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真夏日の日曜日、
炎天下の中、
韓国の皆さんがプールに入るのに、
ものすごく長い行列を作って並んでいるのを横目で見ながら、

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ミンミンゼミがうねるように鳴く中、
汗をカキカキひた走り、

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遂に釜山に到着。

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海外ロードの終着地だ。
あ~、走り切ったぞ。

心残りはない。
大満足だ。

こみ上げてくる熱いモノはあるが、
気持ちは晴れやか。

もっと名残惜しむ想いとか、
まだまだ行ってない国に行きたかったよとか
そういう気持ちに引きずられるかと思っていたのに、
自分でもビックリするくらい
スッキリした気持ちの、釜山到着だった。

まぁ、
行きたいと思っていた国は全て行き、
やりたいと思っていたことは全てやりつくしたからな。

そんなオイラのワガママに、
62,922kmも付き合って走ってくれた相棒チャリに、ただただ感謝。
ありがとう、ファニーバニー。

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2016.07.31 Sun l 韓国 l コメント (6) l top
ほそかわりょーた
よしさん、とてもご無沙汰してます!

ウシュアイアで5年半前にお会いした
(じゅんじくん、ふみえちゃんと3人で
世界一周をしていた)りょーたです。

本当に長い長い旅路、お疲れ様でした!
無事?完走、おめでとうございます!

こちらは8月19日から10日間で
石垣島と西表島に行くので、
もし足を伸ばせれば八重山で(笑)
難しければ今住んでいる東京か
横浜で再会し、よしさんの冒険譚を
聞かせてもらえたら嬉しいです。

お家までが旅なので
もう少し気を付けて帰ってきて下さい!


かつ
ヨシさん、自転車世界一周旅の終着地到達、おめでとうございます!実際旅先ですれ違ったのは、ほんの数分だったのに、ブログでもう何年もヨシさんの旅を追っかけてきたので、なんか、今回の旅の終わりが、自分のことのように実感がないです。日本はもう目と鼻の先ですが、最後まで楽しんで、無事に日本に帰ってきてください。本当におめでとうございます!


チャリヨシ
りょーたくん、久しぶり!
ありがと~。
完走といっても、海外ロードを走り切っただけ。
まだ98カ国目の日本走りが残っているからね。
家までが旅。
終わった実感はまだ全然ないんだよねぇ。

フミエちゃんからもFB経由でコメントもらってて・・・
夏休みは二人は石垣&西表島かぁ。
いいなぁ。
お二人に会いたいのはヤマヤマなんだけど、
しかし、そちらには足は伸ばせそうにないので、
八重山待ち合わせは残念ながら無理っす(笑)

東京か横浜でゆっくり再会しましょ~!



チャリヨシ
かつさん、ありがとうございます!ただ、実は、世界一周旅は横浜で完結するつもりなので、本当の終着地はもうちょっと先なんす。釜山はあくまで海外ロードの終着地でして。なので、まだ旅の終わりっている実感は全然ないのは当然かも(笑)まだまだブログでの旅話は続きますよ~。いやぁ、それにしても、かつさんとは、ウユニの塩湖の上ですれ違うように出会って、ちょっとお話しただけだったのに・・・あ、思わずあの時の光景を思い出してしまい、目頭が熱くなってしまいました。いやぁ、縁って面白いもんですね。


かつ
そうですか、ということは、九州から横浜まで、まだチャリ旅は続くということですね?と、なると兵庫も立ち寄ることになると思うので、是非、家に寄っていってください!


チャリヨシ
かつさん、おお、かつさん宅は兵庫っすか。兵庫はたぶん通りますよ!会えますね~。こりゃ楽しみだ。ぜひぜひ、寄らせてもらいます。近くなったら連絡しますんで!・・・って、僕、かつさんの連絡先、知らないってことに、今気づきました。僕が兵庫に到着するまでにでいいので、message@on-the-pla.net宛に、連絡先送ってください~



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大邱を出発して走り始めた。
目指すは韓国旅のゴール、
そして世界旅外国走りのゴールでもある釜山だ。

大邱から釜山までは、
がんばって走れば2日で到着できないこともないのだが・・・
最後だし焦ることはない。
超ノンビリペースで走っているため、
3日経ったが、まだ到着せず。

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韓国の中央部は基本的にド田舎。
自然の中に作られた自転車道をメインに走っているから
余計にそう感じる部分もあるが、
自転車道を逸れても、畑がずっと広がっているだけ。

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ココを走っていると、余計な欲望に囚われないですむ。
なにもないから、だ。
と言っても、
あまりに何もなさ過ぎてアップアップだった中央アジアのような大変さはない。
ココには余計なものは、なにもないのだが、
走りに必要なものは全てあるのだ。
休憩場所とか水補給とか食べ物とか宿とかトイレとか、
いつも心配していることを全然心配しなくていい。

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おかげで、途中で太鼓を叩いたり、カレーを作ったりするココロの余裕ができた。
チャリのリアに積みっぱなしだったジャンベを取り出して、
セミの鳴き声に合わせて叩いてみる。

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めっちゃ楽しいぞ。

で、今更ながら、ふと思い出した。
ああ、そうだ、こういう旅がしたかったんだっけか。

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チャリで走りながら、
音楽を奏でたり、
自炊料理をしたり、
絵を描いたり・・・

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そんな旅をしようと思っていたはずだったのに、
いざチャリ旅を始めたら、
チャリで走る以外のことをする余裕なんて全くなかった、ってのが現実だった。

すれ違う車に気を使わねばならなかったり、
宿は見つかるだろうか?と心配したり、
チャリから聞こえる異音に悩まされたり、
日暮れまでに次の町に辿り着けるよう、走り続けねばならなかったり、
何を食べようか、と、常に考えなきゃいけなくて。

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余計な何もないが必要なものは全部ある、韓国自動車道。
この道のおかげで、
やっと、思い描いた旅ができるようになってきたよ、
と思ったのに、もう最後。

ゴールの釜山まであと20km。
<街>が見えてきてしまった。
また余計なものばかりがある<街>に戻ってきてしまった。

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2016.07.30 Sat l 韓国 l コメント (0) l top
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大邱では10味以外にもいろいろ食べた。
その中で特に美味しかったものが3つあったので、
ここで紹介しておこう。

まず、マンドゥ。
ぺったんこ餃子以外にも
マンドゥを食べまくったオイラ。

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大邱ではなにげに、揚げ餃子が美味かったのだが、
その中でも、東城路脇にあるこの店のクンマンドゥ(揚げ餃子)は格別に美味かった。

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そして、プルコギ。
これまで何回か<プルコギ>を食べて、
すっかりプルコギファンになってしまったオイラ。
これまでは、いずれも、
スープ鍋ですき焼きみたいに煮たプルコギばかりが出てきてたのだが・・・
今回は初めて<焼きプルコギ>を食べることができまして。

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焼きプルコギ、これもめっちゃ美味い。
焼いた肉、最高。

で、最後は、大邱で食べた数々の食べ物の中で、最も美味かった一品。
それは・・・ピンスなんですわ。
かき氷です、ハイ。

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ソウルで食べたパッピンスも美味しくて感動したのだが、
今回食べた、<ココビン>というチェーン店のマンゴーピンスは、
その美味しさを遥かに超えてた。

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ここの氷は、もはや氷ではなくアイスクリームですわ。
氷をどうやって削ったら、こんなカタチになるのやら。
そして、なんでこんなに口当たりが柔らかいのか。

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付け合わせのバニラアイスと食べ比べて、
「あ、これ、かき氷だったんだ」
と、やっと気づけるほどのクオリティ。

マンドゥとプルコギは自分で再現できそうだけど、
このマンゴーピンスはどうやって作ればこんなんなるのかさっぱり分からない。
う~ん、このマンゴーピンス、日本でも食べたいのだが・・・

2016.07.27 Wed l 韓国 l コメント (0) l top
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ナプチャクマンドゥがあまりに美味しかったので、
ナプチャクマンドゥについてネットで詳しく調べていたら
<大邱の10味>なる情報に辿り着いた。

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どうやら、大邱は、食い倒れの街らしい。
そして、大邱には、
大邱の人々に愛されてきた郷土料理ベスト10なるものがあり、
それが<大邱の10味>としてラインナップされているようなのだ。

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・・・これは、挑まねばならんでしょ。
食旅をしているオイラとしてはスルーできないでしょ。

ということで、ひたすら食べまくった大邱ライフ。
どれも、めっちゃ美味かったです。
10味全部は制覇できなかったけど・・・大満足。
チャルモッゴスムニダ。

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まず、食べたのはチムカルビ。テジカルビにニンニク&唐辛子をベースにした独特のタレを絡めた料理。美味しかったが・・・個人的には、テジカルビはテジカルビのまま食べたほうが、好きかも・・・

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次に食べたのは、タロクッパ。普通はすでに混ぜてあるご飯とスープが別々になって出てくるのが、大邱流クッパ。これも美味しかったが・・・ハマるほどの味ではないかも。出されれば、「美味しいです」と喜んで食べるが、あえて自分からもう一度食べに行くかと言われると微妙。

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そして、いよいよ大物登場。牛肉の赤身肉の生刺身だ。

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日本の店ではもう食べられない、生肉。

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パンチャン(付け合わせ小皿)には、なんと生レバーとセンマイまで出てきた。生肉三昧だ。

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・・・しかし、やはり、肉は、生より焼いたほうが好きかも。何気に、メインの生肉よりも、パンチャンで出してくれた焼き秋刀魚が一番美味しいと思ってしまったオイラなのであった・・・

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期待せずに食べて大当たりだったのが、このヌルンクッス。日本のそうめんそっくり。出汁も麺つゆそのまま。

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屋台飯なので、テーブルは椅子で代用。こんな感じで食べる。

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そして、最後は<マクチャン焼き>。韓国のホルモン焼きというと<コプチャン>が有名だが、大邱ではマクチャンの方が大人気らしい。コプチャンは小腸だが、マクチャンはギアラという部位。

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ホルモン系はあまり得意ではなかったのだが・・・このマクチャン焼きは、めっちゃ好き。もう一度食べたい。そして、コプチャンも食べたくなってしまった。

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マクチャンのつけダレがめっちゃ美味かった。これは、餃子に応用できるかも。それにしても、韓国料理は、タレが決め手だな。

2016.07.27 Wed l 韓国 l コメント (2) l top
チーズゆき
よしさん!お久しぶりです!
生肉うらやましい😉
いまは、韓国。日本の近くまで!?


チャリヨシ
チーズゆきさん、せっかく韓国に来たからには生肉食わねばと思って食いましたケド・・・僕は焼いた肉の方が好きだってことに改めて気づきました(笑)もう、日本は目の前ですよ~。もうすぐ戻ります。



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韓国マンドゥにすっかりハマってしまっているオイラ、
ネットで更に調べてみると、
大邱(テグ)っていう街に、
<ぺちゃんこ餃子>なる餃子があるらしいということが判明。

なんだ、ぺちゃんこ餃子って?
めっちゃ気になるぞ。

ということで、韓国自転車道をちょいはずれて、
大邱へ行ってみることに。

で、大邱に到着してすぐ、
ぺちゃんこ餃子の発祥の店と言われている
西門市場にあるミソンダンという屋台へ。

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「ナプチャクマンドゥ、ジュセヨ」
と、イモ(お店のおばちゃん)に言うと、
テーブルの下からすでに包まれた餃子を一掴み取り出し、
鉄板の上にぶちまけて、焼き始めてくれた。

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ジュー

みるみるうちに餃子に焼き目がついていく。
しかし、この餃子、生ではない。
すでに下ごしらえで茹でてある模様。

焼き上がった餃子は皿に盛られ、
ネギと味付けした玉ねぎと赤唐辛子の粉をふりかけられ、完成。

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これに醤油ベースのタレをかけて食べる。

中身を見ると、韓国春雨にちょっとだけ韮が紛れて入っているだけだった。
なるほど、ぺしゃんこなワケだ。
具がほとんどないんだから。

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しかし、これが餃子?
手抜きのお好み焼きじゃないのか?
こんなのが名物になるなんて、大邱の街はどうなってんだ?

なんて思いながら、食べてみたところ・・・

「・・・マシッソヨ(めっちゃ美味い)!?」

炭水化物の塊に薬味をのせてるだけだというのに、
なんだ、この美味さは!?

ジックリ噛みしめながら分析。

この美味さは・・・蒸した後焼くという手間暇かけた皮なんですわ。
皮がモチモチでありサクサクでもある。
食感がたまらなくいい感じなのだ。

そして、旨みは絶妙にブレンドされた醤油ベースのタレが全て。
これをかけないで食べたら、味のない小麦粉の塊でしかないのだが、
タレをかけた途端、旨みのある食べ物へと変貌する。

う~む、これは
<餃子の皮だけで、なんとか美味しい食べ物を作れないか>
ということを突き詰めた、一つの解だな。

いやぁ、興味深い。
めっちゃ勉強になる。
中国では出会えなかった発想だよ。
いや、中国で言えば、広州でハマった腸粉が近いか。
あれも、基本的には米粉を蒸して作った皮にタレをかけて食べるだけのモノだからな。

それにしても、
キムチマンドゥといい、カルビマンドゥといい、このナプチャクマンドゥといい・・・
中国で固めたはずの
<餃子ってこういうもの>
という固定概念が、韓国に入って壊されまくりだよ。

え?困っているかって?
いや、全然困ってなんかいないっす。
むしろ、面白くってたまらないです、ハイ。

2016.07.26 Tue l 韓国 l コメント (0) l top
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オイラがYouTubeにアップしている旅動画を見てくれている人なら
ご存知だと思うが、
オイラ、これまで、基本的に
上り坂になると、チャリを押して上ってたんですよ。

猪突猛進なイノシシ年生まれなオイラは、
一度やり始めたら途中で休むってことを知らなくて。

上り始めたのなら最後まで登らないと気がすまない。
漕いで最後まで上れないのなら、押し続けて上った方がマシ、
ということで、押して上ってたんです。

が、最近やっと、上りの途中で休むってことを覚えまして。

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今回、セジェ自転車道にあった険峻な峠越えは、
途中途中で休みを入れることで、
チャリを押すことなく、全行程漕いで上りきることができた。

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ふおお、これまでにない達成感!

そうか、休めばよかったのだ。

へばって頑張ろうとしても頑張れないのだ。
一旦力を抜くことで、力を抜いた後に全力が再び出せるのだ。

これまでのオイラは、常に全力でやろうと力が入りすぎていた。
が、常に全力なんて出せる訳はなく、結局へばってしまっていたのだ。
これが、
何事も、中途半端で投げ出してしまったり、
何事も、結局とりあえずで済ませてしまっていたりするオイラの悪い癖、
の原因だった。

全力で頑張ることは必要なことだが、
全力で頑張り続けるってのは、必ずしもいいことではなかったのだ。

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もっと早いうちに猪突猛進癖の罠に気づいていれば、
これまで押すことで越えてきた数々の世界の峠で
もっと違う達成感を得られていたのに・・・

と、今頃になって気づいたことに悔しさを覚えたりしたケド、
インドのタブラ修行で、ケシャヴ師匠に徹底的に矯正され続けた<力の抜き方>が、
ようやく我のモノとして身につき始め、
タブラの技能アップという枠を超え、
徐々にオイラの悪い癖をも治してくれつつある気がしている。
タブラ修行の実りがもうちょっと遅かったら、
このまま、この達成感を知らないまま旅を終えた可能性の方が大だったワケだし、
まぁ、最後に気づけただけよかったと思うことにしよう。

2016.07.19 Tue l 韓国 l コメント (0) l top
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ムワッと湿気を含んだ緑葉の匂い
耳をつんざくようなミンミンゼミとツクツクホーシの鳴き声
ああ、なんか日本の田舎道を走っているのと同じ匂いと音がする

韓国は世界中のどこよりも日本の風土に似ているなぁ。

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そんなことを思いながら走る韓国道。
韓国自転車道をただ走っているだけだと、旅をしている感がないので、
あえて逸れて走ってみる。

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出会うはずのなかった人と出会え、

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出会うはずのなかった風景が見れて、

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出会えなかったかもしれない超絶美味い食べ物に辿り着けた。

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走り終わった後に、韓国焼肉<テジカルビ>を食べる。最高に至福の時。ああ、この世にこんなに天国があっていいのだろうか。

これが、旅だ。

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やっぱり逸れて走った方が面白い。
人生と同じだよ。

2016.07.18 Mon l 韓国 l コメント (0) l top
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1週間滞在してしまったソウルをようやく出発。
韓国道を走り始めたのですが・・・

実は、韓国には、ソウルから釜山まで、
ガッツリ整備された自転車専用道路がありまして。
しかもそこを走る自転車乗りのために、
詳細な地図と周囲の観光情報まで載っている冊子があるんですわ。

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ソウルの市庁近くにある観光公社に行くと、日本語で書かれた冊子をフリーでもらうことができる。

で、この道に沿って走っていくと、めっちゃ楽。
チャリで走りやすいようにフラットに整備されているし、
示される道順に沿って行けば迷うこともないし、
ここには、自転車と歩行者しかいないので、車やバイクに邪魔されることがない。

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トイレは道脇にあるし、水飲み場まである。

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道沿いに食べるところはいっぱいあるし、

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皆さんどこにでもテントを張ってくつろいでいる感じなので、
寝るところに困らなさそう。

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こりゃ、いい。
いつも心配することを、全く心配しなくてすむ。
日本も、こういう道をちゃんと整備すればいいのに。
というか、世界の国々もチャリダー向けにこういう道を用意してくれれば
旅はどんだけ楽になるか、と思いながら走っていたのだが・・・

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しばらく走っていたら、なんか違和感を覚えてきた。
テンションがイマイチ上がらないのだ。
最初は曇天のせいかと思っていたのだが、どうもそうではないっぽい。
しばらく考えながら走っていて、ふと、気づいた。

この道は快適<すぎる>のだ、と。

ここを走るのは、ナビをがっつり効かせたGPSを使って走っているようなものじゃないか。
ガッツリナビをしてくれるGPSは、
オイラが旅をするには返って邪魔になるからと放棄したものだったはず。

そう、快適過ぎる自転車道は、
オイラが旅で求めるものを与えてくれないのだ。

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ここは、確かに、サイクリングするには最適な道だと思う。
が、サイクリングに最適な道が、旅をするのにいい道かと言うと・・・必ずしもそうではない。
サイクリングと、チャリ旅、
同じように自転車に乗って移動するものだが、実は全然違うものなのだ、
と、快適<すぎる>韓国自転車道を走って、気づくオイラなのであった。

2016.07.17 Sun l 韓国 l コメント (0) l top
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今日も宿のキッチンでキムチマンドゥを作っていたら、
宿のオーナーのジーナさんが
「マンドゥ好きなら、絶対マポマンドゥに行ってカルビマンドゥを食べなきゃ、ダメよ」
と、ソウルの一押し餃子屋を教えてくれまして。

ということでやってきた<マポマンドゥ>。

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合井駅近くにあるマポマンドゥ麻浦本店

何気に、場所は宿から5分ほどのところにあった。
めっちゃ近いじゃないか。
なんで今まで見つけられなかったんだろ?

さて、店に入って、
ジーナさんおススメのカルビマンドゥを頼む。

出てきたのは、そっけない包み方の蒸し餃子だった。

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ちなみに、この店の醤油瓶に入っているのは、店オリジナルの味付けされた、甘じょっぱい特製タレ。このタレがまた、美味い

見た目だけでは、正直、美味しそうに見えない。
が、中国東北エリアの水餃子屋、喜家徳の激ウマ水餃子がそうであったように、
味に自信がある餃子屋の餃子のカタチは、素朴で無骨なものなのかもしれない。

なんて思いながら一口食べてみると、
期待の味を遥かに上回る美味さが口に広がった。

ふおお、確かに、美味い!!
皮も肉も柔らかくて、ほわほわ食感。
しかも・・・これ、名前そのままじゃないか!
カルビ焼肉が餃子の中に入っているよ!?

ん?カルビ焼肉が餃子に?
焼肉の味を、火を直接あてない蒸し餃子で実現しているとは、これいかに?

後でネットで調べてみて判明したのだが、
ここのカルビマンドゥの肉は、
一旦炭火で焼いた後、挽肉にして餡にしているようだ。
(真偽不明)

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この店のマンドゥメニューは、カルビマンドゥ、コギマンドゥ(肉マンドゥ)、キムチマンドゥ、ケソンマンドゥ(北朝鮮の開城(ケソン)式のマンドゥ/オイラがキムチマンドゥで作っていた丸い形はケソンマンドゥ流のカタチだったらしい)、そして、それらの盛り合わせの5種類のみ。やはり味に自信がある店のメニューは少数精鋭だなぁ・・・

そうか、餡は焼いたものを使ってもアリなのか!

美味しさもさることながら、
餡は生肉を使うもの、という概念をひっくり返してくれる
見事な味だった。

マポマンドゥのカルビマンドゥ、
これは、ソウルに来たら絶対食べたほうがいい一品。
おそらくソウル一美味い餃子はこれです、ハイ。


それにしても、韓国マンドゥは思っていた以上に深いぞ。
こういうのは、訪れたからこそ見えてくるんだよなぁ・・・

旅してよかったなぁ、って思う瞬間ってやつは、
そんなことを思えた時だったりするんです、ハイ。

2016.07.16 Sat l 韓国 l コメント (6) l top
ウガなか
おひさしぶりです。あっというまに韓国編の記事がたくさん載っていましたね。まとめ読みしました。韓国の餃子も様々なスタイルでおいしそうです。

韓国のあとは日本帰国?Facebookメッセージ送りましたが、私は7月にすでに一時帰国してしまい。次は来年になりそうですので、またいつかタイミングの会うときにお会いしましょう!!!


チャリヨシ
ウガなかさん、韓国スタイルの餃子、予想外の美味しさでした。めっちゃハマってますよ~。さて、Facebookの方のメッセージも読みました。一時帰国が早まっちゃってたんですねぇ・・・今回は会えずに残念ですが、まぁウガなかさんなら、またいつでも会える気がします。その時を楽しみにしてま~す。



しもそ
しもそです。
ご無沙汰~!
ずいぶん近くまで来てるんだね。
一時帰国もしするのなら、連絡ちょーだい!

「具は生じゃなくても…」ってところで、春巻き的な餃子かなと思いました。
違うか。(^^)
でも、春巻きの具は一度火を通すよね!

元気に旅してくださいませ!!


チャリヨシ
しもそ、久しぶり~。
うん、日本はもうすぐそこだよ。
来月には日本(たぶん)。
で、一時帰国じゃなくて、もうすぐするのは、本帰国だから(笑)

まぁ、でも、この旅は終えることになっても
日本にずっと居るとは限らないからなぁ・・・
ひょっとして、そこまで読んでの一時帰国発言?(笑)

生春巻きは、確かに具に火を通しておくよね。
でも、カルビマンドゥは、あんな感じじゃないんだよねぇ。
ちゃんと蒸し餃子なのよ。
日本に戻って、いろいろ試してみて、
味が再現出来たら、振る舞うんで、お楽しみに~。


しもそ
そこまで深読みはしてないけど、もはや日本人ではなくて世界人だねぇと思うよ!
日本も通過点でしかないというか、どこにいてもそこが居場所になってるというか、常に流れる川は同じように見えて同じではないというか。
何書いてるのかわからなくなったので、寝ます。
会える日を楽しみにしているよ!!


チャリヨシ
ああ、確かに、同じ肉体をカタチどっているけど、中身はダイブ変わったかもね。
旅なんてやっても人間、変わったりすることはないよ、
なんて、最初は思ってたんだけど、
8年も旅したら、やっぱりだいぶ変わるもんだね。
特にインド後は、自分でも自分の中に別人を見ることがたまにあるんだよねぇ。
なんて、僕もなんだか怪しいことを書き出してしまったので(笑)
そろそろ寝ます。
ぜひ秋には会いましょ~


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ソウルでは、久々にキッチン付きの宿に泊まってまして。
ということで、超久々に餃子を作ってみようか、と。

いやぁ、毎日のように餃子を食べまくっているけど、
自分で作るのはホント久々。
タイのバンコク以来、5カ月ぶりだよ。

さて作る餃子は・・・
韓国にて、具材がガッツリ揃う
韓国流餃子、マンドゥを作ってみることに。

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主な具材は、豚の挽肉に、キムチ、豆腐、ニラ、そして玉ねぎ。
まぁ、豚キムチを作るのと同じ感じだ。

これらを細かく切り、混ぜる。

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皮を作り、

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包む。

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今回のは、包み方も韓国流。
韓国でもいろんな包み方があるのだが、この包み方が一番多い。

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さて、ここで登場するのが新兵器。
それは何かというと・・・

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ジャーン、鍋の大きさによってサイズが変えられる<金属蒸し台>。

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昨日、南大門市場を散歩していた時、
5000ウォンで売っていたのを発見し、衝動買いしてしまった調理グッズ。
何を隠そう、実は、このグッズを買ったせいで、
久々に餃子作り熱が再燃してしまったってワケなんです、はい(笑)。

で、この蒸し台を、水を張った鍋にセット。
鍋を温めて水が沸騰し、湯気が出てきたところで、
包んだ餃子を乗せ、蓋をして、蒸す。
6分ほど蒸したら、完成だ。

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見た目は、かなりいい感じの出来栄え。
肝心のお味は・・・

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む!?

キムチの味が全然しないぞ。

キムチマンドゥを作ったはずなのだが、
普通に美味しい、ただの豚白菜餃子が出来上がってしまった。

どうやら、キムチを細かく切って混ぜる時に、
キムチ汁を搾りすぎてしまったためだと思われる。
ネットに載っているキムチマンドゥのレシピは、
大抵よく搾れって書いてあったから搾ったんだけど、
やっぱり、キムチ汁は残しとかなきゃダメだったかぁ。

う~む、せっかく、キムチを買ってきて作ったというのに・・・
これはこれで美味しいのだが、なんか悔しい。
明日は、中国流水餃子に挑戦するつもりだったのだが、
まだキムチは残っていることだし、
明日もマンドゥ、リベンジマンドゥしてみることにするか。

2016.07.14 Thu l 韓国 l コメント (0) l top
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仁川で食べてきた韓国料理の数々は、
日本に居る時からよく名前を聞いていた
<味を知っている韓国料理>だった。

で、ソウルでは、オイラ自身があまり知らなかった
よりディープな韓国料理を食べてみようと、チャレンジしてまして。

韓国に詳しい人からすれば、
「え?この料理を知らなかったの?」ってな
超有名料理だとは思いますが・・・

まぁ、とにかく、
オイラ的に、ソウルで食べて一番感動したのが、
なんといっても<チョッパル>。
豚足を醤油ベースの調味料で煮込んだ料理だ。

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しかし、このチョッパル、結構値段が高かった。

食べようと思って、
東大門近くのチョッパル通りを歩いて値段を確認したのだが、
小サイズですら、30,000ウォン。
日本円で2,900円くらいするわけですよ。

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こりゃ、ちょっと出せる値段じゃないな、
と、食べるのを諦めようとしたその時、
とある店の前に、チョッパルの写真があり、その下に9,000の数字が。

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おお、9,000ウォンならなんとか出せる額だ!

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ということで、この店に入って9,000ウォンのチョッパルの写真を指差し、
「イゴ、ジュセヨ(これ、ください)」と注文。

で、出てきたのが、これ。

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焼肉スタイルと同じで、
メインの肉以外に、めっちゃ小皿が並べられて出てきた。

「う、美味すぎる、これ!」

味はもちろん、
とにかく食感がたまらないんですわ。
肉の周りがモチモチでぷるぷる。
コラーゲンたっぷりだ。

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いやぁ、諦めないでよかったよ。
危うく、こんな美味いモノをスルーするところだった、ふ~。

さて、お次は<サムゲタン>。

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丸鶏の中に、米や、朝鮮人参、棗の実を入れてじっくり煮込むスタミナ料理。
鶏がめっちゃホロホロ。
こんな鶏、今までに食べたことない、と、ビックリ。

そして、続いて<ソルロンタン>。

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牛の骨や内臓、肉などを長時間煮込んだソウルの名物スープ。
若干モツ臭さが残っているが、
アッサリして食べやすい。

ちなみに、サムゲタンもソルロンタンも、味が超薄い。
スープは具材から出る出汁だけで、
調味料は一切使っていないと思われる。
塩すら入れていない。
塩はお好みで、と、小皿に入れて一緒に並べてくれるのだ。

なので、おススメ度は、チョッパルに比べるとだいぶ下がる。
特に、濃い味付けが好きな人には、かなり微妙な味かも。

しかし、本来の牛骨スープや、鶏だしスープの味は、こんなもの。

ラーメンやらなんやらが、
どれだけ調味料で味付けされたものなのか、ってことなんす。

ちなみに、韓国の人はこれにキムチをぶっこんで味を濃くして食べてます、ハイ。

それにしても、
韓国料理って、何頼んでも付け合わせで出てくるキムチの主張が強すぎて、
何を食べても、最終的にはキムチの印象が猛烈に残ってしまうんですよねぇ。
それでいいのか?韓国のメイン料理たちよ・・・

さてさて、最後はデザートということで、<ピンス>。
ピンスとはかき氷のことで、あずきかき氷である<パッピンス>は
韓国を代表するスイーツとのこと。

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氷がめっちゃきめ細かくて、ミルク味がついていて、激ウマ。
真夏日が続いて、猛烈に暑いソウルでは、常用食。
もはやこれなしでは生きて行けない・・・

2016.07.12 Tue l 韓国 l コメント (0) l top
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映画産業にめっちゃ力をいれている韓国。
なにげに面白い映画が多くて、
日本に居た時、かなり韓国映画にハマっていたオイラ。

そんな時見たのが
<イルマーレ>であり<猟奇的な彼女>だった。





両方とも素晴らしい映画で、
主演女優のチョン・ジヒョンが輝きまくっていた。

特に、猟奇的な彼女で見せてくれたダンスシーンが圧巻。
踊れる女の人に弱いオイラが、
そのままファンになってしまったのは言うまでもない。

そんなチョン・ジヒョン、
花王のアジエンスのCMとかをやっていたから、
日本のお茶の間や町中でも見ることができ、
当時のオイラのミーハー心を満たしてくれていたのだが・・・

韓国に来たら、なんと!
アジエンスどころの騒ぎじゃない。
そこらじゅうにチョン・ジヒョンがいるじゃないですか。

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韓国のお酒マッコリのテバクのイメージキャラクターとして、
ファーストフードBHCチキンのイメージキャラクターとして、
喫茶店チェーンParis Baguetteのイメージキャラクターとして
クラウドビールのイメージキャラクターとして・・・

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街を歩いていて、
あ、と振り返させられるポスターがあると、
それは、決まってチョン・ジヒョン。

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ふおお、テンションあがりまくり。
いやぁ、もう、これだけで充分、韓国は大満足だ。
だって、このためだけに韓国に来たようなものですから・・・なんてね(笑)

2016.07.11 Mon l 韓国 l コメント (0) l top
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タイのバンコクに到着した時
「ここはなんだか日本だな」と感じてしまい、
旅の終わりを実感してしまったのだが・・・

韓国のソウルは、それ以上に日本を感じてしまった。

街に溢れる日本語、
日本の仏閣に似ている寺院門、
丸の内を彷彿とさせるビジネス街、
日本にもありそうなオシャレな飲食店、
コンビニばかりの町の通り、
アメ横や新大久保を思い出させられる市場、
日本の本や雑誌がふんだんに並べられている本屋・・・

韓国が最後の旅の地だからか、
余計に郷愁心が湧き起こってくる。
ああ、戻ってきちゃったんだなぁ・・・

長かった旅の終わりがはじまる。

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2016.07.11 Mon l 韓国 l コメント (0) l top
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韓国に戻って来たらすぐにソウルへ向かうつもりだったのに、
仁川でのラブホ生活が、なかなか快適で、
ついつい長居してしまった仁川を、ようやく出発。
韓国の首都、ソウルへと向かうことに。

もちろんチャリで。

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しかし、よくよく考えるとチャリ走りはめっちゃ久しぶり。
中国の広元以降、バス&電車ワープを多用したし、
東北エリアはチャリすら持って行かなかったので。
なんと1か月半ぶりだ。

まぁ、タイに1年も相棒チャリをほったらかしにしていて
まったくチャリ旅をしていなかった期間と比べたら
全然大したことはないのだが(笑)

さてさて、仁川とソウルはめっちゃ近い。
40kmくらいしか離れていない。
あっという間に到着してしまった。

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ソウルはデカい。とりあえず、新村というソウル一の学生街近くに泊まることに。今度はちゃんとゲストハウスだ。宿の近くはオシャレなカフェや高そうな外食屋が軒を連ねている。

それにしても、チャリ旅は、やっぱり楽しい。
久々になると、走り始めるまではメンドクサイな、
なんて気持ちも湧き起こってしまうのだが、
走り始めると、そんな気持ちはあっという間に吹っ飛んでしまう。

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2016.07.10 Sun l 韓国 l コメント (0) l top
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前回の仁川では、
まずは韓国風餃子を調査せねばと、
ひたすらマンドゥだけを食べて過ごしてしまった。

しかし、ここは飯が美味いと評判の韓国。
特に焼肉と言えば韓国と言われる、食の国ではないですか。

ということで、
二回目の仁川では、
マンドゥ以外の韓国料理にも次々と挑戦。

あ~、何食っても美味いぞ・・・

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まずは王道、石焼ビビンバ

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韓国は、混ぜ混ぜして食べる料理が多い。

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そして、韓国焼肉に挑戦。普通は二人~。一人で入ったら「二人からしか注文受け付けないから」と言われ、一人なのに、二人分オーダー。しかし、二人分くらいペロリと食べてしまった。っていうか、五人前くらい食えるぞ。

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付け合わせの小皿料理は、全部タダ。焼肉を頼むと、これだけのものがついてくる。

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頼んだのは、サムギョプサル。骨なしの豚のバラ肉だ。韓国の焼肉は、肉の種類、部位、さらに部位の調理法によって、名前が一つ一つ細かくついている。同じ豚のバラ肉でも、オーギョプサルという別の名前がついたモノもあったりするのだ。

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焼いた肉は葉っぱに包んで食べるのが韓国流。

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モチモチした食べ物が好きなオイラは、なにげにトッポッキ好き。しかし、この店のトッポッキは辛すぎた。韓国料理、油断していると、とんでもない激辛爆弾の被害に遭うことになる。

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日本の巻き寿司に似た、キンパブ。酢飯じゃないので、味は寿司とは全然違う。

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中華料理のジャージャー麺がオリジナルだが、韓国人がよく食べるらしいチャジャンミョン。チャジャンミョンはタレが真黒。ちなみに、写真に調理ハサミが写っているが、これは食べる人が麺を切るために、料理と一緒に出てくる。韓国では、麺を切りながら食べるらしい。隣でチャジャンミョンを食べていた美女集団が、調理ハサミで麺を実際に切りながら食べているのを目撃して、ビックリした。

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韓国では鍋料理も多い。ちなみに、チゲとは韓国語で鍋料理のこと自体を指すらしい。だからチゲ鍋というのは、言葉的におかしい。訳すとなべなべってことになるのだ。

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日本のすき焼きの味にそっくりな、プルコギ。辛くもなくて、めっちゃ美味い。プルコギを見つけたら、迷わずプルコギを注文するほど、ハマっている。

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もちろん、マンドゥ調査も引き続き続行。

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2016.07.09 Sat l 韓国 l コメント (0) l top
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さて、戻ってきた韓国の仁川。
早速、チャリを預かってもらっていた宿へ再びチェックイン。

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・・・って、これが仁川での宿なの?
入り口にビラビラついてて、モーテルって、まるでラブホじゃん!

ええ、韓国の若きカップルが、ラブホとして使っているところです、ハイ。

最初に仁川に来た時、
事前にチェックしていた安宿が潰れていて、
周囲には高そうなホテルしかなく、
困っていたところで、目についたのがこのモーテルだったんですわ。

試しに聞いてみたら、
一人でも問題なく泊まれるよ、とのことで。
しかも、受付のおじちゃんがめっちゃ気さくで、
中国に行っている間、
チャリと荷物を置かせてくれるって言ってくれたので、
では、よろしくお願いしますと、
お世話になることにしたんですわ。

韓国では、安宿とラブホの区別はそんなないらしく、
旅人がこういう宿に一人で泊まるのも割とアリなことらしい。

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いやぁ、しかし、
怪しくライティングができ、三方鏡張りで、雰囲気まんてんな部屋に
一人で入っても・・・虚しくなるだけですな・・・

2016.07.07 Thu l 韓国 l コメント (0) l top
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ネットでニュースを見ていると、
ここ数年、中韓に関しての話は、
政治的な揉め事ばかりが記事になっている。

そんなのばかりを目にしていたからか、
自分では、全然望んでなんていないのに、
苦手意識というかなんというか、
正直、中国や韓国に対してネガティブなイメージを持つようになっていた。

もちろん、
旅の途中で、
気のいい中国や韓国の人たちと出会ってきたから、
一方的にマイナスな印象を持つことはないのだが・・・
それでも、ニュースが放つネガティブイメージに、大きく影響されてしまっていた。

だから、実は・・・
中国に入った時には、最初、正直、早く出たかった。
というか、そもそも、餃子修行という課題がなかったら、
中国は、スルーしていたかもしれなかった。

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そんなオイラが、中国最終日の今日、
ああ、去るのがツライ、
居れるものなら、いつまででも居たい・・・

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行きと同じフェリーで、韓国の仁川に戻る。

そんな気持ちになっている。

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帰りのフェリーは一番安いチケットを買ったら・・・部屋は雑魚寝大部屋だった。が、人が少なかったので、この5人分の領域をオイラだけで独り占め。カプセルホテルのような狭い個室ベッドの上のクラスより、よっぽど快適だったぞ。

(どこでも即トイレできるように)お尻に穴があいているズボンで走り回る子供たち、
ところかまわずタンを吐くおじさんたち、
周囲にお構いなしのビックリするくらいでかい声で話すおばさんたち

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最初は、なんだこの人達と冷ややかな目で見てしまっていた中国の人たちのことを、
今ではなんだか、ほほえましくも思えてしまう。

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餃子修行という課題があってよかったよ。
強制的に3カ月、中国にいなきゃいけないことになったおかげで、
中国の人たちのいい面をたくさん見ることができたから。

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2016.07.06 Wed l 中国 l コメント (0) l top
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大連、そして瀋陽の街を歩いていたら、
絶対目にするのが<喜家徳>という店。
コンビニ並に、あちこちに店舗展開している、水餃子専門のチェーン店だ。

なんと、全国に410店舗あるらしい。
しかし、青島までは全く見たことがなかったから、
おそらく東北エリア限定のチェーン店なのだろうと思う。

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ということで、東北エリアに入ってから、
看板はめっちゃ目にしていたんですけど・・・
この喜家徳水餃、最初は、チェーン店ってことで敬遠してたんですわ。

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マックとかケンタッキーと同じように
まぁ、安かろうで、味は大したことなく、
とりあえずお腹が膨れるだけだろう、と。

が、ある日、餃子研究家としては、
チェーン店の味も一度は味わっておかねばならんだろう、と思い直して、
入ってみることに。

で、シイタケ水餃子を頼んで食べてみたところ・・・

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ふおお、なんだこの味!?

皮は、フワフワでありながらも、プリプリしていて、無駄な主張をしない。
具の味は濃厚でジューシー。

めっちゃ美味いじゃないか。
これまで食べてきた水餃子の中でもトップ3に入る味だぞ。

改めてよくよく店内を見たら、常に満席。
味にうるさい中国人が、こんなに押し寄せてくる店なのだから、
マズいワケがなかったのだ。
(数多くある店舗、どの店も、飯時はめっちゃ賑わっている)

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チェーン店だからって・・・ナメててすいませんでした。

さらによくよく店内を見渡したら、
ガラス向こうの調理場でオネエサンたちが、
常に餃子を包んでいる。
ここは、おそらく作り置きの冷凍処理などせず、
オーダーが入ってから包み始め、茹でるのだろう。
なので、頼んでからテーブルに運ばれるまでちょっと時間がかかるのだが、
それは、作りたてという証拠でもあるのだ。

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これは人をいっぱい雇えるチェーン店ならではの人海戦術だな。
家族経営の餃子屋は人手が足りないから、
どうしても、作り置きした冷凍保存の餃子を茹でて出すっていう
行程になっちゃうんですよねぇ・・・

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餃子のカタチは、バイトのオネエサンたちが包んでいるので、専門店のおばちゃんが包むような美しさはない。が、味はとにかく旨いのだ。この旨さを、従業員誰でも再現できるようにマニュアル化した、オーナーさんは凄い。おそらく、オイラ以上の餃子好きなのだろう。いろんな水餃子を食べまくって、研究しつくしたに違いない。

チェーン店でやるからこそ、
美味しさを追求することが出来るってワケか。

なるほど・・・

味はもちろん、水餃子店としてのシステムも参考になる。

ということで、
それ以来、すっかりこの<喜家徳水餃>の虜になってしまったオイラ。
ほぼほぼ毎日通ってます、はい。

ちなみに、この店の水餃子は少数精鋭。
五種類しかない。

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で、オイラは、特別高い大海老餃子以外の四種類を制覇したのだが、
どれも、めちゃウマだった。

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そして、美味いだけでなく、どれも、ちゃんとオリジナルな味なのが、スゴイ。
他の店では食べたことがないような味の水餃子なのだ。

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具材や、香辛料に一工夫されている。
喜三鮮水餃なんて、ナマコが入っていたりするのだ。

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で、この店がスゴイのはそれだけじゃない。
なんと、付け合わせの熱菜、冷菜のバリエーションは餃子以上にあり、
それらが、これまた激ウマなのだ。

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水餃子は、水餃子だけで食べずに、
何か一品、冷菜や熱菜と合わせて食べると
さらに美味くなることに気づき、
最近は、合わせ技で水餃子を堪能しているオイラ。

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それが、この店で頂点を迎えた。
この店の水餃子&冷菜or熱菜のコンビネーションは、おそらく世界一。

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あ~、この<喜家徳水餃>、日本にもチェーン展開しないのかな。
もし、<喜家徳水餃>が日本に進出してきたら、
オイラは、わざわざ餃子屋をやらなくてもいいや。
オイラの理想にかなり近い水餃子は、<喜家徳水餃>に行けば食えるのだから。
日本に進出、大歓迎。
客として、毎日通いたい~。

2016.07.05 Tue l 中国 l コメント (0) l top
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新洪記餃子館へ行ってみたのだが、ビルが工事中だった。
しょうがないので、新洪記餃子は諦め、
近くにあった、シュウマイの名店<馬家焼麦>へ行ってみた。
(ちなみに、この店ではシュウマイのことを焼麦と書くらしい。焼麦と書くのは、「病害を受けてまっ黒になった麦の穂は、伝染を防ぐために焼く。シュウマイが、その形に似ているところから」という説があるらしい)

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で、羊肉焼麦を頼んで、出てきたのがこれ。

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がっつり皮で包まれた蒸し焼麦たち。
皮がほとんどなく、ハンバーグ状態だった広東の焼売とは全然違う。
食べてみたら、これ、焼麦というより、蒸し餃子ではないですか。
そして、これは、どこか別の所で食べたことがある味のような気が・・・

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そうだ、中央アジアのトルクメニスタンやウズベキスタンで食べたマンティの味と同じだ!

ちなみに、馬家焼麦は、回族の人たちの料理らしい。
回族とは中国でイスラム教を信じている人たちのこと。
つまり、中央アジアと、宗教で繋がっているってことだ。
おそらく、イスラム商人づたえで、シルクロードを通り、
この焼麦が中央アジアに伝わって、マンティとなったのだろう。

しかし、だとしたら、気になるのが名称だ。
なぜ、中国ではシュウマイなのに、トルクメニスタンではマンティなのか?
マンティという語は、饅頭(マントゥ)が語源と考えられているらしい。
なのに、マントゥではなく、シュウマイと似ているとはこれいかに?

そういえば、韓国の餃子的なものが、マンドゥっていうのも謎だ。
調べてみたら、韓国の餃子的なものは、モンゴルから入ってきたとのこと。
・・・って説が一つと、それともう一つ説があった。

オイラ的には、そのもう一つの説に、ビビッときた。

小麦文化は、そもそもメソポタミアに起源があり、
そこから東へ広がったと考える、っていう説があるらしいのだ。

この説によると、
中国起源説とは逆の餃子ロードが存在し、
その餃子ロード経由で、韓国に伝えられたことになる。

確かに、オリジナルが、マントゥとかマンティという名でメソポタミアに存在し、
それが、東へ渡るにつれて名称変化していったって考えたほうが、
韓国にマンドゥというカタチで伝わっているのに関しては、腑に落ちやすい。

で、ここからはオイラの勝手な推測だが、
中国には、確かに、昔から餃子っぽい食べ物はあったのだろう。
(実際、紀元前、春秋戦国時代の遺跡に餃子の痕跡が残っていたらしい)
が、それとは別に、メソポタミアから発生した
マンティやマントゥという、小麦の皮で包む食べ物があったに違いない。
それが、イスラム商人などを経由して、東へ伝えられた。
中国に伝えられた段階で、
中国に古くからあった餃子や焼売と融合して名称変化が起こり、
またマンティやマントゥという名称そのものは、
饅頭という漢字に変え、
中国風蒸しパンになってしまったのだ。

どうですか?この説?

ふふふ、
最近は、餃子を食べながら、
そんなことを妄想するのが、とても楽しい。

2016.07.02 Sat l 中国 l コメント (0) l top
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2016.07.01 Fri l 中国 l コメント (0) l top
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ここんところ、ずっと中国史の勉強にハマってまして。
いやぁ、中国は歴史がめっちゃ面白い。

さてさて、歴史教科書によると、瀋陽って街は、
女真族のヌルハチって人が後金国を建国し、その都とした場所とのこと。

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もともと、この辺は、中国ではなく、女真族って人たちの地だったのだ。
その後、その女真族が中国を統一し、清という国を作る。
都は北京に遷都され、瀋陽は第二の都として栄えることになる。

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う~む、今更ですが、
清朝って、漢民族の王朝じゃなかったんですな。
90%を超える漢民族を、1%にも満たない女真族(約1000万人)が支配していたらしい。
ある意味、侵略されていた時代ってことか。
そういう意味では、
元朝の頃も、中国はモンゴル族によって支配されていた時代ってことになる。

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中国ですらこうだ。
人の動きが激しい大陸では、
いろんな民族が入り混じって国盗り合戦が繰り広げられてきた。

世界各国を見てくると、
単一民族が、誰からも侵略されずに、
同じ場所でずっと暮らし続けているというのは、
非常に稀だということに気づく。

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2016.07.01 Fri l 中国 l コメント (0) l top
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瀋陽には<老辺餃子>という餃子の有名店がある。
オイラが中国餃子について調べ始めた時、
一番初めにヒットしたのが、その<老辺餃子>だった。

東北エリアの餃子なら、大連だけでも十分堪能できたのに、
わざわざ瀋陽までやってきたのは、
<老辺餃子>を食べるためだったのだ。

で、到着してすぐ、老辺餃子を食べに行くつもりだったのだが・・・

宿のお兄ちゃんに老辺餃子の場所を聞いたところ、
「老辺餃子?有名だけど、そこより大青花餃子の方がおススメだよ。地元では、老辺餃子より、大青花餃子の方が美味しいって話になっている。大青花餃子は、宿のすぐ近くにあるから、まずはそこへ行ってみたら?」
と、<大青花餃子>という別の餃子店を教えてくれた。

ふおお、瀋陽には、老辺餃子以外にも名店があるんかい。

しかし、なるほど、そこまで言うなら、まずは大青花餃子へ行ってみようではないか、
ということで、宿から歩いて2分のところにある大青花餃子へ。

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入り口には満州族(モンゴル?)の肖像画が書かれていた。
メニューにも満州料理が載っている。
どうやら、この店は、満州をルーツにした料理屋っぽい。

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さて、頼んだのはもちろん餃子。
蒸し餃子、水餃子、煎餃子(焼き餃子)の3種類があったので、
水餃子と煎餃子を頼んでみた。
煎餃子は珍しい。

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具は肉三鮮。
豚肉と韮と卵の三種類が混ざっている。

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これが・・・めちゃウマだった。
さすが、おススメするだけのことはある。

ちなみに、よく「水餃子は皮を食べるんだよ」という話が
まことしやかに語られているが・・・
今回、食べ比べをして、そうじゃないのでは、という疑問にぶち当たった。

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より皮を感じるのは、煎餃子の方だったのだ。
油の味と食感が主張して、皮の存在感を強く感じる。
それに対して、ここの水餃子は、皮が具の味を邪魔しないよう、存在感が希薄。
いや、いい意味で、皮が自己主張しないのだ。
実際、ホントに美味しい水餃子は、皮を感じさせないものなのだ。
うむ、目指すところは、そこだ。

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そして、次の日、本題の老辺餃子館へ行ってみた。
メニューを見ると、西安餃子と同じく、餃子宴が載っていた。
ふおお、食べたい・・・と思ったのだが、
宴は、作るのに手間がかかるので、前日に予約をせねばならないらしい。

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しょうがないので、普通の蒸し餃子を食べることにしたのだが・・・
メニューの前の方に、蟹のカタチをした餃子の写真があった。
これは、すぐに作れるからオーダー可能らしい。
ということで、蟹の餃子と、おススメの蒸し餃子を頼むことに。

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さて、期待が高まる、老辺餃子。
ここの餃子は、清朝の皇帝がべた褒めした味、、
という話を聞いていたから、めっちゃ期待していたんですよ。
で、食べてみたところ・・・

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普通に美味しかったんです
・・・が、期待が大きすぎたので、オイラ的には、ちょっと肩すかしの味。

まぁ、中国の餃子は、
これ以上味のあげようがない、というくらい、
美味しい餃子をたらふく食べまくってきましたから。
逆に、ココで、今まで食べていた以上の餃子が出てきたら、
それこそ、これまでの餃子はなんだったんだって、話ですわ。

さて、前から夢想していた老辺餃子を食べ、味を確かめられたことで、
長かった、オイラ的中国での餃子食べ歩きも、ついに終了かな。
中国餃子のマックスの味は、大体わかった。
あとは、自分で最高の味を再現するまでだ。

・・・と、思ったのだが、瀋陽にはまだ新洪記餃子という名店もあるらしい。
う~む、ここの餃子も味わねば・・・

2016.07.01 Fri l 中国 l コメント (0) l top