本日、ゴリスを出発してカパンという町に到着。
いやぁ、アルメニア後半戦の走りが始まったワケですが、
ゴリスからイラン国境までの道はヤバイほど大変。
今日だけで二つも峠を越えなきゃいけなかったし、
明日は、朝からまた峠のぼり。
しかも、今居る標高800mから一気に2400mへ・・・
ああ・・・もうイヤだ・・・山国なんて嫌いだ。

さて、そんなアルメニア道、
走っていると、少年達によく出会うのですよ。
基本的にいい子たちなので、
挨拶したり、止まって写真を撮らせてもらったりしてるんですが・・・

IMG_8290.jpg

朝、ゴリスからの道を下っている時、
小学校一年生くらいの男の子が
オイラのことに気付き、
道の先方で手を広げて立ち、とうせんぼしてたんです。

まぁ、この国の子供に警戒心なんて抱いていないオイラですから。
当然止まりまして。
「ドーブラ・ウートラ(ロシア語でおはよう)」
と、挨拶したところ、
その男の子が、ガッツリ相棒のハンドル部を掴み
「マニー!」
と、言い放ったんですわ。
どうやら、お金を出さないと、ハンドルから手を離してくれない様子。

一応、状況的には、
<人気のない道端で強盗に出会ってしまった>
というシチュエーションと言えるのだが、
強盗役が、見かけはちっちゃな可愛い子なので、
襲われている感じはまったくしない。

「お金は出さないけど、お願いだから手を離してくれないかな」
と優しく日本語で言ったりして、なだめていたら、
どうやら、コイツはお金を出さないと思ってくれたらしく、
手を離してくれた。

ホッと、思った次の瞬間、
その男の子がフロントバックに挿しておいたコーカサスの地図を抜き取って奪って走り去っていくじゃないですか。

「なにすんねん!」

さすがに怒った。
と同時に、アルメニアの子も、こういうことをするのかと、ガッカリだった。

とにかく地図を奪い返さねばと、男の子を追いかけようとしたところ・・・

坂の下から、小学校高学年くらいの少年がすごい剣幕で走ってきた。
そして、地図を奪った男の子から地図を奪い返し、オイラに手渡してくれたのだ。

「・・・ス、スパシーバ(ロシア語でありがとう)」

どうやら、この高学年の少年は
地図を奪った男の子のお兄さんのようだった。

オイラに地図を手渡した後、
お兄さん少年が、弟をめっちゃ叱り倒して、
弟は半べそ状態。

「いや、そんなに叱らなくても・・・」
と当事者のオイラが恐縮するくらい
猛烈に叱り倒していた。

悪いことをした弟を、兄が叱る。
しかも、兄といえども、まだ小学生くらいの男の子が、だ。

この国は、やっぱり大丈夫な国だ。
この国の未来は、きっと明るい。

この兄弟の光景を見ていたら、そう思えた。
と同時に、ますますアルメニアという国が好きになるのを感じた瞬間でもあった。

2014.08.02 Sat l アルメニア l コメント (0) l top

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