
前回のブログでは
大興奮のマンタ遭遇話を
とりあえず速報でお伝えしようと
(っていうか、単にオイラが早く話したかっただけ)
愛しきマンタとの遭遇話だけに絞って綴っちゃったんで、
今回改めて、バリ島ダイビングの全てをお伝えします。
今回は、マンタに遭える気が相当高まっていたので、
その姿をしっかりと写真に収めるべく、
ウォータープルーフカメラをレンタル。

結果的にはこれが大正解。
憧れのマンタとの遭遇瞬間がバッチリ撮れたし、
なにより、
今まで適当にしかお伝えしてこれなかった
海の世界をようやく鮮明にお伝えできるようになりまして。
さてさて、今回はボートダイブ。
マンタが見れるという
マンタポイントはレンボガン島の隣の隣の島である
ペニタ島にあるので、
1時間ちょいかけて、ポイントまでボートで移動。

到着したポイントで
バックロールで海の中へ。

プランクトンが多いせいか、
思っていたほど透明度がない。

こりゃ、例えマンタが現れても、
相当近づいてくれないと
ワカラナイよなぁ・・・

このポイントでのダイブは、
やってくるマンタを待ち構えて見るのが目的なので、
基本的には、水中でステイ状態となった。

このじっとしているってのが
オイラ、結構苦手。
泳いでいる状態なら
まだバランスがとれるのだが、
じっとしていろと言われると、
バランスが取れずにじっとしてられなくなるんですよ。
しかも、ココ、結構水の流れが激しいから、
体が勝手に持っていかれちゃうし。
と、体制を整えるのに四苦八苦していたところ、
インストラクターのアリスンが、前方を指さした。
見ると、黒いデッカイ影が!

ふぉぉ、あれがマンタ?!!!
しかし、体のバランスがとり切れないオイラは、
そのマンタに近づけない。
そのまま、そのマンタはユウユウを泳いでどこかへ行ってしまった。
ああ・・・
しばらくしたら、再び、前方にマンタの影。
しかも、なんと今度は三連隊!!!
しかし、また遠い・・・

そして、またしても、近づくことができず・・・
ああ、なんてこったい。
せっかく逢えたというのに、
オイラのダイビング技術が未熟であるがゆえに
チャンスを逃してしまうとは。
もっと潜って技術を鍛えておけばよかった。
これは悔やんでも悔やみきれない・・・
と、横にいたアリスンが上を見ろとサインを送ってきたので、
見てみたら・・・
!!!!!!!!!

海面の明るい光をバックに巨大なマンタの姿が目の前に。
う、美しい・・・
これ、この姿が見たかったんです。
この瞬間、無我夢中で切ってたカメラのシャッター。
最高の一枚が撮れていた。
ただ、ちゃんと撮れていたのは
この奇跡の一枚のみ。
この後、興奮しすぎて、
エアを吐き出し過ぎて、
撮れてたのは、泡ブクブク写真ばかり(笑)


その後も、
次々と現れるマンタ軍団。

いやはや、想像していた以上のマンタ遭遇率。
素晴らしいぞ、ここ。

だんだん慣れてきたオイラは
マンタにどんどん近づけるようになっていく。

最高のひと時だった。
この旅で一番至福の時だったかもしれない。
さて、そんな大満足のマンタポイントダイビングを終え、
次に向かったのはクリスタルベイと呼ばれているダイビングポイント。
本日2ダイブなので、二本目のダイビングだ。

こちらは、オイラにとっては完全におまけだった。







マンタポイントよりも透明度があったので、
海の中の景色としては、綺麗に見えたけど、
全然興奮できなかったのだ。
うむむ、これからどこでダイビングをしても、
もう、モノ足りなさを感じちゃうようになっちゃうのかも。

まぁ、オイラのダイビングの目的だった
マンタに最高のカタチで逢えたワケですし。
ダイビングはこれで終えても、もう悔いはない。

・・・ん?
目的を綺麗なカタチで達成できると
こんな風にすがすがしい気持ちで、
止める踏ん切りがつくものなのか。
チャリ旅の終わりも、
こんな気持ちになれたらいいな。