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オイラがなにげに映画好きということは、皆さんご存知のとおり。
ローカルな国の映画も好きでよく見ていたので(それが世界旅のキッカケになったのも事実)、
旅当初は、世界各国でその国の映画を現地鑑賞するってな目標を掲げたりもしてたんですが、
チャリ旅って意外と多忙。
5か国目のホンジュラスで早くもその目標はとん挫してしまいまして。

だったら、まぁ、せめて映画の国と言われている
世界で映画製作本数トップスリーの国、
ナイジェリア、アメリカ合衆国、インドで、現地鑑賞することにしよう
と、目標を緩めたんですわ。

で、本日、そのトップスリーの三番目、最後の国インドの映画館で
通称ボリウッドムービーと呼ばれるインド制作の映画を見てまいりました。

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ついにこれで
<世界映画製作本数のトップスリー国の現地で映画鑑賞する>
という夢を叶えることが出来まして。
映画ファンとして、感無量です、ハイ。

ちなみに、この映画館、料金は席によって4種類あるんだけど、
どれもめっちゃ安い。
オイラは二番目に安い100ルピー(約200円)のシルバー席にしたんだけど、
充分いい席だった。
(一番安いブロンズ席は、ただスクリーンに席が近いだけ)

で、今日見たのは<Badlapur>という映画。
シリアスな犯罪モノなのにクスリと笑え、
それでいてノアールの渋さがあるという見事なエンターテイメントだった。
(隣に座ってた若者たちはめっちゃゲラゲラ笑ってた。
セリフは分からなかったんだけど、話しの展開についていけたのは、
この若者たちのおかげで、笑いどころが分かったから)

簡単にストーリーを説明すると、
愛する妻と子が銀行強盗に巻き込まれ理不尽に殺されてしまった夫の復讐劇。
これだけ聞くと、よくある勧善懲悪モノかと思うかもしれませんが、
ところがどっこい、
復讐する側は最後まで苦しみを抱え、幸せにはなれないのに、
復讐され、刑務所にぶち込まれることになった犯人側が、刑務所で安らぎを覚える、
という不条理感タップリな話の展開。



ふおお、話がこう転がっていっちゃうの!?
とサスペンス要素もタップリ含まれていて、
ぐいぐい惹きつけられた。

カットとか間とか、画づくりもオイラの好みど真ん中の映画で、
ヒンドゥー語で述べられるセリフはさっぱりワカラナイんだけれども、
画を見ているだけでも、ワクワクできた。

なんでこんなに面白い映画なのに、席がガラガラやねん、
とあまりの閑散ぶりが信じられずにツッコミたくなるほど、
2時間半があっという間な、めっちゃ面白映画だった。
(インド映画はどれも長いので有名。
二部構成になっていて、途中で一回インターバル休憩タイムが挟まれる)

インド映画といえば、懐かしの<踊るマハラジャ>くらいしかイメージがなかったので、
荒唐無稽な設定とベタなアクションと突然入ってくるダンス
という、なんつーか、軽いタッチのお楽しみ映画としてしか認識してなかったんだけど、
こんなにも重厚でテーマ性がある映画も、インドでは作られているとは。

いやぁ、インド映画の認識がガラリと変わりましたわ。

2015.02.24 Tue l インド l コメント (5) l top

コメント

インド映画のよさに気づかれたようですね。20年ほど前からシリアスな社会派系映画も少しずつ増えてます、日本人の感覚にも会う映画結構あると思います。お勧めはMangal Pandey(2005)という世界史の授業で習うインドのセポイの反乱を題材にした社会派映画です。インド映画恋愛と踊るのばっかりで面白くないという日本の方に会ったらこれを薦めてます。主演・プロデューサーのAmir Khanは俳優としてスーパースターですが、ここしばらくプロデューサーとしても社会派映画を多く作っています。あと同じくインドのスーパースター俳優 Shah Rukh KhanのSwadesh(祖国)(2004)もNASAで働くインド人エリートが一時帰国中にインドの田舎・自然・貧困など故郷を再発見するというストーリーでしっとりとしたシリアスな良い映画です。これも回りに薦めてます。シリアスな犯罪物マフィア物も確かに増えてますね。正直踊る恋愛ものは私も苦手で。インド長く滞在されるみたいなのでMangal Pandey機会を作って是非見てみてください。インド人も社会派映画ではじめの頃はあまり好きでなかったようですが、ずいぶん受け入れられるようになってきています。そういえばインドでの社会派映画で世界でも日本でも有名になった走りはサラームボンベイ(1999)だと思いますが、これはインドでは評判良くなかったということです。インドで知ってる人は多くないと思います。僕は良い映画だと思いましたけど。
2015.03.01 Sun l ウガなか. URL l 編集
おっとごめんなさい、サラームボンベイは1988年でした。けっこう前ですね。
2015.03.01 Sun l ウガなか. URL l 編集
ウガなかさん、ええ、インド映画のよさに気づいちゃいました。社会派路線のインド映画はなかなかよさそうなのが多いみたいですね。ウガなかさんがおススメするMangal Pandey(2005)は、Mangal Pandey : The Risingってやつなのかな?これなら、動画で検索したらYoutubeにフルで置いてありましたよ。ネット環境がいい時に見てみます。Swadesは映画の一部がYouTubeにあったので見てみましたが、これもよさそうですねぇ。電車のシーン、これだけで結構惹きこまれましたよ。あと、サラーム・ボンベイか。いやぁ、インド映画も追及していくとなると、こりゃ、ホント、インドはなかなか出れそうにもないです(笑)
2015.03.01 Sun l チャリヨシ. URL l 編集
インド映画けっこうYoutubeに上がってますね。Swadesも画像が悪いのがYoutubeにありました。SwadesもMangal Pandeyも大ヒットとは行かなかったようです。インド人やネパール人に聞くと、映画って言うのは金を払って夢や楽しみを得るものであって、シリアスな社会派テーマは嫌煙されるようです。ドンパチアクション(シリアスマフィア物もここに入る?)や、ハッピーエンド・コメディ・恋愛物が今でも主流です。
2015.03.01 Sun l ウガなか. URL l 編集
ウガなかさん、ええ、YouTubeで結構見れちゃいますね、インド映画。でも2時間半以上あるのが普通だから、パソコン画面でみるのはちとシンドイ。大画面、そして映画館で見るからこそあの尺が耐えられるような気がします。そして、インド人のお金を払って見に行くんだから、社会派映画なんて見たくねぇやっていう気持ちは、まぁなんとなくわかりますわ。僕らからすれば、インドの生活や社会情勢が垣間見れるのが、面白いんですケド、彼らからしてみれば、現実でもっと大変な目に遭っているんだからそんなの映画で見せられても、って感じなのかもしれません。実際、僕が見に行った社会派映画は、ガラガラでしたからね。
2015.03.01 Sun l チャリヨシ. URL l 編集

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