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本日1月18日、今回のタブラ修行のラストレッスンが終わった。
140日間(約5カ月)もの長い間、毎日指導していただいた、
ケシャヴ師匠には、ただただ、感謝。

ケシャヴ師匠には、
単にタブラを教えてもらう以上に、
音楽の奥深さ、楽しさを教えてもらった。
いや、それ以上に、人生の正しい生き方も教えてもらった。

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師匠の奥さんは、超絶料理上手。毎日美味しいカレーをご馳走してもらっちゃってました

さてさて、5か月間も修行したんだから、
さぞかし、タブラが上手くなっているんでしょ、とお思いになると思いますが・・・
でも・・・タブラって楽器は5カ月やったくらいでできるようになるものではないのですよ。

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インドの弦楽器シタール修行に来ているヒロタさんと合奏

もちろん、1年前のオイラと比べれば、
格段に出来るようにはなっているのだが・・・
ちょっとできるようになってきたからこそ、
逆に、できない自分を自覚できるようになってしまった。

まだまだ、なんですわ。
もっと、上手くなりたい。

だから、ホントはレッスンを止めたくはなかった。

師匠の下で引き続き修行に励めば、確実に上手くなれるはず。
チャリ旅の方を止めて、タブラレッスンを引き続きやるべきか、と、
この2週間、真剣に悩み続けた。

そんな悩みを師匠に相談したら
「基本は全て教えた。
ヨシにとって次に必要なのは、教えではなく、自己練習だ。
教えられたことを、すぐに全て理解することは不可能。
教えたことを消化しきれてないだろう?
自分で練習を始めて、しばらく経ったら、
『そうか、あの時グルジー(師匠)が言っていたことはこういうことだったのか』
と突然理解できるようになる。
そうなってやっと基本編が終わる。
そしたら、戻ってこい。
応用編だ。次に、これを教えてやる」
と、超絶プレイを披露してくれた。

そうなのだ。
今までのオイラを振り返ったら、それは当然じゃないか。
「ナの音が分かった」って言いながら、全くわかってなかったっていう繰り返し。
結局、今分かったって思っていることも、ちょっと時間が経ってみると、
それも違ってたってことばかり。

とりあえず、このままレッスンを引き続けたとしても、
数カ月延ばしたくらいじゃ、まだまだ充分になんかなれない。
基本編を終えるだけで、あと最低2年くらいの時間が必要なのだ。
だから、一旦、レッスンは終わらせて、旅を再開することにした。

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3代目タブラ。2代目は練習のし過ぎでダメにしてしまった。

「ここを離れても、毎日最低2時間の練習は欠かさずやれ」

というのが、師匠の別れの言葉。

今までのオイラだったら、
旅が始まったら旅を優先してしまい、太鼓練習に1日2時間なんて取ってられなかっただろう。
が、今回のオイラは、ちと違うぜ。

日本にいた時は、
ドラム入門書とか読んでも、教則ビデオを見まくって勉強した。
でも、できるようはなれなかった。

こういった本やビデオだけだと、
「目には見えない部分での努力や行動、勉強をすっ飛ばして」しまうからだ。
「次々に本やビデオを買っては読んで見て、何となく自分が凄い人になったような気になるだけで、実は何もしない」
という状態に陥ってしまっていた。

本やビデオじゃダメだ、と思い、
世界旅に出て、直接人に習う楽器修行をあちこちでやったけど、
それでも、出来る自分にはなかなかなれなかった。

結局、直接人に習う時も、
「目には見えない部分での努力や行動、勉強をすっ飛ばした」
部分しか見なかったからだった。
「次々にテクニックを習って、何となく自分が出来る人になったような気になり、後は何もしない」からだった。

140日間のタブラ修行で、
愚直に、1日7時間太鼓を叩き続ける努力生活を送ってやっと分かった。

結局、上手くなるためには、地道な努力をちゃんとやらないとダメなのだ。
一夜にしてあっという間に上手くなる魔法のようなテクニックなどないのだ。

当たり前のことに、やっと気づいた。

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旅先で練習できるように、4代目となる軽量タブラを新たに購入。軽量と言っても・・・タブラとして軽量なだけであって、総重量は5kgもある(涙)。今後は、これを持ち運んで、個人練習に励みます、ハイ。

だから、やります。
これからも、毎日最低2時間の地道な個人練習を。
そして、2年後、完璧に基礎編をマスターして、師匠の下に戻ります。
あの超絶プレイ・・・
いや、もっともっと音楽の奥深さ、そして人生をさらに楽しく生きる方法を教えてもらうために。

2016.01.18 Mon l インド l コメント (0) l top

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