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本日アルメニアの首都エレヴァンに到着。
グルジアのトビリシを出発してずっと野宿生活だったので、
ネットにもアクセスできず。
ということで、溜まりに溜まってしまった
この3日間のアルメニア走行をエピソード形式で一挙公開。

■プロローグ

エジプトからずっと異音を発していた相棒ファニーバニーの後輪。
グルジアのトビリシの自転車屋で
後輪ハブをメンテしてもらったおかげで異音が消えた。

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いやぁ、やっぱり、餅は餅屋。
エジプトからずっと気になっていたからなぁ・・・
早めに自転車屋に見てもらえばよかったよ。

オイラも相棒も健康であってこそ、
旅が存分に楽しめるのだから。

ということで、相棒が快調となっての走りとなったアルメニア。
楽しくないわけがない、っしょ。

■エピソード①

アルメニアに入って初日(7/23)、
道の雰囲気はグルジアとガラリと変わった。
険しい岩が聳え立つ絶景の渓谷道(Debed Canyon)となったのだ。

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と、景色は素晴らしいし、相棒も絶好調ではあるのだが、
照りがキツすぎる太陽と、アップダウンの激しい道にバテ気味のオイラ。
すると、ちょっと前の道脇で桃を売っているおばちゃんが、
桃を二つ手に持って、オイラのことを手招きしているじゃないですか。
近寄ると、
「ほら、これ、食べていきなさい」
と、にこやかな笑顔で、桃を手渡してくれた。

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早速かぶりつくオイラ。

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う、美味すぎる・・・

チャリ走りしている時に地元の人からいただく食べ物。
これは、空腹+愛情という最高のスパイスが降りかかってて
そりゃもう、この世のものとは思えないくらいの至福のお味。

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ただ、残念なのは、
空腹+愛情というスパイスの効力はその場限りのため、
この味は、この時、この瞬間しか味わえない。
二度と味わうことが出来ない幻の味なんです、ハイ。

■エピソード②

次の日(7/24)、朝テントをたたんで走り始めたところ、
今度は、道脇の畑で農作業中のおじちゃんに呼び止められた。
「こっちに来い」
というので、行ってみると、
「どっちがいい?」
とウォッカのボトルと、コカコーラのボトルを両手に持って聞いてきた。

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コカコーラのボトルに入っているのは、明らかにコーラではない。

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が、一応、コーラの方を指差し、
コップに液体を入れてもらい・・・

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乾杯して一気飲み。

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か~、キツっ!

「ん?これ?チャチャ(葡萄の蒸留酒)だよ」
と、おじさん。
やっぱり・・・

アルコール度数50度近いチャチャを朝からかっくらって走り始めた
アルメニア二日目。
ええ、完全に酔っ払い運転です、ハイ。

■エピソード③

山国のアルメニア。
二日目にひたすら続く上り坂をがんばって登ったのに、
三日目(7/25)の朝、一気に下って、目の前には再び上り坂。
もう、イヤになるくらいアップダウンの応酬なんですわ。

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昨日は酔っ払いモードだったから、麻痺して登っちゃったけど、
シラフの今日は、登れる気分じゃない。
あ~、もう登りは勘弁、
って思っていたら、目の前にタクシーが・・・

誘惑に負けました。

タクシーのおじちゃんが1kmあたり100ドラム(25円)で乗せてってやるよ、
と言ってくれたので、峠の頂上までタクシーで行くことに。

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これもまた、出会いの一つ。
タクシーのおじちゃんから、アルメニア正教や、アルメニアにあるロシア人村についていろいろ話を聞けたのが興味深かった。

ちなみに、峠の上まで距離は20km。
タクシー代は、2000ドラム(500円)。
うむむ、意外と安くすんだ。
で、やってみて思ったんだけど・・・
こういうふうにやる短距離ワープってのもアリかも。

もともと、折りたたみチャリで旅を始めたのは、
あらかじめ今日はバスって決めてやるワープだけじゃなく、
こうやってその場の思いつきで、
気軽に乗り物に乗せてのワープってのも想定してたはずなのだ。

■エピソード④

タクシーから降りて走り始めたら、セヴァン湖が見えてきた。

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標高1900mという高地にあるコーカサス最大の湖だ。
で、湖自体にはあまり興味がなかったのだが・・・
湖沿いを走っていたら、オイラの興味を猛烈に引くモノを発見。
それは・・・

ザリガニ。

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アルメニアでは、ザリガニを食べると聞いていて、
どこかで食べようと思っていたのですが、
セヴァン湖沿いの食堂で、
生きたままのぴちぴちのザリガニを調理してくれると言ってくれたので、
ココで食べてみることに。

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茹で上げられ、コリアンダーで味付けされたザリガニ

で、食べてみたザリガニは・・・
ザリガニって、泥臭い味のイメージだったのですが、
全然そんなことはなく、海老の味だった。
普通に美味い。
というか、どちらかというと、めっちゃ美味い。

■エピソード⑤

美味いといえば、トルコ東部、グルジア、アルメニアの高地に流れている天然水が、
マジ美味い。
世界中でいろんな水を飲んできたけど、
ココの天然水が世界一美味いのでは?
と思えるくらい美味い。
町の水道水はイマイチなのだが、
とにかく、山に流れる天然水は、ホント美味しい。
トルコ人、グルジア人、アルメニア人も、
みんなわざわざ車で山に登ってきて、
ペットボトルいっぱいに水を詰め込んで帰っていく。

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■エピローグ

そんなこんなで、今日は、標高2114mの峠から900mのエレヴァンまで一気に降りてきた。

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いつも思うのだが、
下り道は爽快である反面、
せっかく苦労して溜めた位置エネルギーを
無駄遣いしているようで、なんだかむなしくなる。
起伏のある大地を、登っては降り、登っては降り・・・
この一見無駄に見える努力の繰り返しが自転車旅。

ま、<一見>無駄に<見える>のは、
あくまで、<一見>であり<見える>だけ。
その裏には、このブログで綴っているように、
素晴らしい世界旅体験が隠れているんです、ハイ。

2014.07.25 Fri l アルメニア l コメント (3) l top

コメント

ああ、そういえばアルメニアではザリガニ料理有名だったなあなつかしい。あとアルメニアとグルジアあたりが世界の歴史上はじめてワインが作られた地域なんだって。すごく誇りにしてる、自家製ワイン作ってる家庭が多いし、安宿でもがんがん飲ませてもらえることもあった。滞在楽しんでください。
2014.07.30 Wed l ウガなか. URL l 編集
天然水がうまいといいワインができるんだろうね。
2014.07.30 Wed l ウガなか. URL l 編集
ウガなかさん、なるほど、ワインの発祥はこのあたりだったって説が有力なんですね。自家製ワインは、グルジアで死ぬほどたらふく飲ませてもらっちゃったんで・・・アルメニアでは、しばらくワインは見たくない気分(笑)それはそうと、天然水が美味しいから、ワインも美味しいってのは、納得ですわ。こういうモノは豊かな大地からのいただきものですからね。
2014.07.31 Thu l チャリヨシ. URL l 編集

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