
南昌から長沙までの350kmもバスワープ。
香港で1カ月ビザを取ったので
それなりに時間的余裕はあるのだが・・・
中国訪問は、走りより餃子がメイン。
餃子を堪能する時間を考慮に入れ、
ワープできるところはワープしちゃおう、って計画なのだ。
(中国の街は、どこへ寄ってもニュータウン的で同じように見えて、
チャリで走っていても、あまり面白くない、ってのもワープする理由だったりする)

「この自転車で中国を旅しているの?スゴイね」・・・ええ、あの、今日は、すぐ近くのバスターミナルまでですが・・・
さてさて、これまで中国でのバスワープは楽だった。
大型の寝台バスばかりだったので、
オイラの大量の荷物も問題なくバスの下部にある格納庫に楽々入ったし、
席もフルフラットで快適そのものだった。
で、今回、中国では初の日中バス移動になるので、
フルフラットシートではないにしろ、
当然、大型バスに乗れるもんだと思っていたのに・・・

労働節という祝日前のため、帰省客でごった返すバスターミナル。
14時半になり、オイラが乗る長沙行きのバスが来たというので、入口へ行ってみたら、
なんと、小型のバンだった。

ターミナルでは写真を撮っている余裕なんてなかったので、途中で寄ったガソリンスタンドで撮った小型バンバスの写真。ターミナルでは、他は全部デカいバスだったのに、なぜかオイラの乗る長沙行きだけ、このミニバンだった・・・
え~、デッカイバスじゃないの!?
当然、下部に格納庫なんてない。
後部も、ギリギリまで席があり、荷物置き場なんてない。
これじゃ、この大量の荷物、載せられないじゃん!?
しまったぁ、間違えたぁ、と、冷や汗タラり。
と、そこへ、小型バンの運転手さんがやってきた。
「これ全部、おまえの荷物か・・・まぁ、いい。乗せろ」と。
てっきりダメ出しを食らうんだと思っていたオイラは拍子抜け。
しかし、この車内のどこに荷物を置くスペースが?
え?どこに入れたらいいんスか?と戸惑うオイラをしり目に、
荷物を狭い車内に放り込むようにして入れていく運転手のおじさん。
そして、放り込まれた荷物は、
車内の通路にギュウギュウに押し込まれていったのであった。

一応18人乗りと明記されていたのだが、最終的に乗客は20人となった車内。途中から乗ってきた客は、荷物を踏んづけて乗りこんできた。まぁ、しょうがない、通路がないんだから、とオイラは相棒チャリを踏まれても我慢したのだが、スーツケースを踏んづけられたおじさん客が、猛烈に怒り出し、一時車内が騒然とした雰囲気に。こんな状況でも、しょうがないとは思わずに、怒るところは怒るのね。さすが中国人だなぁ、と国民性が垣間見れて、ちょっと面白かった。
「強引すぎる・・・」
荷物が多いからといって乗車拒否なんてしないのが中国。
なんとかなっちゃうのが、中国。
ルールよりも人の都合優先。
まぁ、なにかあったら自己責任なんですけども。
でも、こういう緩いところが、旅人にとってはありがたい。
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ちなみに日本着は何月頃ですか?俺9月におそらく1週間くらい日本行きます。ではまた。