二晩お世話になったゴウくん宅を出発。
アカネさんとカエデちゃんに見送られながら向かった先は
・・・バスターミナルでした。
先のブログで書いたように、
今回のベトナムはノービザで入っているため、
滞在日が15日しかない。
ホーチミンからハノイまで1,800kmもある縦長なベトナム。
1日マックス100kmペースのオイラのチャリでは、
絶対に走り抜けられない距離なのですよ。
というワケで、バスワープ。
一気にベトナム中部のフエという町までバスで行くことに。
フル装備のチャリ姿でバスターミナルに入ったオイラに
「ダメダメ、自転車なんて積めないよ」とバス会社のおじさんが言う。
ええ、そう言われると思ってました。
ただ、そういう時でも、たたんでしまえば
「お、それならOK」と言ってもらえるのが、
折りたたみチャリのいいところ。
今回も、もちろん、たたんだらOKサインが出て無事乗車。
荷物を下につめこみ、いざバスへ。
アカネさんとカエデちゃんと最後のお別れ。
ホント、お世話になりました~。
せっかくなついてくれたカエデちゃんと別れるのがめっちゃ寂しい。
とにかく、ゴウくんにもめっちゃ楽しい時間をありがとうとお伝えください。
別れを惜しみつつ乗り込んだバスは・・・座席が寝台仕様でフラットシートになっていた。
フエまで24時間かかると言われたけど、これなら、めっちゃ快適に過ごせそうだ。
さて、オイラが買ったチケットは一応食事つきとのこと。
バスが出発してしばらくしたら、パーキングエリアにバスが停まった。
「ココで昼飯だよ」と乗組員のお兄さんが教えてくれたので、降りる。
で、案内された一つのテーブル。
ココには、同じバスの乗客が7人くらい相席で座っていた。
さて、何を頼もうか、メニューを見せてほしいな、なんて思っていたら・・・
そこに、問答無用で、7皿の料理が運ばれてくるではないですか。
どうやら決められた大皿料理を皆さんでつついて食べるスタイルのようだ。
いやぁ、各国でバス旅をしてきたが、
途中休憩でこんな感じで相席料理を食べることになったのは、初めて。
もちろん、料理はどれ食っても美味い。さすがベトナム。
しかし、これはこれで、なかなかいいもんだな。
オイラは言葉は通じないけど、同じ釜の飯を食うことで、
その後、なんとなく、バスに乗っている人たちが身近に感じれるようになり、
バス内の居心地がよくなる。
で、翌日、朝8時半過ぎにフエに到着。
結局22時間のバス旅だった。
まぁ、長いっちゃ長いが、ひたすら寝てたし。
なんだかあっという間に到着してしまった気分。
宿にチェックインして
早速フエの町を散歩。
ベトナム最後の王朝の都だった古都フエ。
王宮、寺院、皇帝廟など、立派な建物が建ちならぶ風格ある町。
喧噪の大都会ホーチミンとはうって変わって、
なかなか落ち着いてていい雰囲気。
オイラ的には好きな感じの町だ。
で、早速旧市街の王宮跡に行ったが
・・・まぁ、お金を払って中を見るほど興味はそそられなかった。
ベトナムは完全に花より団子状態。
観光に回す金があるのなら、その分、美味しいベトナム料理を食べるのに費やしたい。
フエに来たのは・・・
ふふふ、ベトナム料理の中でも特別と言われる<フエ料理>を食べるために来たのだ。