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中国では電車移動のほうが断然安い。
バス移動に比べれば半額以下で同じ場所に行けるのだ。

なのに、オイラはいつもバス移動。
なぜ安い電車を使わない?

え~と、
オイラの長年の旅の直感から、
中国の電車移動は、なんか不穏な予感がしてたんですよ。
一度も使ったことはなかったんですけどね。
メンドクサソウな匂いがプンプン匂っていたんです。

だから、避けていたんですが・・・
今回、西安から洛陽へ向かう行程を、
やむを得ない事情で電車に乗ることになってしまいまして。

やむを得ない事情とは・・・

西安から洛陽へ向かうには
当然バスで行こうと、
前日にバスチケットをちゃんと買ったんですよ。
ただ、洛陽行きは売り切れってことだったんで、
洛陽の近くにある河南省の省都である鄭州行きのバスチケットを。

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で、次の日、
バスに乗る気まんまんでバスターミナルへ行ったのに・・・
鄭州行きのバスが来るはずの9番にはバスがない。
出発予定の10時になってもバスはこない。
そして、そのまま9番の表示は10時半発の万州行きのバス表示に切り替わってしまった。

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え?
どういうこと?

慌てて、傍にいた係員のおじさんに聞いてみる。
観光地西安なので、かろうじてカタコト英語で会話ができる。
どうやら、バストラブルで今日の鄭州行きのバスはなくなったらしい。
場内アナウンスでは流れていたらしいのだが、
中国語が分からないオイラは当然聞き逃していたワケだ。
ちなみに鄭州行きは一日一本。
今日、ここからバスに乗って鄭州へ行く術はなくなってしまった。

「アイム・ソ―リー」
と言って、おじさんは、オイラのチケットを払い戻してくれ、
「鄭州や洛陽行きは、電車なら頻繁に出ているよ。駅へ行ってごらん」
とアドバイスしてくれた。

う~む、
電車は嫌な予感がしてたから避けていたのだが、
この流れは、
電車に乗ってごらん、実は電車も快適よ
と、旅の女神が誘ってくれているのかもしれない、
と思い、駅へ行ってみることに。

が、やっぱりやめておけばよかったのだ。
明日か明後日発になっても、バスで行くべきだったのだ。

・・・と気づくのは、洛陽行きの電車の切符を買ってからだった。

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まず、バスターミナル以上に厳戒厳重で入りづらい入り口。

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X線チェックのため、
荷物を全部降ろし、ベルトコンベアに乗せる。
と、ここで、係員のお姉さんが
「このバックを開けて」と調理用具が入っているフロントバックを指さした。
バックを開けて中のものを取り出して見せると、
「ガス缶は持ち込み禁止。没収ね」
と、タイのバンコクで、やっとの思いで仕入れた
クッキング用のガス缶を2缶とも取りあげられてしまった。
持ち込みチェックはバスの比ではない。
飛行機並にキビシイ。

え~、1缶はまだ使ってすらいないのに・・・

バスだと、ノーチェックだったのになぁ。
まぁ、本来持ち込みNGらしいスパナとかを
温情で見逃してもらっただけでも、ありがたかったと思うべきなのか。

それにしても、中国共産党さん、
ここまでするとは、なにをそんなに恐れているのだ。

さて、そんなこんながありながら、駅構内へ。

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で、待合場所で待つことになったのだが、
プラットフォームへは電車到着5分前まで入れてくれないらしい。

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まぁ、プラットフォームがすぐそばにあるのなら大丈夫か、
と思っていたのだが、甘かった。

待合場所のゲートが開くと・・・
その先は、なんと登り階段。
よくある駅の高架橋構造になっているワケだ。
しかも、オイラが乗る電車は一番奥のプラットフォーム。
めっちゃ遠いワケですよ。

ゲートが小さいから、
チャリは折りたたんだまま。
荷物は全部担いで持って行かねばならない。

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超ヘビー級の荷物たちを
オイラ一人で持って運べるのは30mくらい。
それ以上の距離は無理。

困っていたら、オイラの後ろに居た中国人のお兄さんが
なにやら中国語で話しかけてくれた。
どうやら手伝ってくれるらしい。

お兄さんのおかげで、なんとかプラットフォームへ辿り着けた。
電車が見える。
が、オイラが乗る車両は5番。
近くの車両ナンバーは16番だった。

ぬおお、ここから先もまだ長い。

荷物運びを手伝ってもらっているとはいえ、
まだまだヘビー級なオイラの荷物。
階段を上り下りするだけで、すでにオイラの体力は限界にきてしまっていた。

しかし、もうすぐ発車してしまいそうな
電車になんとか乗らねばならない。

気持ちだけが焦る。
もはやなりふりかまってられず、
火事場の馬鹿力を振り絞りながら、
相棒チャリをひきずるように持っていたら・・・

今度は駅員さんが中国語で話しかけてきた。
どうやら、手伝ってくれるらしい。

お兄さんと、駅員さんのおかげで、
なんとか5番車両に到着。
荷物を投げるように車両に入れた瞬間、
プシューと、ドアが閉められた。

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ふ~、ギリギリ間に合ったよ・・・

お兄さんと駅員さんには
とりあえず反射的に「謝謝」と言っておいたけど、
気持ちが完全にテンパっており、
充分に感謝の気持ちを伝えきれなかったのが悔やまれる。

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さて、走り出した電車。
ドア開閉係のお姉さんが、ドアのところに荷物を置かないで、という。
しかし、座席部は狭くて、荷物を置くスペースなんてない。
しょうがないので、連結部にある洗面所の脇に積むことに。

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一応、オイラの席もあるのだが、
揺れる電車で荷物が倒れてしまうので、
洛陽までの6時間、ずっと荷物の脇で立ちっぱなし(涙)

ああ、やっぱり、中国の電車旅はめんどくさかった。
チャリを持っての電車旅は、インド以上の大変さだよ(涙)。

と、ここまででも、充分にツライ試練だったのが、
今日の試練はこれでは終わらなかった。

なんと、到着した洛陽は、雨。

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まぁ、ぽつぽつ雨だったので、
雨装備にして出発しようとしたら、
駅ゾーンから出るところが、細くなっていて、
フル装備のチャリでは通れなくなっている。
ふおお、超絶めんどくさい。
中国の駅の造りは、とことんチャリフレンドリーには出来ていない。

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荷物を取り外して通るのに手間取っていたら、
雨が本格的に降りはじめ、
なんと、雷まで鳴り響く土砂降りに。

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あ~、今日は一体何なんだ?
なぜ、こうまでオイラに嫌な思いをさせるのだ?

すべては、鄭州行きのバストラブルから始まった。
あのバスさえちゃんと走っていれば、
その後、次から次へと襲い掛かるトラブルは全て回避できたのに・・・
まさに、あれこそ運命の分かれ道だったんだな。

荷物を持ってくれたお兄さんと駅員さん、
中国人の優しさに触れられたのはよかったんだけど・・・

でも、ホント辛すぎた。
もう、中国の電車旅withチャリはこりごりだ。
二度と乗るもんか~!

※こんなに大変だったのは、オイラの荷物が多すぎたから。中国電車旅、荷物が少なければ、割と快適なので、おススメですよ。トイレ洗面所、お湯マシン、ワゴンに乗せた車内販売等々、いろいろ車内にあって便利。トイレが横にあるのにわざわざ洗面台で小用をたす男の子とか、カオスな中国の日常も垣間見れます、ハイ。

2016.06.05 Sun l 中国 l コメント (0) l top

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