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タブラー修行70日目、毎日6時間太鼓を叩き続けた結果、
ようやく<太鼓を叩けるようになった>と実感できるまでになった。
(いや、まだ人に聞かせるにはこっぱずかしいレベルではあり、
自分の中の実感としてのお話です、ハイ)

<太鼓を叩けるようになった>と思える階段に昇れた途端、
これまでがんばってきたように思っていたタブラー以前の打楽器修行が、
単に<太鼓を知ることができた>に過ぎないレベルだった、ということが分かりまして。

今までは今までで
必死に修行してきたつもりだったんだけどなぁ・・・

そう<つもり>だったのだ。

今までの修行は
修行ごっこをしていたに過ぎなかったんだなぁ、と。

いや、誤解されると困るので弁解しておくと、
これまでの師匠が悪かったワケではない。
オイラが巡り会った師匠たちは素晴らしい人たちだった。
ただ、オイラ自身の心構えがダメだったのだ。

上手くなれる斬新な方法を知りたい
太鼓の腕を短時間でメキメキあげてくれる何かがあるはずだ

なんて思っていたし、

太鼓を習うたびに、
「時間がないので、手っ取り早く派手なテクニックを教えてください」
ってお願いしていた。

それはまるで、痩せたい人が次から次へと手軽な新手のダイエット法に手を出すのと同じ。

ビリーズブートキャンプをやり
リンゴダイエットをやり
巻くだけダイエットをやり・・・

こんなことを繰り返しても、結局痩せはしないじゃないですか。

簡単で短時間でメキメキ効果がでる斬新な方法なんてありはしないのだ。

太鼓も同じ。
いろんな打楽器をちょっとずつやって、派手なテクニックを沢山教えてもらっても、
本当の意味で叩ける実感が持てるようにはならなかった。

でもね、そういう安易で効果的にみえるものを求めちゃうのが、人間のサガなんす。
特に、次から次へと<それっぽいよさげなもの>が提示され、
<実際の効果>よりも<効果がありそうという幻想>を売り物にする
現代消費社会に踊らされっぱなしな人間だったオイラならなおさらに。

で、今回の修行で、ようやくその呪縛から逃れることができた。
そういう安易な方法に手を出し続けても、
ちょっとしか効果なんて出りゃしない、ってことにようやく気づけたのだ。

今回、ようやく気づけたのは・・・
予定した修行滞在を延長したことで、
長期的にジックリ<本質>を教えてもらうレッスンへと移行したから。

延長した後、師匠の教え方が変わったってのは、前のブログに書いた通り。
同じリズムを延々1時間半、
それを1か月間、毎日レッスンはじめにやらされているんですよ。

毎日同じリズムを延々1時間半もノンストップで叩き続け・・・

短期間でメキメキ効果が出る斬新な方法とは真逆な、
時間がかかり、毎日これをやる意味に疑問を持たざるを得ない、地味な方法。

だが、この練習のおかげで、
1か月後の今、<太鼓を叩けるようになった>と実感が持てるようになった。

太鼓が叩けると思えるようになるのに必要なのは、
派手なフレーズの叩き方を沢山知るコトなんかじゃなかった。

安易で斬新な方法に惑わされちゃいけない。
結局、愚直な方法が、唯一かつ一番の上達する方法なのだ。

が、実際、こういうことが頭でわかっても、
自分だけでこの愚直なやり方をやっていくのは難しい、と思う。

実際、オイラも、愚直が一番、なんてことは頭では分かってはいたのだ。

が、自分だけでは毎日同じリズムを延々1時間半もノンストップで叩き続けるなんてことはできないし、
例えやれたとしても、
自己流で間違ったままやり続けてしまっては、全く効果がない。

効果があったのは、
<インドでずっと受け継がれているタブラー修行法>
という正しい道を知っている
師匠の下で修行をしているから。

本当に上達したいのなら、
こういうのは、自分だけでは絶対やらないほうがいい。
ちゃんと導いてくれる人の下でやったほうがいい、と強く思う。

自分だけで掴むノウハウなんて浅はかなもの。
それに比べて、先人たちの知恵の積み重ねというのは、奥深いものなのだ。
誰かに師事するというのは、その知恵を授けてもらうこと。

そして、その知恵を本当に学ぶには、
それ相応の時間をかける覚悟をして臨まないといけない

・・・ってことにもようやく気づきまして。
呆れるくらい長い旅をしているにも関わらず、
肝心なことに時間をかけなくてどうする、ってことなワケですよ。

今回3か月ビザがもうすぐ切れちゃうんで
タブラー修行が一旦終わりをむかえちゃうんですが、
まだまだ、グルジーの下でタブラー修行をしなくちゃ、なワケですよ。

ということで、
5月7日にタイへ飛びますが、
タイ、マレーシア、インドネシアを巡った後、
スリランカを経由して、再びインドへ戻ってくるつもり。

今度こそ、6か月ビザ取らなきゃ。

2015.04.30 Thu l インド l コメント (0) l top

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