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先のブログで書いたモモ・ハットでの<モモ>クッキング教室。
ここでは、一日2時間のレッスンを二日間、
計4時間かけてモモの作り方を教えてくれるとのこと。

ということで、
おととい、昨日の二日間、
モモ・ハットの厨房に入り、
ガッツリ、モモの作り方を習ってまいりやした。

モモ・ハットでのクッキング教室は午前中に始まる。
客が入る前の時間に、
仕込んでいる様子を見せながら、作り方を教えてくれるのだ。

まず、肉をぶつ切り、

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それをミキサーにかけミンチにし、

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みじん切りにした野菜や、いろんなスパイスを混ぜて味付けをする。

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さてさて、オイラとしては、
この時、どんなスパイスを入れるかってのが、一番知りたいポイントだった。
あのモモ独特の風味は、どんなスパイスを入れることによって作られているのか、
店で食べるだけでは分からなかったのだ。

で、現場を見たら・・・それは当然のことだった。

思っていた以上にめっちゃたくさんの香辛料をぶち込んでいたのだ。
そりゃ、こんなにいろいろ入っていたんじゃ、
複雑すぎて、今のオイラの舌では、わかりゃしない。

なので、もちろん、一つ一つ何を入れているのか、つぶさに聞いてお勉強。
さて、その中に、一つ、聞きなれない香辛料があった。
<ミートマサラ>という香辛料だ。

ちなみに、マサラというのは、
いくつかの単品香辛料を混ぜ合わせた複合香辛料のことを指す。

このミートマサラってやつは何が混じっているのか・・・
調べてみたら、クミンやコリアンダーなどなど、
オイラがカレーつくりによく使っている香辛料たちを混ぜ合わせたものらしい。

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カトマンドゥの町のスパイス屋には<ミートマサラ>スパイスが売っている

なるほど、これを使えば確かにカレー味になりますわ。

しかし、本場でマサラを使っているってのがちょぴり意外だった。
本場では、一つ一つの香辛料をバラバラに使い、
それによって独自の味を出しているんだと思っていたのに・・・

まぁ、最適に混ぜ合わされたものを使ったほうが楽っすからね。
こういったお店では、こういう作られ方をするんですな。

さて、それをひたすら混ぜ合わせ、キーマを作る。

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あ、そうそう、お店の人たちは、
この練り合わせた<タネ>をキーマって呼んでた。

カレー味になっているこのタネを
そのまま炒めて、ご飯と合わせれば、
キーマカレーになる、と思われる。
なるほど。

さて、キーマを作ったら、今度は皮つくり。
小麦粉を練って作ったモノを伸ばし、
包丁で適当な大きさにカット。

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それを麺棒で伸ばして皮をつくる。

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この辺は、オイラのやり方と同じだった。

で、ココからがポイントそのⅡ。
餃子って、味が大事なのは言うまでもないですが、
もう一つ、見た目ってのも結構重要な要素だと思うんですよ。

モモを食べ歩いた時、
モモにはいくつもの包み方があることに気づき、
それらの包み方を習得したかったってのが、
モモ修行することを決心した大きな要因だったんです。

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師匠の見事な包み方。美しい・・・

数多くの具を使い、バリエーション豊かなモモを出すこの店では、
包む具によって包み方を変え、中身を間違えないようにしている。
その中から、4つの包み方を教えてもらうことに。

で、この包み方レッスンでは・・・
最初のいわゆる餃子タイプの包み方からつまづいた。

餃子の包み方は、オイラ結構自信があったんですよ。
旅途中でなんども作ってきたんで、
それなりの形を作れるようになってきたと自負してた。

が、やっぱりそれは<それなり>でしかなかったのだ。

プロの作るカタチと比べると、
オイラのカタチの無様さが一目瞭然。

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奥のが師匠が包んだ肉モモ。左手前のがオイラが包んだ肉モモ。比べると差が歴然・・・

これが、プロと素人の差。

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魚モモ、ベジタブルモモの包み方。左の美しいのが師匠で、右のブサイクなのがオイラ・・・

こんなんなのに、あわよくば将来は餃子のお店を、なんて考えている自分が恥ずかしくなった。

が、と同時に、目標が見えてきて、
俄然やる気に火がついたんですわ。

「旅中に師匠のくらい美しく包めるようになってやる!」って。

そう、これが<ちゃんとできる人に倣う>ことの意味。

なんでも、自己流にやろうと思えばやれないことはない。
でも、自分でやっているうちは、自分以上のことはできない。

自分以上にできる人の凄さを
目の当たりにして、初めて自分の殻から飛び出すことができるのだ。

実は、
楽器と違って料理は自分でやってもそれなりのモノが出来ちゃうもんだから、
わざわざ人に習って修行するまでのことはやらなくてもいいんじゃないか、なんて考えてたんです。

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二日目の午前中は、ひたすら包みの練習をさせられた。「半年包み続ければ上手になるよ」と師匠。あの域に到達するには、半年もかかるのか・・・

が、それは間違いだった。

やはり、何かを極めようと思ったら、
途中で<ちゃんとできる人に師事する>ということは必須。

料理といえど、
仮にもプロを目指す心意気があるのならば、
ちゃんと教えてもらうってのは、大事なことだったのだ。

高みには、自分ひとりじゃ、登れない。

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オイラがそんなことを思っている間に、
作ったモモが蒸され始めた。

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で、蒸している間に、ソース作りを習うことに。

モモは、そのままで食べても濃い味がついているから
美味しくいただけるのだが、
ソースをつけて食べると、さらに深い味わいとなる。
で、このソースが、店によって味が違う。
このソースにより、<その店のモモ>の味が出来上がるってワケ。

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さてさて、驚いたことに、この店のソースは・・・
オイラが作るトマトベースのカレーとほぼ作り方が一緒だった。

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出来上がったものをこのまま食べたら、普通にカレーのルー。

なるほど、カレー風味の秘密はこんなところにも隠されていたのか。
キーマにはカレー作りで使う香辛料を入れ、
ソースはまさにカレールー。
そりゃ、カレー味になるのも当然ですわ。

モモとはまさに、餃子とカレーを融合した食べ物だったんですわ。

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客に出すソースは、ミキサーにかけ、よりペーストっぽくしている。ちなみに、モモ・ハットでは、レッドチリを加えてさらに辛くしたソースも用意している。

ということで、
知りたかったモモの秘密を明らかにするには
充分に実りあった二日間のモモ・クッキング教室。

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クッキングレッスン終了後、自分で作ったモモは自分で食べる。味は抜群なんだけど、形がねぇ・・・

営業中の忙しい最中、
手とり足とり、詳細に教えていただきまして。
モモハットの皆さん、
ホントありがとうございましたぁ!

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レッスン途中に営業時間に突入。客が増え、大量のオーダーが入り、厨房はてんてこまい。最後に記念写真を撮ろうと思ったのに、それどころじゃないこのバタバタ状況で、レッスン終了・・・

2014.11.27 Thu l ネパール l コメント (2) l top

コメント

本当にモモ皮のつつみかたすごい美しいですね。そしてヒダの数がめっちゃ多いですよね。私餃子作るとき平均4つぐらいしかつくりませんもの。今度なんこできるかやってみよう。でもこれって、やわらかい生の皮だからできるのかなあ。
2014.11.28 Fri l おりょう. URL l 編集
おりょうさん、師匠の包み方はホント美しいです。プロとの差はやっぱりこういうところに出るんですね。ちなみに、包む手早さも全然違いまして。僕が一個包んでいる間に、師匠は五個くらい包んじゃってました。そこでも、プロの凄さを感じましたよ。
で、ひだの数を増やす包み方ですが、普通の皮でもできると思いますよ~。ぜひやってみてください。
2014.11.28 Fri l チャリヨシ. URL l 編集

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