いてくるのだ。

昨日と同じコースで、
カリーム・ホテルの後、モティ・マハルへ。
で、今日はここで、バターチキンカレーをオーダー。

インドでカレーと言えば、バターチキンカレーでしょ、
っていうくらい有名なバターチキンカレー。
が、この料理、本来はインド料理のメニューではないのだ。
発祥はインドではなく、イギリスらしい。
逆輸入され、今やインドの定番カレーとして定着しているカレーなのだ。

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そんなバターチキンカレー・・・
実はオイラは初挑戦だったのですが、もちろん美味しかったですわ。
っていうか、これも「もちろん美味しい」どころではないくらい、激ウマ。
ここのバターチキンカレーのチキンは、
ちゃんとタンドリーで焼いたチキンを使っているので、
炭火焼の香ばしい香りも漂っていて、
それがトマトとバタークリームによるグレイビーと合わさって、
なんとも言えない、絶妙なハーモニーを醸し出しているのだ。

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ああ、食べ歩きが超楽しい。
なんたるカレー天国なんだ、デリー。

カレー好きなら、
デリー訪問は、絶対マストですな。
しばらく滞在して、デリーでカレーを食べまくるべし!

ただし・・・濃ゆい味のムガール料理を、
正直、毎日食べまくるのは、ちと、シンドイ。

あっさり味でカロリー低めの南インド料理を食べまくるのとは訳が違う。

毎日昼飯に、カロリー激高なムガール料理を、はしご飯するだなんて・・・
これこそ、まさに修行ですわ。
カレー修行中じゃなかったら、絶対やらないですよ、こんなこと(笑)

2015.10.09 Fri l インド l コメント (2) l top
きむらゆうじ
デリーのサンタナ僕らも一泊しましたよ。懐かしい。レーラダック行かないんですか?そっかーまぁ風景はタジクと大して変わらないんですけど、チベット文化は面白かったです。僕らにとっては最後の海外走行地だったので印象深かったなぁ…。

しかしヨシさんのカレー修行すごいことになってますね。いやーますます楽しみに!


チャリヨシ
ゆうじくん、今回レ―ラダックは行かないことにしたのよ。チャリがあるなら絶対行くんだけどね。チャリなしで行っても、燃えないしなぁ、と思って、次回の楽しみに取っておくことにしたんですわ。とりあえずダラムサラには行こうと思っているので、インドでのチベット風景は、ダラムサラで満喫してきま~す。

レ―ラダックをスルーした分、カレー修行にはめっちゃ力入れてますから。デリーでもっと凄いことになりましたゼ。



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ウダイプルからバスで9時間。
次にやってきたのは、ラジャスタン州の州都であるジャイプル。
州都なだけあって、人が溢れてまして。
通りの交通量が半端ない。

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バス、乗用車、バイク、オートリキシャ、人力リキシャ・・・
ありとあらゆる乗り物が、
交通ルールなんてへったくれで走り回って、まさにカオス状態。
いやぁ、これまで訪れたインドの町の中で、一番騒々しい町ですわ。

それに暑い。
10月というのに、ジャイプルはまだまだ灼熱だった。
あ~、気温的に過ごしやすかったウダイプルに戻りたい・・・

あまりの暑さと喧噪にやられてしまい、
観光は、風の宮殿と呼ばれている
ピンクシティなジャイプルのシンボル的な建物を見て終了。

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で、あとは、ひたすら恒例の食べ歩き。
ランチに入ったちょっと高級なレストランでは、
コクの効いたリッチテイストなカレーをいただきまして。

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う~む、これ、ムガール料理っていうんですか?
味が濃くて、めっちゃ美味かったのですが・・・
食べ終えたら、しばらくカレーはいいやって気分になってしまった。

え?カレー食べまくりのオイラにしてはどうしちゃったの?
と、思われる方が多いと思いますので、
では、この心境を、
分かりやすくラーメンで例えて解説してみましょう。

これまで食べてきたカレーは、
オーソドックスなしょうゆ味のみで勝負している東京ラーメンみたいなもの。
あっさり味だけど美味しい東京ラーメンって毎日食べても飽きないじゃないですか。

それに対して、
今回のリッチテイストカレーは、横浜家などの家系ラーメンみたいなものなんですわ。
豚骨や鶏ガラから取ったダシに醤油のタレを混ぜ、鶏油を浮かべたこってりラーメン。
これって、たまに食べるとめっちゃ美味いケド、毎日食べようとは思えないでしょ。

それと同じなんですわ。
インドの人たちが毎日食べている家庭料理ベースのカレーって、
あっさりしてて毎日食べ続けられるんです。
が、インドの人たちもたまにしか食べに行かない、
旧宮中料理がベースになっているこってこてのカレーは、
やっぱり、毎日は食べられないんですわ。

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カレーの後に飲むラッシー。カレーのコッテリさを洗い流してくれる。北インドに来てコッテリカレーを食べ始めたら、猛烈にラッシーが飲みたくなってきたよ。

いくらカレー好きのオイラでも、
ムガール料理のカレーが毎日続くのは、キツイのです、ハイ。

ということで、晩飯はアッサリすますべく、
久々に<モモ>を食べてみた。
チベット圏でよく食べられているモモ。
チベットとはかけ離れている南インドではまったく見かけることがなかったんですが、
北に上ってきてようやく見かけるようになってきた。

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こんだけ食べてなんと20ルピー(40円)

ちなみに、インドのモモの具は、
キャベツとニンジンとピーマンだけの完全ベジタブルだったのですが・・・
これが、単純な具なのに、めっちゃ美味かった。

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うむむ、やっぱりモモは美味いな。
いや、今回は、包んでいた女の子がめっちゃかわいかったから、
余計に美味く感じたのかも。
それにしても、餃子を包む女の子って萌えますな・・・っていうのはオイラだけ?(笑)

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さてさて、そんなジャイプル滞在は本日一日のみ。
訪れる町全てでノンビリしてたら、インド旅は終わらない。
グァテマラで知り合ったマサミちゃんに紹介してもらった
ヴィシュヌさんが運営するジャイプルの宿が心地いいのだが、
ここらでまたちょっと急がなきゃ。
明日、デリーに向かいます。

2015.10.06 Tue l インド l コメント (4) l top
Masami
ヴィシュヌさんのゲストハウスに行ってくれて、ありがとう!
私は、風の宮殿の近くにあるゲストハウスにステイしてたから、この雰囲気がめちゃめちゃ懐かしいです。
人、人、人、野良牛、野良犬、なんでも来い!な感じ、やっぱ好きだなー。

デリーに向かったとヴィシュヌさんから聞いたよ。
ジャイプールよりゴミゴミしてるだろうから、引き続き気をつけて旅してね!



チャリヨシ
Masamiちゃん、いえいえ、こちらこそ、素敵なヴィシュヌさんを紹介してくれてありがと~。ホント、いい人でした。到着早々朝飯を奢ってもらっちゃったし、出発の朝にもわざわざチャイを淹れてくれて、ホント感謝感謝でしたよ。そうそう、Masamiちゃんとヴィシュヌさんの出会いの話も聞かせてもらったよ~。

で、僕は只今、デリーでカレーを満喫中。ジャイプルも大概騒々しい町だと思ったけど、デリーはもっと騒々しい町でした(笑)ジャイプルはまだ道をまっすぐ歩けたけど、デリーは道をまっすぐ歩けない。それくらいくらい人とバイクとリキシャだらけで・・・いやはや、インドを実感してますよ。



きむらゆうじ
あーそこのラッシー屋懐かしいです。めっちゃうまかったなぁ。


チャリヨシ
ゆうじくん、おお、この写真であのラッシー屋だと分かりましたか!三軒並んでいるラッシーワラの一番左のラッシー屋っす。そうそう、ここのラッシーめっちゃ美味かったよねぇ。あんな単純な飲み物なのに、あそこまで美味しさに差が出せるってのがスゴイなぁ、と思うよ、うん。



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気付いたらウダイプルに10泊。
なんてこったい。
二度目のインドもすでに2か月が過ぎてしまっている。
当初の予定では、もうバラナシに到着し、
タブラー修行を再開しているはずの時期なのに・・・
急ぐどころか、更に遅れるとは、ね。
いや、しかし、ウダイプルでの沈没は、
ただダラダラしていたアーメダバードでの沈没とは違って
非常に有意義なものだったから、まぁいいや。

というのも、
ウダイプルでの3人目のカレー師匠である
グッディおばさんがめっちゃいい師匠で。
料理は美味いし、教え方も上手い。
なによりも、教わっていて楽しい。
ということで、
ウダイプル滞在中、毎日通って、
ひたすらカレー修行をしていたんですわ。

そんなグッディおばさんところでの修行も今日で終了。
ホント、素晴らしい師匠でした。
おかげで、レパートリーは相当増えたし、
インドカレーの秘密にもバッチリ迫ることが出来まして。

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砂漠地帯であるラジャスタンは、食料が貴重。なので、無駄にスパイスを入れるようなことはせず、最低限のスパイスで美味しさを狙う。そう引き算の使い方なのだ。実は、勉強する身としては、この引き算のやり方が、めっちゃ勉強になった。なんでもたくさんスパイスを入れてしまう南インド的な足し算カレーのやり方では、美味しくはなるのだが、どれが味に対して本当に効果があるのか分かりづらかったのだ。最低限必要なこれが味の決め手、ということが浮かび上がるラジャスタン流引き算の料理方法によって、ようやく<カレーの美味しさの秘密>が実感できるようになってきました、ハイ。

それにしても・・・
太鼓修行の時も思ったんだけど、
こういう<何かを教わる>時には、
いろんな人に教わるよりも、
一人の人に深く教わる方が、実りが多い。

が、その一人を見つけるのが大変だったりするんですよねぇ。

実りが多いのは、
教えるだけの技量があって、
教え方を知っていて、
フレンドリーなオープンマインドを持っていて、
自分と相性がよい師匠と巡り会えた時のみ。

実は、そんな師匠は、そうそういない。
そういう人と出会えるのは、たまたまなのだ。
狙って出会えるもんじゃない。

狙って出会えないのだから・・・
数打つしかない。

いろんな人との出会いの中に、たまたま素晴らしい出会いがある。
結局、とりあえず、いろんな人に教えを乞うてみるしかないのかも。

2015.10.05 Mon l インド l コメント (0) l top