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山西省に寄り道したのは間違えたかも、
と思ってしまった理由は前回のブログに書いたとおり。

しかし、まぁ、せっかく来たんだから、
名物と言われる山西の麺でも食っておくか、と
出発前に、朝、通り沿いにあった適当な店に入って
<大椀面>なるものを頼んでみた。

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オイラ、餃子は死ぬほど好きだが、
麺類にはそんなに思い入れはない。

なので、ここで頼んだ麺料理も、
せっかく来たのだから、という流れで食べることにしただけ。
期待なんてまったくしていなかった。

で、運ばれてきた大椀面は、刀削麺だった。
ウイグル自治区で一度食べた刀削麺。
作り方は面白かったが、味はイマイチだったので、
ハマるまでには至らなかった麺だ。

なので、刀削麺かぁ・・・
と、若干ガッカリしながら、麺を口にした瞬間、
驚きの味と食感が口の中に広がった。

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な、なんだ、この美味さは!?

モチモチしていて、プリップリ。
そして、めっちゃコシがある。
日本で言うラーメンとは違って、どちらかというと、うどんに近い食感だ。

さらにその激ウマ麺にかかってるタレというかソースが絶品だった。
山西麺の特徴は、麺は汁に浸さず、タレ的なものをかけるだけ。
日本で言うラーメンとは違って、どちらかというと、パスタに近い食べ方だ。

中国麺に抱いていたイメージを
ことごとく覆してくれる麺を前にしたら、
今日出発するなんて気は吹っ飛んでしまった。

ふおお、山西省に寄り道してよかったぞ。
そして、もっと、山西麺を食べたい。

ということで、出発は延期。
宿の延泊手続きをした後、
山西麺の真髄を調査すべく、
ロンプラに載っていた太原の麺の名店<太原面食店>へ。

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この店のメニューにはいろんな種類の麺があった。
刀削麺、一根麺、猫耳麺・・・

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山西麺って、こんなにもバリエーションがあったとは。
後から調べたところ、
山西省には、麺の作り方や麺料理の種類が400種類以上もあるといわれているらしい。

ふおお、選べないよ。
どれも食べたい。

という、お客が多いのだろう。
6種類の麺を一度に出してくれるセットメニューがあったので、
それを頼むことに。

で、出てきたのがこれ。

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6種類のいろんなカタチの麺とともに、
3種類のソース(タレ)、
3種類の付け合わせが出てきた。

麺とは細くて長いモノという固定概念を崩してくれる独特の形状。
そんな麺たちが、どれも汁っ気なしが出てくる。

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その麺に、お好みで、ソースと付け合わせをのせて食べるのが、山西麺のスタイル。

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さてさて、食べ比べてみると・・・
麺の素材や、ソースによって、味は変わるのだが、
それ以上に、カタチが違うと、食感が変わるのに、驚かされる。
う~む、これは新発見であり、興味深い体験だ。

ということで、
すっかり山西麺にハマってしまったオイラ、
麺を食べ歩くために延泊に延泊を重ね、
太原に5泊もしてしまったのです、ハイ。

そんな食べ歩き山西麺の中で一番衝撃的だったのが、
莜面(ヨウメン)と言われる燕麦のせいろ蒸し麺だった。
せいろの上に蜂の巣のような形状で並べられたものは、なんと麺。

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実は、山西地方は、黄土高原と呼ばれる標高1,000m前後の地帯にある。
黄土高原は、「三逃の大地」と言われており、
春の強風が畑の土を奪い、夏の豪雨が肥料と作物を押し流してしまう地とのこと。
昔は、作物を育てるには適さない地だったのだ。

そんなやせた大地でも育つヨウマイ(エンバクの一種のオートムギ)、
これが、山西省の麺文化の元になったとのこと。
このヨウマイをなんとか食べやすくする知恵として、
いろんな麺が考えられたのだ。

その中の一つが燕麦のせいろ蒸し麺、莜面(ヨウメン)。
蜂の巣の巣のひとつひとつが箸ではぎ取れるようになっており、
これをトマトベースのソースにつけて食べる。

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美味いし、なにげにこれだけで、十分腹いっぱいになる。

ヨウマイは油分に富み、
腹持ちがいいいことから「ヨウ麺三十里蕎麺十里」とも言われているらしい。
ヨウ麺を食べると30里歩くことができるが、
蕎麺では10里しか歩くことができないという意味だ。

いやぁ、知れば知るほど、中国の食文化の深さには恐れ入るよ。
それにしても、食の衝撃は、本場に来て現地で作られたモノを食べないと味わえない。
中国に来て刀削麺を食べたからと言って、刀削麺を食べた気になるのはビミョー。
山西省に来て刀削麺を食べないと、刀削麺を食べたことにはならない、
っていうのが、オイラの辿り着いた実感。
衝撃味の宝庫である中国で食べ歩き旅をして、つくづくそれを感じますわ。

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2016.06.11 Sat l 中国 l コメント (0) l top

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